RFバッファがうまくいったので、IFにもバッファを設けたら、ということを思いつきました。つまりIFTとIF増幅管12JF5の間にカソードフォロワ段を挿入すれば、中和回路なしでも発振しないのではないだろうか、と、いうわけです。サブミニ5極管5840の三結カソードフォロワで実験してみたところ、うまくいきました。12JF5を裸で使って発振の気配がありません。中和回路を外して12JF5のゲインが上がったためか、カソフォロ段挿入によるゲイン低下も感じられません。真空管の本数は増えますが、たいへん具合が良いので本番もこの手でいこうと思います。(もちろん12JF5のカソフォロで)
増幅段グリッドのインピーダンスを、カソードフォロワ負荷の値まで下げて、Cgp の影響を軽減する・・・タップダウンなしのローインピ化フル振幅対策ですね。オーディオ・アンプでも五極管~五極管構成では発振し易いので、直結カソフォロを間に加える例がありますね。
なにかあったような感じがして振り返ってみたら、ナント今年の一月段階に紙一〜二枚程度隣まで。 想像パワーがあればなぁ、他でもときどき同様な。秘策、駄策? 名前: 宇多@茨城 [2011/01/25,20:12:38] No.597 →→→ (2.4) 二本使いでカソード結合、カソフォロ+グリッド接地では?ビーム管ではグリッド接地がNGで諦めて中和に・・・もう少し考えれば到達。→→→ 二本使いで、カソフォロ出力を非同調増幅すればセーフ
一月の段階でカソードフォロワが良いと教えられたとしても、おそらく私はそうしなかったでしょう。発振を経験しないとわからないことでした。さて、テスト機は一旦解体して、今度は本番機採用予定の回路をRF段からコンバータ、そしてIF段までテストしてみようと思います。12JF5によるRF増幅とIFカソフォロ・バッファがうまく働くかどうかが問題です。
さしあたり問題になりそうな要素はチョット思いつきませんが。(1) RF amp: 非同調 R負荷直結でセーフの筈。 P負荷兼 G2ドロッパの R値要調整。 (2) IF カソフォロ buff: 三極管接続かな。 P は直Cグランド。 Ik は少なくて良いはず。 (2.1) Ik を抑えるべく・・・Rk=大〜Ek=大 バイアスを深くして抑えると、 IF amp の G1 インピ大となり、不安定?。 そこで Rk は自己バイアスと負荷とに分割、前者部分はCグランド。 (2.2) 三極管接続にせず G2 ドロッパにて Ik 調整する手もありですね。
(2.1) Ik を抑えるべく・・・Rk=大〜Ek=大 バイアスを深くして抑える。 そして IF amp の G1 に C/R 結合する。 不安定ならそのグリッド・リークを小にして逃げる・・・・
いつもコメントありがとうございます。RFampにAVCをかける場合、コンバータ直結ではやはり具合が悪そうなので、CR結合に改めようと思っています。それからパワートランスのヒーター電流容量の都合で、IFbufferとAFampを1本の12JF5で行う、いわゆるリフレックス式にできないかと思案しているところです。IFに対しては三極管動作のカソードフォロワとして動作させ、AFに対しては四極管動作のカソード接地アンプとして動作させるためには、IF用カソード負荷をRではなくRFチョークにしなければなりません。チョーク負荷でも出力インピーダンスが低ければ、IFampに対する発振防止作用は保たれるのではないかと思っているのですが・・・
思いつくままですが・・・(1) RF ampに AVC、C/R 結合・・・コンバータは独立し動作点安定ですね。(2) IF buff/ AF amp リフレックス・・・グッドアイデア。 少しの試行錯誤。(2.1) IF/AF の入力方法は直列か並列か 直列型 =上に IFT、その下への AF 信号は C/R 結合として リークRは適宜、IF バスパスCは高音への影響最少範囲で。 並列型 =IFT 信号は小 C で切り AF は IF に影響しない適宜R経由で。(2.2) RF チョークの挿入箇所・・・自己バイアスの場合 バイアス用 Rk/Ck (=RF用、AF用パラ) の下、グランドとの間かな。(2.3) RF チョーク仕様・・・少ないと効かないし、多いと浮遊容量等で IF 接近共振などリスク。(手持ち 1mH~5mH では 5Ω~20Ω程度でした。)(2.4) IF buff の P/G2・・・IF 成分Cグランド、高音への影響最少範囲で。
IF バスパスC →IF バイパスC