久しぶりにここに出てきました。年末のお寺大会に出す課題のアンプが出来ましたので載せておきます。お寺大会の課題は「OPT付き半導体アンプ」ということで、はじめは通常のトランジスターで作るつもりでしたが、外道的にとびきり変なアンプにしようということでサイリスタのGTOを使ったシングルアンプを作りました。まさかこれで音が出るなんてと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、ある範囲(完全なON状態でない範囲)で使用するとまるでトランジスターのように働きますので、ましてOPT付きとすることがアナログ信号増幅にはピッタリな条件となります。課題の半導体アンプとしてレギュレーションには反しない筈ですが、でもレギュレーションにはコレクタ、ドレイン、エミッタ、ソースにOPTをつなぐということになっていますが、これはGTOということで、その名称が無いのでちょっと気になるところです。半導体の仲間でこういうものでもアンプが出来るということで暖かい目で見てやってください。 アンプの形はなるべくコンパクトにするために、GTOのスタックの上にV型に配置したOPTが特徴的です。このOPTは220V:12Vのヒータートランスです。このアンプはGTO単段のアンプで、電源は78Vで動作します。回路は非常にシンプルで、NFBも抵抗もコンデンサーもありません。ということでドライブする別置きのアンプが必要です。現在ドライブ用のアンプを色々とつなぎ変えて音を確認しているところです。こんな変なアンプですが、見かけによらない感じの音が出ますのでおどろいています。ということでお寺大会で聴いてみて下さい。
さすがレベル10!まさに外道の王道を行くアンプの登場ですね。暮れのお寺大会で拝見するのがとても楽しみです!
GTOは想定していませんでしたね。とにかく、トランジスタのコレクタに相当する端子(アノードですかね?)がトランスに直結していればOKです。面白いアンプなので、是非、音を聞かせて下さい。
蝦名@茨城さんにOKをいただきましたので安心しました。このアンプはカソード側にOPTを直結させています。これでお寺大会が楽しみです。
すみません、OPTはアノード側に直結でした。