下の2枚のデータは2019年7月20日三土会で鳴らした14pWFのサインショット特性と周波数特性、上1枚は参考用の7pラジカセ用フルレンジの特性です。サインショットは正弦波を1サイクル分だけを再生し、その波形の再現性を見ます。高域では1サイクル(0〜360°)が終了し、ボイスコイルの振動が止まっても分割振動などの影響で振動板が振動し続けるために、しばらく音が出続けます。低域では振動系の質量と箱内空気との共振のために、高域と同様音が出続けます、又歪も増加します。このデータから、今回の14pSPは3.5kHzまで概ねピストン振動動作をしているのではないかと考えています。
波形の立ち上がりが低域から高域まで綺麗に揃って始まっているのが見えますね、出音も振動版の剛性の高さによる輪郭の立ち具合にその良さを物語っていたと思います。
過渡特性が低音から高音まで良く分かります。スピーカーの周波数測定さえしない人が多いようですが、過渡特性測定で正確な音が出ているかが参考になります。7cmと私の8cmスピーカーと違うのは重いからでしょうか。測定場所はお寺で畳の広い和室と思います。30cm前と今度の1m前の周波数特性の凸凹が同じ位なので残響も定在波も少ない良い測定が出来ているのですよね。
すんちゃん さんこんばんは、お元気そうで私もうれしいです。私の7pSPの測定方法が間違っていたので直したデータを掲載します。手元にPM-M0481 CK(中段)があったので7p(下段)と今回の14p(上段)の3種類のデータを周波数特性、サインショット、ステップ応答の3種類で比較しました。PM-M0481 CKはかなり優秀だと思います、2kHzに少しピークはありますが良くダンプされていて滑らかな変化なので2kHzの過渡応答はそれほど悪化しないようです。カーブドコーンで樹脂の裏に紙を張り付けた2層構造のコーンというのも、かなり気合が入っている証拠ですね。「+10g重り品」は良くバランスが取れていると思います、重りの付け方を色々工夫されたんでしょうね
こんばんは、音質探究に努力されていてうれしいです。スピーカーは過渡特性が悪いみたいですね。今はhttps://www.youtube.com/watch?v=mBDfIb6OUMoと同様の1Lガラスビン+10gで50Hz(-10dB)の低音で聴いています。1mm鉛板は出来るだけボイスコイルに近い所に貼ります。高音特性が少し悪くなりますが安価でも強磁力で良いユニットと思います。耳近くで聴くニヤスピーカーで10〜20cm位で聴いています。音量が20dB位大きく成るし部屋の影響が小さくて良い音で楽しめています。