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球アンプ分科会掲示板(超三結アンプ)

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画像タイトル:img20120216093917.png -(15 KB)

超三結EL34Bシングル(改1) 入出力特性 abo@尾道 2012/02/16,09:39 No.1077 返信 (t)
入出力特性です。入力電圧(db/V) と出力(W, 対数尺) の関係が直線域の上端で鈍化するクリッピング・レベルがありません。
これは「入力信号が大きな電圧でマイナス側になったとき電圧電流変換回路の直線性が悪くなります。」の影響だと思われます。

最大出力は率特性曲線が急激に悪化する点から見ますと100Hは約3.5W、1kHzは4Wと10kHzは5Wになります。
ということで、BOYUU EL34B(日本仕様)を超三結EL34BシングルV1(C/R結合)に改造したときの最大出力は3Wということになります。

【訂正事項】
回路図には「本アンプで出力5W(THD7%)を出すには1.6Vrmsの入力が必要。」と記載していますが、2.3Vrmsの入力が必要に訂正します。
因みに、「本アンプで最大出力3W(THD1%/1kHz)を出すには1.4Vrmsの入力が必要。」になります。
>> またミスをしました。(汗) abo@尾道 2012/02/16,09:53 No.1078
入出力のXY軸が逆ですよね。見間違いました。(汗)1kHzでは4W位のところでクリッピングしています。


画像タイトル:img20120215184838.png -(15 KB)

超三結EL34B全高調波歪特性(改1) abo@尾道 2012/02/15,18:48 No.1073 返信 (t)
全高調波歪特性です。10kHzは測定値がバラツキますので誤差が多いと思います。
それと一点質問、真空管アンプの最大出力はどの様な基準で決めるのでしょうか?
>> 最大出力 宇多@茨城 2012/02/16,01:59 No.1075
こんにちわ 
武末数馬氏著「パワーアンプの設計と製作」ラジオ技術全書011A ラジオ技術社
を参照しました。 

入力対出力特性・・・入力電圧(db/V) と出力(W, 対数尺) の関係が直線域の
上端で鈍化するクリッピング・レベルが最大無ひずみ出力・・・とあります。

従って、出力対雑音歪み率特性曲線が急激に悪化する点でも大差ありません。
なお負荷の値によって最大出力が変化し、内部抵抗=負荷抵抗にて最大です。


画像タイトル:img20120214233404.png -(63 KB)

超三結EL34B周波数特性0.125W(改1) abo@尾道 2012/02/14,23:34 No.1070 返信 (t)
一番簡単に取れる周波数特性をアップします。尚、測定機器の関係上20〜20,000Hz以外の範囲は測定できません。


画像タイトル:img20120214232628.png -(61 KB)

超三結EL34Bシングル V1(C/R結合) 改1(2012.2.14) abo@尾道 2012/02/14,23:26 No.1069 返信 (t)
宇多さん、皆さん、こんばんは。
「超三結EL34Bシングル V1(C/R結合)」の回路定数が決まりました。

● 電圧帰還管の選択
この件ですが、宇多さんのC/R結合V1とは準超三結 V1回路「P-G NFB 併用カソードフォロア・ドライブ回路」のことでしょうか?
私の回路は直結V1構成のC/R結合ですので、「P-G NFB 併用カソードフォロア・ドライブ回路」とは違います。
また初段はFETを使っていますので「P-G NFB 併用 SRPP ドライブ回路」でもありません。
で、回路図にも記載していますが「電圧帰還管12AX7Bを12AT7に変えてもDFは変化無。DF4.5と少し低いのは出力トランスの1次側直流抵抗(200Ω)が影響している可能性有り。」
従って、C/R 結合の470KΩのグリッドリークの影響は無いと考えています。

● 五極管による初段
確かに五極管による初段はDC電圧をフィードバックしますので選択範囲が広く動作も安定しています。
(直結V1でFETを使うと過電圧による素子破損もありますね。)
ただ、初段の動作としてはFET(ソースフォロア)も五極管(カソードフォロア)も電圧電流変換回路として使っていますので、
この部分としてはどちらも安定に動作します。FETの問題はドレイン・ソース間の電圧変動が出力管のバイアス電流を変化させることにより、
最悪の場合出力管やバイアス抵抗を熱破壊すること、そしてFETの保護回路がなければ過電圧によりFET自体も壊れることです。
私の回路は出力管やバイアス抵抗はC/R結合(自己バイアス)により保護、FETは3極管と定電流ダイオードを使った高耐圧定電流回路と同じ原理で保護しますので再現性と安定性は問題ありません。
(残念ながら選択範囲はあまり広くは無いように見えます...)

