7月の三土会で、マイクの足は細くした方が床の振動が伝わらなくて良いよ、というご指導を受けたので、試作してみました。 元はNo.361/361で投稿したマイクです。裏板を作りなおして、ダイソーのゴムを切って植えてみました。
まず、材質は金属製かセラミックス製の硬くて鳴きの少ない材質を選ばないと、べニアならべニアの音、ゴムならゴムの音になります。それゆえ純正のアムクラウン製のpzmマイクの裏は四スミに1mm以下の薄い滑り止めのゴムにしています。その理由は、床の振動と一緒にマイクむ振動を伝えさせて、床振動雑音を抑えるためです。このようにすると、プレーヤーの足音が、カッ、カッと客席で聞こえるのに対し、PZMマイクでは、クッ、クゥと床雑音が減少するのです。各社のバウンダリーマイクの板の材質は表面は荒い仕上げで、重い金属板を使っています。軽いプラスチックや木の板は使っていませんし、ティップトゥのようなのは付けていません。床雑音が反対にひどくなりますよ。ご助言した方には申し訳ないですが、PZMやバウンダリーの大切な原理の一つをご理解されておられないと思いました。一番手軽な方法?は床に微動だにしないように固定することです。踏まれたら、涙も出ないくらい意気消沈しますけどね。