昨日三土会で,きんさんの自作巻き線機を拝見しました.参加の皆さんにかなりウケていました.そこで私も早速作ってみました.大きなトランスが大好き人間なので,大きめのものを作りました.1X6の部材を使用したので,全長が90センチあります.写真のボビンは,37KWの三相リアクトルを分解して取り出したもので,左右の巻き幅が90ミリあります.シャフトは6ミリの長ネジで,左端はセットフロアという金具で2本のボルトで高さと傾きが調整できるようにしてあります.シャフトは,左側の先でゴムチューブでカウンタに接続してあります.この巻数カウンタは,秋葉原の国際ラジオ(ニュー秋葉原?センター内)で300円で売っていました.このカウンタは1回転に対して,ウォームギアで回転が落ちて0.69回転の表示をしますので,プーリーとベルトで回転数を合わせてやる必要がありますが,とりあえずこのまま換算してアバウト使用することにします.巻枠を精度よく作るのがコツのようですね.これにはボール盤を使いましたが,電気ドリルではかなり難しいと思います.皆さんも巻線機をつくりませんか?何台かできたところでカメさんにお願いして,トランス巻き勉強会でもやりませんか.
部品代ですが,金物関係が900円,木材が250円にカウンターが300円というところです.
三上さん、仕事が早いですねしかも、安っ!カウンターが宙に浮いてるように見えるんですけど、まさか自重で固定ですか?
きっと慣性で固定でしょう。そのぐらいすごいスピードで廻るんですよ。たぶん。
カウンタのシャフト径が7ミリで,長ネジの径が6ミリなので,ゴムのパイプを長ネジ側に深くさすとすべりません.カウンタは空中に自重で固定しています.猛烈な勢いでハンドルを回してみましたが,カウンタ自体がぶん回ることはありませんね.左端を支えているセットフロアという金具は,ホームセンターで300円内で買えましたが,高さと傾斜の微調整ができて,これは便利です.右側もこれにしておけばボビンの大きさが変わっても調整が楽です.はさむ部分の径が太いので,8ミリ程度のアルミパイプの回りにビニールテープを巻いて太くしてあります.このアルミパイプの真ん中に長ネジのシャフトを通しています.宙ぶらりんのカウンタが,思わず笑いをさそうところが気にいっています.
カウンタをおろそかにしてはいけません。トランス巻き器は巻数の管理が基本中の基本となります。で、このカウンタの回転を1.5倍に増速するプーリーキットがタミヤからでています。これを使えば一回転1カウントの普通のカウンタが簡単に出来ますので是非おためしください。
カナメの部品のカウンターを国際ラジオで入手しました。下にΦ13のブーリーが付いているのでこれをは外して直結にするかベルトで取り回すか検討中です。こちら1回転1カウントアップでした。 残念ながら同じ物がごろごろあるという状態では無く、戸棚の奥の方に詰まっているのを引き出した感じで他には見つかりませんでしたがが、リセット無しの直結ドライブなら電磁カウンタのカウント表示がつかえるのではないでしょうか。こちらは若松で安いのは300円ぐらいから有ったと思いますが、バラす手間は掛かります。桁数が多いので下一桁を無視すれば1回転1カウントアップになります。セットフロア探してみます。
三土会でも申し上げたとおり、トランス巻きをするときに巻き戻し作業をすることが頻繁にあります。そのときに、カウンタの減算が出来ないと非常に不都合な状態となりますので、アップのみのカウンタでは使用不可となります。電磁式カウンタはアップだけのものが多いのでこのあたり注意が必要と思います。