● ダイオードの効果
改1の回路図には念のため入れていますが、長期間、真空管アンプから離れていましたので有無の違いが良く分かりませんでした。

● 初段FETのソース側抵抗のパスコン
パスコンを入れた回路をインターネットで良く見かけますが、これを入れると理由は分かりませんが低音の迫力が減少します。(DFの変化は無し)
アンプゲインは増えますが、低音の迫力が減少するので改1は入れていません。
尚、上條さんの回路にはこのパスコンを入れたものはありませんでした。何かご存知でしょうか?

● 五極管のSG電圧
一般的にはプレートより低い電圧を印加しますが、低くすると何故かこれも低音の迫力が減少します。(DFの変化は無し)
ということで、低音の迫力が減少するので改1は入れていません。何かご存知でしょうか?

測定環境として十分ではありませんが、今後周波数特性・歪特性・入出力特性をアップします。
先ず第1弾として超三結EL34B周波数特性0.125W(改1)をアップします。
>> 一段と完成度が 宇多@茨城 2012/02/15,10:08 No.1071
安保さん こんにちわ  一段と完成度が上がりました。

● 電圧帰還管の選択・・・回路名称の件等
1.「C/R 結合V1」は直結V1 の C/R 結合版、安保さんの回路が該当です。 
 ▲「P-G NFB 併用カソフォロ・ドライブ回路」は部分的な超三結回路であり
  NFB 信号は帰還段=カソフォロにのみに配分、V1 等と区別のため (勝手に)
  「準超三結」と命名しました。 別途に電圧増幅段を設けます。 
 ▲「P-G NFB 併用 SRPP ドライブ回路」は「超三結効果」が少なく 
  「類似回路」とし超三結のカテゴリ外としました。 双三極管 SRPP
  の P-G NFB 併用を超三結と混同する例があり、区別する目的もありました。
2.帰還管の変更・・・DF 変化なしは、FET + 三極管 GG の安定度が高く影響
  を受けにくいためかと思います。 直結では要素が多くよく判らないです。

● 五極管による初段
 FET + 三極管 GG によるカスコード・アンプは私も何例かトライしました。
 確かに FET 一発では電圧余裕等が少なく、直結では出力段 K のカサ上げ
 電圧を低くすれぱ設定範囲が狭く、しかも調整時に壊しかねない等問題です。
 直結V1 の場合は初段故障時の保護回路を、調整ミスも含めて追加しましたが。

● ダイオードの効果・・・スイッチで実時間比較する方もおられます。
 P 回路・・・廉価品 OPT に効果があるみたい。 過渡的な信号時に差かも。
 SG 回路・・・ビーム管は効きにくいみたいで、電極構造等も関係するかも。 

● 初段 FETのソースのパスコン
 五極管も同じで、初段の定電流性確保のため電流帰還とする場合 R のみです。
 私は低域を抑制し、直結V1の動作点調整が円滑になるので入れています。 
 定電流性が落ちても帰還段との適正インピーダンス配分ができればOKかと。

● 五極管の SG 電圧
 OPT による P 電圧の降下と合わせたり、水平偏向出力管の SG 電圧調整用
 ブリーダ・ドロッパを挿入します。 100uF 位でグランドまたはカソード
 に落としてみたら如何でしょう。
>> 迅速なご返信ありがとうございます。 abo@尾道 2012/02/15,11:24 No.1072
宇多さん、こんにちは。迅速なご返信ありがとうございます。

● 電圧帰還管の選択・・・回路名称の件等
この回路は「C/R 結合V1」ということ了解です。
「帰還管の変更・・・DF 変化なし」は私も良く分かりませんが、
C/R 結合の470KΩのグリッドリークの影響は無いと考えています。

● 五極管による初段
> 直結V1 の場合は初段故障時の保護回路を、調整ミスも含めて追加しましたが。

この回路は高耐圧定電流回路と同じ原理で保護します。
しかもこの高耐圧定電流回路は「定電流回路の内部抵抗は元の定電流ダイオードの内部抵抗のμ倍になり、これはちょっとやそっとでは得られないくらい高い値になります。」との優位を持っています。

