偶にあるかなという程度ですが音量が大きい超低音を再生したときに「音飛び」がする原因を調ました。オシロスコープを持っていないので確定ではありませんが、色々と実験した結果は超三結の内部インピーダンスが低いことにより超低域ではEL34Bのカソード電圧が変動し、これがFET保護電圧(下側12AX7Bのグリッド)を通して回路全体に影響しているような感じです。対策としてFET保護電圧の定電圧化をしてこの「音飛び」という現象は無くなったようです。本来であればDC電圧を下側12AX7Bのグリッドに加えるべきですが、新たに作成するのが困難であることもありEL34Bのカソード電圧をそのまま利用したのが問題だったようです。それと、EL34Bのカソードについている1000μF25Vですが、超低域ではリップル電圧が相当大きくなる可能性がありますので25V耐圧では不足かも知れません。ということで、オシロスコープが無いので何Vの耐圧が必要なのか良く分かりませんが、超低域を一杯聴くのであれば容量抜けに注意願います。(汗)