会標準の100パラアンプにTS5285を付けて鳴らしたらよい音がしましたので、手持ちのインバーテッドダーリントンアンプにつけてみました。低域が誇張されることもなくバランスの良い音がしますし、特にボーカルの充実感が増しました。試作のトランスは一応及第かと思っています。このアンプは今度の課題のレギュレーションをクリアしていないと思いますので、参加できても番外編での参加ですね。
会場では若干低域側が膨らむといいますか、音の出方が柔らかくなる感じはありましたが、音の変化は少なかったと思います。トランスの性能も優秀だと思いましたが、トランスを入れることによる雰囲気感の良さが出ていたのではないでしょうか。冬のお寺大会には是非お持ちください。参照アンプということで聴き比べができればいいと思っています。
8Ω入力だけでなくインピーダンス変換(64、32Ω入力)のトランスを作ればOTL用にも使えると思います。 市販のはあまり印象が良くなかったので、この前のトランス並みのができれば用途として面白いのではないでしょうか。
インバーテッドダーリントンはもともと石臭くない音がするので好きですが、このトランスをつけることで、さらに鳴りっぷりがよく好きなカントリーに浸っています。お褒め頂いたトランスについて設計者にいろいろ聞きましたがトランス作りの教科書に出ているようなことを守って設計しただけですよとのこと。材料も特に特別なものではなさそうです。特性を出すための分割巻きは巻線機のテンションコントロールあたりにノウハウがありそう。インピーダンス変換用に1次側に64,32オームをつけるの面白そうですが、タップを増やすごとに分割が増えてどんなものになるのかちょっと聴いて見ます。1次側は32,64Ωですね。ところで真空管OTLアンプにトランスを付けたらOTWアンプ?