● ダイオードの効果・・・スイッチで実時間比較する方もおられます。
> P 回路・・・廉価品 OPT に効果があるみたい。 過渡的な信号時に差かも。
> SG 回路・・・ビーム管は効きにくいみたいで、電極構造等も関係するかも。

う〜ん、高価なファーストリカバリーDiですか...、このダイオード効果が分かる方は素晴らしい感性をお持ちですね。
低音命の私では当面無理ですので(笑)、保留とさせて頂きます。

● 初段 FETのソースのパスコン
> 五極管も同じで、初段の定電流性確保のため電流帰還とする場合 R のみです。
> 私は低域を抑制し、直結V1の動作点調整が円滑になるので入れています。 

 定電流性が落ちるということ了解です。

● 五極管の SG 電圧
> 100uF 位でグランドまたはカソードに落としてみたら如何でしょう。

電圧をPより50V下げ8.2kの終端についている22uFでグランドに落としましたが低音の迫力が減少します。
歪特性・入出力特性が一段落してから100uFで実験してみます。

※今後について
1.アンプゲインの向上
 現行の4倍では不足し過ぎですよね。±電源とOPアンプを使えば簡単ですが、それでは芸が無いので...
2.大出力の歪率改善
 現行の回路では入力信号が大きな電圧でマイナス側になったとき電圧電流変換回路の直線性が悪くなります。アンプゲイン不足も含めて何とかしたいと考えております。
3.MC-10T(EL34B/PP)の超三結化
 実はBOYUU EL34B(日本仕様)の音が余りにも酷かったのでこれも追加購入しました。
 真空管アンプの性能としては普通?であり何も不満はありませんが、このEL34Bシングル超三結化の音を聴くとMC-10Tも改造してみたいと思っています。
 ただ、改造が大掛かりになり大変なので二の足を踏む?かも知れません...(汗)
>> ご検討余地 宇多@茨城 2012/02/16,01:42 No.1074
安保さん こんにちわ  以下、見当違いにはご容赦のほどを。

1.ゲイン不足
 帰還管のカソード抵抗 Rk が過小かも。 直結では 4.7k~8.2k 辺りです。

2.大出力の歪率改善
 下の 12AX7/2 GG が Ek=Eg とゼロ・バイアス状態・・・見直し要か。
(1) 帰還管のカソード抵抗を増やすと、下の GG の動作電圧が下がりますが、
(2) FET のバイアスR調整、および/または GG のグリッド電位を
  ポテンショ加減に時定数を加え、最適化すると良いかもしれません。
>> ゲイン不足の要因 abo@尾道 2012/02/16,07:17 No.1076
宇多さん、おはようございます。

帰還管のカソード抵抗がゲイン不足の要因ですが、現在のFET電流で4.7kにするとロー電圧側で飽和するので不可です。
FET電流を少なくするにはFETのソース抵抗を大きくするかIDSSの小さいものにする必要がありますが、
大出力の歪率との関係もありゲインを上手く上げることができません。
これが、FETの初段で(残念ながら選択範囲はあまり広くは無いように見えます...)の意味です。


画像タイトル:R結合)回路図 -(8 KB)

超三結EL34Bシングル V1(C/R結合) abo@尾道 2012/02/10,02:49 No.1062 返信 (t)
皆さん、こんばんは。初めまして、aboと申します。

真空管アンプは高校時代に6BM8PP・6RA8PP・プリアンプなどを自作していましたが、
最近友人より超三結6V6で聴いているとの情報があり超三結について少し調べました。
これは10年位前に上條さんが考案された真空管アンプの最新技術ということで、
出力段のインピーダンスが3極管より低くでき低域の特性も良くなる大変魅力的な技術ということが分かりました。
高校時代からかなりの期間、真空管から離れていましたので全く知りませんでした。(汗)

で、上條さん、宇多さんのホームページを参考にして、
http://www.sp01.jp/26_747.html を超三結に改造しましたので、
ご参考として改造回路図を添付します。DF(1KHz)は4.4でした。

先ずこの製品ですが、
1.意味不明なスーパーリニア接続?について
「てっきり初段はSRPP増幅回路位にはなっているのかなぁ」と思っていましたが、
何と「初段は12AX7パラ接続の電圧増幅、終段はEL34B自己バイアス(UL接続)の電力増幅、負帰還は無し」
の5球スーパー並の回路構成で、出力を大きくすると歪が多かったです。
中国では「スーパーリニア接続」=「5球スーパー並の回路で出力に比例して歪もリニアー且つ大幅に増える」
の意味かも知れません。(爆)流石、恐るべき中華アンプですね。(大笑)
大型トランス等、部品は良い物を使っているのにこの回路では勿体ないような感じです。

