FETでの検討をしていましたが、思い直して(?)2SB861/D1138に2SA872/C1775をダーリントン接続してみました。(順接続)これで特に問題なく聞けるようになったのですが、高い周波数帯ではクロスが見られるのでちょっと気になります。おぼろげな記憶を頼りに、バイアス用の抵抗(現在75Ω)に信号用のダイオードを直列につないだ処、ひずみは消えました。おかしなことに、±両方につなぐと少し不安定になるので+側だけつないで結果オーライ状態になっています。丸一日鳴らしてみて今のところ問題なしですが、ダイオードをいれるまえに比べると消費電流が大幅に増えるようで、結構熱くなります。 何だかよくわかりません。 オペアンプは2114DDの片側使いで、基板をR/Lで分けていますがユニバーサル基板だとよく勘違いがあるので、プリントを起こしてみようかとも思っています。
写真の放熱器の大きさからハイパワーアンプ製作を意図されていると思います。2SB861はICが2Aありますが、700mAでhfeが50くらいに落ちます。ダーリントン接続しても、Vce特性が悪いためASOが狭くなり、2A出力は難しいのではないでしょうか。FETのほうが良いような気がします。
ダイオードを入れたためにバイアス電流が増えたので歪が消えたのだと思います。このバイアス抵抗の調整がMITの肝です。バイアス電流はどうなりましたか。 ダイオードの高周波での定電圧特性は不明ですからパラにコンデンサを入れたほうが良いかも。75Ωも電流を見ながら調整してください。 老婆心ながらパワトラのプラネジは手軽ですが、折れたりしますので事故の元です。判ってはいらっしゃると思いますがブッシュを入れてメタルにしたほうが。
2SB861は低電圧(+/-15V位の)増幅用では有りません。60Hzの垂直偏向コイルの駆動または高圧増幅用です。従ってASO ( Area of Safty Operation)は一般の低周波電力増幅用トランジスタより大きくしています。 しかし、飽和抵抗が大きい為低電圧大電流ではリニア動作領域外です。ダーリントンにするにはオーディオ増幅用の2SA1943の方が、 です。
みなさん、色々アドバイスありがとうございます。使用のTRは別に思い入れがあるわけでもなく、たまたまコンプリで持っていたのを使ってこの回路を試してみたということです。まあ、何とか音はでそうだ、というところからズルズルと・・・。本日C5200/A1943に交換してみたところ、うまくいきません。バイアスが合わないのか、ひょっとして逝ってしまっているか、また整理しなおさなくてはいけないようです。 新しいパーツは購入しない方針でしたが、ダーリントンTRを入手したので、もう一度基本のところからやり直してみます。ポリカのねじですが、これは熱がかかるところではすぐ劣化してしまって好くないですね。調達が通販頼みだと、ブッシュだとかラグだとか、小物部品が結構手に入りにくいので、絶縁ブッシュなども使いまわししています。たまたま出払っていた、ということで臨時です。ダイオードの挿入の件はよく理解できてないです。ここの抵抗は色々取り替えながら出力の状態を見ていたのですが、大きくは変化しませんでした。(バイアス電流を測定していたわけではありません。)特殊なTRを特殊な領域で使っていたのでそんな状況になった?(ダイオードの有無で確かに電流は増えているようですが・・・B-E間電圧からの類推)なにアホなことをやってるのかなあ、とお思いでしょうが、「化屋」が無い知識を動員しつつ汗をかいております。 to be continued だす。