HILO@町田さんの図とそっくりで驚いています。そのシミュレーションサイトのURLを教えて頂きたいのと、基音だけが振幅を抑えられる理由も分かれば教えて下さい。結局音響管型では基音の音圧を大きく出来ないのでバックロードホーン型で改善すると言うことだと思っています。
シミュレーションに使用したソフトはLeonard AudioのTransmissionLine というすでに開発が終わってしまっているソフトですが、作者の好意で以下のDIY Audioフォーラムのページから添付ファイルとして落とせます。(tline_insaller.zip #803の書き込み添付ファイルです)URLを書くとエラーになるのでQRコードにしました。
ご指摘のようにリップからの音は極端に「ビヨーン」と尾を引くほど強く共鳴させない限りは音圧的にゲインを持たせることは難しいと思います。気柱のλ/4共振周波数で振動板の振幅が抑えられるのは、定在波の節(Pressure=圧力が一番高いポイント)に振動板があるためで、このとき開口部の少し外で空気の移動速度(Velocity≒音圧)は最大になります。例えていうと、テコで支点にとても近い場所を力点として動かそうとしているような状態で、スピーカーの振動板がほんの少し動いただけでも支点から遠い開口部(=作用点)は高速で大きく動くような状態だと思って貰えばよろしいかと思います。基本的にTransmissionLine型は強めにダンプしてタイトな低音が得られる事が魅力なので、いわゆる共鳴管型のスピーカーエンクロージャーとは違ったチューニングのアプローチが必要ですね。宜しければ、私のwebページもご覧になってみてください。
トランスミッションラインシミュレーションのダウンロードは、ウイルスソフト関係で禁止になっていてダメでした。https://transmission-line2.software.informer.com/3.6/http://park8.wakwak.com/~hilo/audio/spk_mltl/index.html記事を参考にしました。http://t-linespeakers.org/design/MJK-for-dummies/index.html の記事から引用した図でよく見たら、共鳴周波数でインピーダンスカーブが凸になるのはユニットの振幅が大きくなると思っていましたが、記事引用図のように周波数の僅かな違いで凹で振幅しにくい所と凸で振幅しやすくなる様子を考えると、ユニット部(閉端)が共鳴で音圧が2倍で凸になる周波数と振動板が押し込まれて凹になる周波数があるので、共鳴周波数で一概に振動板振幅が大きくなると考えるのは間違いかな?と思うし、ヘルムホルツ空洞共鳴箱で音を吸音に利用することと、密閉型で背面壁との反射で定在波が出来る開管共鳴(両端が自由端)になってユニット振幅が大きいけど出る音が小さいことの逆作用を解明できるかも?と思うのでインピーダンス測定にも努力したいと思います。ありがとうございます。
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