2.B電圧は300V、EL34Bのバイアス電流は40mAと軽い動作なので発熱は少ないようです。
しかし「これで出力12W」はどう考えても無理です。これも嘘っぽいですね。

3.この製品には取扱説明書(保証書)などの書類は一切ありません。
どこかのOEM製品のメーカー在庫を仕入れたみたいです。(保証期間は、初期不良の1週間のみです。)
まぁ〜、改造(修理)するのであれば全く問題無いですね。

さて本題ですが、超三結は最初に宇多さんのホームページを参考にして準超三結 V1回路に改造してみました。
「P-G NFB 併用カソードフォロア・ドライブ回路」に12AX7を使用しましたので宇多さんのような性能が出ません。(涙)
やはり、ダーリントン接続のプレート抵抗(μ/gm)が影響しているように思います。
また、12AX7を12AT7に変更するとゲイン不足になり実用的に不満が残る結果でした。

そこで、何とか純超三結 V1回路と同等な性能でDC回路の安定化や終段の自己バイアス抵抗の発熱を減少できないか?、
色々と考えましたところ良い回路が見つかりました。
この回路の特徴は、
1.VRによるFETのバイアス調整が不要。
2.真空管によるFETのVds保護回路により動作電圧がほぼ一定。
3.電力増幅の入力がC/R結合なので自己バイアス抵抗の発熱が少なく電力増幅部破損の恐れがない。
となります。

まだ、試作したばかりですので詳細なデータは無く最適な部品や定数でもありませんが、
このC/R結合で純超三結 V1回路と同等な性能が可能なのか?や12AX7を12AT7・12AU7に変更したときの特性変化など、何かご指摘・ご意見を賜れば幸いです。
素晴らしい技術を開発された上條さん、詳細な解説・試作等をされた宇多さんに感謝致します。
>> うーん、亜流は・・・ 宇多@茨城 2012/02/10,23:03 No.1063
安保さん みなさん こんにちわ 超三結へのアプローチ大歓迎です。 

(1) ファイナルは五極管接続がよろしいです。 UL では別の球みたいです。
(2) 純V1 ・・・直結はかなり安定で、やってみる価値が十分あります。
  帰還管による P-G NFB の他に、初段にも NFB が掛かかります。
  C/R 結合では、グリッドリークがこの NFB 効果を半減するみたいです。
(3) 純V1 では初段は五極管または FET/BJT 一発とし、動作点調整します。
(4) 電圧帰還管は 12AX7 がおとなしく、AT7 は固め(制動がやや過剰)、
  AU7 はさらに固めながら、直結の場合は動作点調整が困難です。
  ・・・帰還管と初段への NFB 量と配分が変って DF に影響します。 
(5) 騙されたつもりで・・・ダイオードを P/SG に直列に挿入すると超三結に
  限らず、いろいろな条件により音質的に効果がある場合があるようです。
  電源はCをモリモリすると、その効果が顕著になるようです。
>> ご返信ありがとうございます。 abo@尾道 2012/02/11,02:35 No.1064
宇多さん、ご返信ありがとうございます。

1)準超三結 V1回路の改造では5極管接続とUL接続でDFが殆ど同じ結果だったのでUL接続でも良いのかなと考えていました。
  現在の超三結 V1回路(C/R結合)でDF・周波数特性・歪など詳細に比較してみます。
2)初段がFET・TRのとき電源電圧や動作温度が変化したとき、出力管のプレート電流が大きく変動するという内容がありました。
  初段が5極管(スクリーングリッドに出力管のEKを帰還)にすると電源電圧の変化に対して安定するようですが、
  今回は市販品の改造ということで実装上困難です。
  確かにC/R 結合の470KΩのグリッドリークが気になりますが、
  DFは準超三結 V1回路の1.8から超三結 V1回路(C/R結合)の4.4と大幅に向上していますので、この影響は少ないのかなとも考えています。
  (超三結 V3 回路の改造もしてみましたが、DFは2.4でした。)
  ということで、より無難な「(A1) 超三結 V1 C/R 結合回路に改造して転進する (後退する ?)」を選択させて頂きます。
3)純超三結 V1回路は、次回改造機(若しくは自作)で初段を五極管にできるときに採用してみます。
4)今後、12AT7・12AU7に変更したときの特性変化も調べてみます。
5)考え方が古いようで...(笑)、どうもこのダイオードの効果については???。騙されたつもりで試してみます。

