田村さんがかなりご立腹のようなので・・・。以前、真空管の耐久性がどのぐらいかを確かめるためにわざとグリッド電流を流した利用をしばらく続けたことがあります。しかし、途中でやめてしまいました。かわいそうな気がして心理的にできなかったのです。真空管は所詮は「モノ」です。金で買ってそれを叩き割ろうが、ガスの火であぶってガラスにひずみを作って、ちょっとしたはずみに壊れやすいようにしようが、出力管を真空管抵抗として使おうが。しかしぼくにはそれはできません。定格外での寿命については、以前統計的なものを見た気がしますが、それも定格「以上」の利用だったと思います。数値でどれだけかと言うことは、お示しできません。真空管は消耗部品ですが、一週間に一回程度の使用であれば、10年以上はかるくもつでしょうね。その寿命が半分になったとしてもさらには10分の1だったとしても、それでもいい、と思ってお使いになられるのは誠に自由だということはすでに書いた通りです。田村さんにここで「2分の1になります」といったところで、あなたは、「そうだとしてだからどうした」とお答えになるはずです。それはまったく論理的な流れなのであって、本当に知りたいわけではないのに、相手が答えられないような質問をするのは、さらに議論を混迷させるほかには、ご自分がそういった配慮をかくほど感情的になっているということを示すだけの効用しかありません。ただ、軽い使用が、真空管にとっても負担が軽いと誤解されておられる方がおられた(しかも田村さんのようにお認めいただいた方だけでなく、天動説を信じない人がアメリカにまだいるように、それを決して認めようとしない方もおられることも)ことはこれまでの議論で明らかになったわけで、それは誤解としか言いようがないのです。定格以下でも真空管にはかわいそうなのだということを認識してもらいたかっただけです。もちろん、ぼくは先生でも何でもありませんので、これを信じるかどうかは、ご自由ですし、プレート材質ごとにさらにご研究を続けるのも結構かと思います。それから、211のような小型送信管をオーディオに転用するメリットは、高圧での直線性に期待してのことで、低圧部分では、通常の受信管と同等かそれを下回ると思います。さすがにMJ誌の作例はこのことを踏まえて解析されておられたかと思います。単に低圧でも音がでた、ということではなかったかと。もちろん、音がでればそれでよし、とする立場もあるでしょうし、それが受信管と同じ程度の音で何が悪い、という反論もあり得るでしょうね。でも、それでは、出力管を遅延動作のためだけに使ったりするのと同様、その素子が泣くというものだとぼくは思います。値段が安いから、どうつかってもいい、とはぼくは思いません。これは、考え方の違いですから、今後議論してもお互いに歩み寄りはないでしょうね。ただ、こういった、特性とか寿命についてのトレーディングオフも考慮せず、そのことを指摘したときに感情的に反発するのならそれは幼稚だと言わざるを得ないと思いました。幼稚で何が悪いといわれれば、それまでで、そういわれてしまえば、一切の議論は不可能になります。「およそ趣味が幼稚・・・」というのは論理の飛躍で、趣味一般に広げなくとも、真空管アンプを幼稚でないように、つまり「作りました、音が鳴りました、みてください」でないような楽しみ方があるし、多くの方はそれを指向しておられると思います。デッドコピーから初めて、ロードラインを引いてみるというのはその様なベクトルの方向にあるわけで、ただ、知識と経験が不足しているのであれば、周りがそれを補うのが、こういった趣味の集まりのメリットではないかと愚考する次第ですが。また誰が「責任者」かという責任の帰属を問題にしたわけでもありません。この板では、村嶋さんがつねに応答しているし、作成された方々も、おおむね、同氏のアプローバルを求めており、実際にもそうだったから、「いいですね」と誉めるだけでなく、問題性をもしお感じなら指摘されるのが同僚としての親切というものではないか、と思っただけです。ぼくには、フィラメントだけでも相当な電力消費になる小型送信管を木製のシャーシにのせるのはもってのほかと思うし、さらに金属シャーシの両脇を木片で挟むこと自体も問題だと思っています。モノであっても尊敬と愛情をもって接して欲しいし、その背景には、先人の知識や知恵が詰まっています。それをバカにしたり無視したりしては、醍醐味が欠けるのではないか、というのが言いたかったことです。長々と失礼申し上げました。
