基本回路も基本部品も同じですので、傾向は変わりませんが、終段のアイドル電流を増やしたせいでしょうか、歪率が良くなっております。フロントエンドの2SC1815は、ベース電流と入力インピーダンスの変化での出力オフセット変動を抑えるため、GRランクから、BLランク200本から選別した高Hfeの品をおごってます。フロントパネルのLEDは、3Dプリンタの成型品ではなく、1.5φのテグスを差し込んであり、赤色フェチとしてLEDのピンクをあえて採用しました。
こちらもようやくチビスケが動き始めました。なかなか良さそうです。 デカスケは電圧(FET)アップ版でしょうか。 LED導光はプラファイバーを利用したことがありますが、テグスも太いのがあるのですね。そちらは不案内で。
チビもデカも、出力段は1個100円の格安の2SJ380と2SK2232のペア取り品です。当初は、TO3P形状の大容量のFETも考えてましたが、ペア取りするには10個程度では間に合わずに数十個は購入が必要になるので、金額的に断念しました。FETの容量を上げると、コンデンサ成分もあがるので、ドライバー段の容量アップが必要になり・・・いたちごっこも始まります。抵抗は、タクマン製音響用金属皮膜抵抗REYを、0.1%以下にペア取りしてます。トランジスタも、Hfeを測定しペア取りしました。初段の2SC1815は、BLランクから高hfeを選択し、Hfeでペア選別、そしてVbeも含めて再計測し、ペア取りしたチャンピオンペアーです。今回の製作にあたっては、2SK2232を30個、2SJ380を30個、2SC1815BLを200個、2SC1815GRを100個、2SA1015GRを100個ほど追加で購入し、同じランク同じロットで選別して使用してます。物量から良い子を選んで採用して、外れは保護回路などに回しましたが、数的には大量に余ることになりました。汎用品のトランジスタですので別の用途に使いまわしはできますが、2台作ったので、大量に余りました。1.5ファイのテグスと書いたものですが、昔からある機器内で配線を縛るビニール紐(結束紐)だと思います。(MAC8のサンプル基板についてた紐です)