沢山のマイクがあるがサンケン製CU-41は世界で最もフラットな周波数特性を持つマイクである。設計はNHK技術研究所。低音用と高音用の二つのカプセルを使った2ウエイマイクである。90度のレベルが全体に-6dBとなっていることから理想的な単一指向性パターンを持っているもわかる。世界の大きな録音スタジオには必ず数本あるといわれているもので、このマイクを使って唄を録るとイコライザーが良く利くそうだ。
このマイクでチェンバロを録音したらどういう音がするのでしょうね。クロスオーバー付近の音の表現に興味があります。高価なので手が出ませんが・・。当方の所有マイクではソニーのC47が一番良かったです。思ったより良い音がするのはダイナミックマイクのAKGのD224Eです。但し指向性は狭くマイクの軸上の音しか拾いません。
周波数特性がフラットということではこんなのがあります。チェンバロの録音に良く使われているようです。消費電流10mAとはちょっと大きいですが。専用のファンタムが要りそうな感じです。http://www.earthworksaudio.com/5.html
アースワークスの名前は良く伺いますが、無指向性マイクでのチェンバロの録音は難しそうです。ゆっくりした演奏なら良いのですが、バッハのイタリア協奏曲やゴルトベルク変奏曲、フランス組曲を録音しますと混変調を起こし易いですからね。市販CDを聞きますとこのような曲では楽器から3m以上離れてマイクを置いてますね。楽器から離れて録音するなら無指向性でも良いでしょう。