AMラジオのバーアンテナネタです。バーアンテナの実効長Lについて。バーアンテナにファラディーの法則を当てはめると、VL=(-)dΦ/dt=(-)NSμdH/dt・・・・磁界Hは空間インピ-ダンスと電界から、H=Esin wt/120π VL=(-)NSμwEcos wt/120π 両辺、実効値を取ってVLrms=NSμwErms/120π=(NSμf/60)*Erms で電界Ermsの係数 (NSμf/60)を実効長、Lという。 L=(NSμf/60) でμ=μoμs・・・・μo=4π*10^(-7)L=NSfμs*4π*10^(-7)/60=NSμs*2π/(3*10~3/f)=2π*NSμs/λ となる。実際のバーアンテナは、一例として N=87ターン、S=37mm~2 μs=35 λ=300mを代入すると、 L=2.4mmとなる。中電界 Erms=10mv/m だと、有機する電圧は、e=2.4mm*10mV/m=24uV となる。バーアンテナのインダクタンスを約300uH、Qo=100とすれば R=2π*1MHz/100=20Ω...最大有能電力は、e~2/4R=(24uV)~2/4*20=7.2pW =>-81dBm てなところです。
バーアンテナの等価回路としてトランスの等価回路から類推する手は正法なのか、ちょっと自信にないが、トランス一次を送信局とし2次側をバーアンテナとすると一次のリークインダクタンス、銅損をゼロ、励磁インダクタンス、鉄損を∞で無視するとアイデアルトランスのみとなり、2次はバーアンテナのインピーダンスのみとなる。これで、直列等価できるのではないだろうか???