sein様 今晩は 真空管に対する 真摯な思いは 良く理解出来ました。でも 自分の思いを他人に押し付けるのは いかがな物かな? と言う気はします。真空管の定格で動作はハムの世界では当然だろうと思いますし その為に製作されていると思います。私の乏しい知識ですが 市販されているメーカー製の真空管AMPでは 定格ギリギリの動作させて物は少ないですよ、我が家に有るラックスSQ38FDは 昨年色々の部品を道連れに壊れました、それいらい色々としらべると何か問題がありそうですね。あと 木片使用は古典のアンプにも製作例は沢山ありますし、真空管ラジオや少し昔のオーデオ装置にしても 木製のキヤビネットやシャーシー使用の製品はありましたし ほとんど木製のキャビネットに入れられていたと思います。道楽ですから 楽しく 遊びましょう。ではでは
seinさん、長々と真空管に対する正論を述べられていますが、なにか虚しくはありませんか、ここはあなたの考えのような殻から一歩出て常識にとらわれない考えを実践し楽しむところです。確かに無茶な使い方をしていることは百も承知です。只本来は使えないというレッテルを貼った見方から発想を変えれば想像以上にオーディオでは良い結果が出ているため今までやってきました。私も最初は貴方のように思っていたのですが、実際に自分の手で作って、その結果から意外性を見出した喜びは格別でした。そしてあれもこれもということです。素人が安易に手を出すものではないとのご指摘ですが、私はこの道ではプロではありませんのでいつでも素人です。貴方はひょっとしたらプロなのかも知れませんが、初めは私も何も知らずに作っていました。単にミーハー的に送信管が好きで、そして今のように誰にも相談できずに一人でやってきましたので全く人の意見が入っていないアンプばかりです。確かに公開しても反論めいたことはありませんでしたが、もし批判めいた意見が出ても考えは変えないでやっていたと思います。 それはこの趣味が好きだからです。ここで真空管が好きと書けば「もっと大事に使え」と反論が出るでしょうが、好きなことに対する情熱は大事だと思います。まあ貴方の言うことはある面は素直に受止められるようですが、ここでは杓子定規な考え方を疑って(否定ではありません)また新しいものとして驚きを味わうと言う面からすれば、ちょっと場違いのような気がします。 最後に私は貴方の同僚ではありませんので申し添えておきます。
邪道アンプがこんなに波紋を投じるとは思っても見ませんでした。村嶋さん黒木さんをはじめ、会の皆さん、不愉快な思いをさせてすみません。私がここに投稿したのは@ ずばり見てもらいたかったから A 技術的アドバイスをもらいたいから です。ですからseinさんの寿命に関すること、高周波発振のこと、等についてのご意見は初心者の私はありがたく参考にさせていただきます。しかしそれは私に言っていただければよいことであり、周りの方までかき回す必要はないと思います。寿命については初耳です。MJ誌の845低圧動作ではそのメリットのひとつとして球の長寿命があげられています。高名な方でもこのような記述をされているようですからなおさら論より証拠のデータがあるとありがたいですね。
sein様私が書込みをしたときは別に怒っていませんでした。ちょっと突付いた程度に考えてください。その後の書込みには明らかに怒っています。勝手に私の考えていることを決め付けないで欲しい。それには、腹が立ちます。私は提案をしたつもりです。現在の掲示板群で網羅できず、必要があるテーマがありましたら増やしたいと思っています。現在の構成では貴方の書き込みたい内容が収まらないのではないかと考えていました。私たちは掲示板を増やすことは負担にはなりません。必要なら申し出てください。