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画像タイトル:img20200406175628.jpg -(Diet 404 KB→143 KB)

バスレフポートからの背圧を最大限に利用する 自作の友 2020/04/06,17:56 No.2672
正12面体BOXを試作している最中に考えた物です。
[内容]
バスレフポートからの背圧を最大限に利用する為にポートからの背圧をアルミフレキでホーン構造のBOXに導き開口から放出させるものです。
正12面体BOXのクリアさ・定位の良さに低域のレスポンスが更に改善されました。
詳細は、下記ブログを参照下さい。

RD-17+ホーンBOX(ホーンブースター)の組合せはいい!http://query1576.livedoor.blog/archives/22721199.html
>> HILO@町田さんへの返信-1 自作の友 2020/05/02,07:44 No.2696
HILO@町田さん

シミュレーションして頂き有難う御座いました。
ソフトのリンク先やグラフの見方を解説願います。


>> 画像タイトル:img20200503032019.png -(106 KB)

無題 HILO@町田 2020/05/03,03:20 No.2698
面白そうな構造だったので、勝手で申し訳ないのですがLeonard AudioのTransmissionLineでシミュレーションしてみました。
図面が公開されてないので、ホーン部分は見当でモデリングしてて開口部800cm2で長さ120cmの設定です。吸音材の量も不明なので軽く入れてみたら特性が荒れたのでかなり多めに入れた設定にしています。
TransmissionLineには解析のタブが6つありますが、一番左のタブではSPの前面からの音圧(Driver)を赤線で、裏側からの音圧(Terminus)を茶線で、両者を合成したもの(System)を黒線で描かれています。ユニット前面からの音圧ではVasに対して大きな箱特有のダラ下がりの特性で、ポートというかホーン側からは広い帯域に渡って音圧が放射されてしまうために全帯域で干渉による影響がみられますね。 37Hz付近にホーン側の共振が観られ、3倍の共振がピークを110Hz付近に発生させているようです。総合的な再生帯域はご覧の通り40Hzを切る辺りからカバーできていそうですね


>> 画像タイトル:img20200503044712.png -(86 KB)

Impedance解析タブ HILO@町田 2020/05/03,04:47 No.2699
右上はドライバーユニットの電気的裸のインピーダンス特性、右下はエンクロージャーに入れた状態でのインピーダンス特性、左上は放射抵抗のグラフで抵抗性(赤線)と誘導性(青線)のプロット、左下が音響的な入力インピーダンスのカーブです。
右下のシステムインピーダンス特性のグラフから、やや特殊なバスレフの一種という感じの特性であることが判りますね。


>> 画像タイトル:img20200503050025.png -(39 KB)

DIsplacement解析タブ HILO@町田 2020/05/03,05:00 No.2700
このタブはSPユニットの各周波数における振幅を表しています。
密閉箱の場合は単調に左上がりに振幅が増えて行きますが、この箱の場合は38Hz付近ではエンクロージャーの共振によって制動が効いているために振動板の振幅が抑えられています。 つまり、この付近の周波数域では振動板が大きく動かなくても開口部から音圧が出力されるので、簡単にボトムしてしまう事なく重低音が出せるという状態になっている事を表しています。
ちなみにバスレフだとこのような振幅特性のディップが1つ、ダブルバスレフだと2つ、トリプルバスレフなら3つ出現します。 また中域に強烈な定在波が生じている場合にも同じように振幅特性にディップが発生しすることがあります。


>> 画像タイトル:img20200503051736.png -(37 KB)

Velocityタブ HILO@町田 2020/05/03,05:17 No.2701
このグラフではポート開口での空気の流速(Velocity)を表しています。 
パワー1Wで駆動した状態でのシミュレーションなのと、開口の断面積が大きいために、非常に流速は低く風切り音とは無縁であることが判ります。
通常のバスレフ箱でポートが細い箱のシミュレーションでは、流速が上がってしまいがちなので、実際に使用する音圧程度にまでパワーの設定値を上げて、この速度をみながらポートの断面積をどの程度まで増やせば良いのかの検討ができます。


>> 画像タイトル:img20200503052747.png -(49 KB)

Group Delay解析タブ HILO@町田 2020/05/03,05:27 No.2702
出音の群遅延特性を表したグラフです。
当然ですが、共振したり、共鳴するようなQが高い周波数では音圧も稼げますが、群遅延の値が大きくなります、音楽的に立ち上がりが遅くアタックに対して低音が遅れて聞こえるようなシステムや、低音に締まりがなく尾を引くようなシステム、バスドラの音が曲に関係なくいつも一定の音程で鳴っているように聞こえるようなシステムでは、このグラフの特定の周波数で群遅延時間が極端に長く突出している場合が多いです。
個人的には20mSを超えてくると耳につくので楽しく聴ける曲が限られてくるように感じています。


>> 画像タイトル:img20200503055313.png -(94 KB)

パイブ部の長さについて HILO@町田 2020/05/03,05:53 No.2703
>それとアルミフレキパイプを正12面体BOXのポートとホーンブースターと繋いでいますが
>フレキが長くなるとどんなメリットorデメリットが有りますか?。

スレが違うので、こっちに書きますね。
ご自分で実際に長さを変えてシミレーションされてみるのが一番感覚が掴みやすいとは思いますが、簡単に表現するとリア側の最低共振周波数(この場合は38Hz付近)が長くすれば下がり、短くすれば上がります、これに並行して奇数次の共振も平行移動します。
それに加えて、長くするとリア側から放射される音圧が下がり低域端の音圧が足りなくなります、逆に短くすると音圧が上がるので、特に中高域の漏れがSPユニット前面の音と干渉する現象が激しくなるので、何らかの工夫が必要になりそうですね。

添付の画像はパイプを最短にしたシミュレーションですが200Hz前後の落ち込みや、ホーン効果によるブーストのせいなのか?かなり高い周波数まで漏れてくるので干渉してしまいそうな兆候が認められますね。



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