シリーズレギュレータ開発過程で新しい回路のアイデアが生まれたので試作してみました。カットオフ出力段アンプ(MITアンプ)の発展版と考えています。OPA2277で2SK2221/2SJ352を駆動しています。六田式アンプに似た回路をしていますが、出力Trのバイアス調整やDCオフセット調整は必要ありません。写真のVRは1電源から中点電圧を出すためのものです(ラフ調整でOK)。音は滑らかで気に入っています。10月の三土会には間に合いませんが、これからシャーシーに実装してみる予定です。
色々アイデアが浮かびますね。良い結果が出るのを楽しみにしています。
MITアンプをブリッジ接続してBTLアンプにしたものは、三土会でお聴き頂きましたが、このたびアウトプットトランスが完成しましたので、早速取り付けてBWTアンプとしました。30VAのトランスですが20−20KHzの特性が0.5dB以内とよくできましたので、今度持参したいと思います。なおOPアンプにはTLE2027を使っています。
大橋さんのMITよかったです。大橋さんが使用されていたTLE2027を私が使用したOPA2277と比較して見ました。私が一番気にしているのはインプットノイズですが、1〜10Hzの値がOPA2277:12nV、TLE2027:3.3nV。結果TLE2027>OPA2277。その他、スルーレートとバンド幅共TLE2027>OPA2277。この結果を受けTLE2027を入手してみることにしました。このICの8pinはどこで入手されましたか?10/21になるとマルツパーツから入手できるようなるようです。
8ピンDIPの2027CPは知り合いに分けてもらいました。街の電気屋のどこで買えるのか知り合いに聞いてみます。
お店はわからないそうですが、TIのホームページにe-STOREがあり、そこで直売してるらしいです。EVM(OEM向けの評価ボード)も取り扱っているそうです。
MITアンプと10月で披露した三土会アンプ(TDA2050)のマイナーチェンジ版を比較したところ、TDA2050アンプのほうが好印象でした。MITが悪かったのは使用オペアンプOPA2277のゲイン不足だと思われます。音が荒く、ゲインを下げるとだんだん好みの音に近づいてきます。このため、これに代わるオペアンプとして、OPA2227を探し出しました。マルツや若松で買えます。TLE2027に近い性能を持っていますのでまずはこれを購入して試してみたいです。