それと、この超三結 V1回路(C/R結合)は最適な部品や定数でないことが影響していると思われますが、
飽和する最大出力が想定よりかなり低い、歪も少し多いという問題を持っています。
>> 私のミスでした。(汗) abo@尾道 2012/02/11,10:48 No.1065
「飽和する最大出力が想定よりかなり低い、歪も少し多いという問題を持っています。」の件ですが、原因はパソコンのオーディオ入力が飽和していました。
初めてHandyOscilloを使いましたので勘違いをしました。(汗)
>> もろもろの要素 宇多@茨城 2012/02/11,11:00 No.1066
安保さん こんにちわ
伝統回路とはいろいろ異なるため、各種の比較実験をおすすめします。

(1) 回路比較
 NFB'ed SRPP、V3 では効果不十分にて直結 V1 に限定した経過があります。
 ただし、2A3/45, 300B などローμ三極出力管は P-G NFB'ed カソフォロ・
 ドライブで十分、カソフォロのμが少ないと効き過ぎました。

(2) FET・TR 初段
 直結では出力管カソード電流を初段に DC-NFB しないと変動します。 
 この場合、部品点数が増え、調整も加わるので「拙ページ」では初段を
 五極管に絞り込んだイキサツがあります。
 なお初段は「定電流性」を持つ事が必要で、三極管では効果が不十分です。
 これは、NFB'ed SRPP ドライブでも同様な意味となります。

(3) DF・周波数特性・歪
 私は一般的な回路のアンプとの音質比較が主です。 数値そのものより
 再現性・・・出力トランスの選択自由度、電源電圧のイイ加減さ許容度、
 広汎な出力管の適用性なども要素です。 数値は若干わるいかも・・・ 

(4) 出力
 初段・電圧帰還段の構成にて深い NFB が掛かり、ミスマッチ傾向です。
 負荷のインピーダンスが上がると出力が増えて、フルレンジ一発では、
 ハイローが持ち上がる傾向になります。 ネットワーク補正入りの 2/3way
 では抑制されるけど、ロー側処置がなければ持ち上がります。
 これらが適切量である場合は効果として捉えられるものと思われます。

(5) ダイオードの効果
 抵抗負荷では何も出ません。 連続サイン波でもおそらく・・・
 しかし効果ありとする方が多数おられるから、全くのオカルトではないと
 考えられ、スピーカの構造、ソース、聴取者のライブ臨場経験とその記憶
 などが関係するものと思われます。 効果なしとする方もおられます。 
>> Re: もろもろの要素 abo@尾道 2012/02/11,12:13 No.1067
宇多さん、こんにちは。お世話になります。

(1) 回路比較
 5極管のときNFB'ed SRPP、V3 では効果不十分、ローμ三極出力管は十分の件了解です。

(2) FET・TR 初段
 直結では初段にDC-NFB しないと変動、宇多さんは初段を五極管に絞り込んだ、三極管では効果が不十分の件了解です。
 私も、FET・TRの初段でDCの安定化無しの直結にする件は、何となくですが直流的に不安定(→性能変化や壊れる)の不安を持っています。

(3) DF・周波数特性・歪
 この超三結 V1回路(C/R結合)でDF・周波数特性・歪など調べてみますが、試聴した限りでは綺麗な音質で特に問題が無いような感じです。

(4) 出力
 私のオーディオは低音命(笑)ですので、ローが持ち上がる傾向は歓迎です。
 超三結の低音はパンチ力があり、そして伸びもありますので大変満足しています。
>> 電圧帰還管ほか 宇多@茨城 2012/02/12,03:23 No.1068
こんにちわ アレコレとレビューしていたら下記が見つかりました。

● 電圧帰還管の選択
 私が相当以前に試作した EL34 の直結V1 と C/R結合V1 との DF を =5.7
に一致させた場合の、電圧帰還管の選択は下記でした。(拙ページご参照)

 (1) 直結V1 では 12AT7/2 (μ=60, Rp=10.9kΩ,Gm=5.5mS)
 (2) C/R結合V1 では 6BL8(T) (μ=20, Rp=4.0kΩ,Gm=5.0mS) 6350/2 類似?

 動作電圧等の環境の相違があるとしても、C/R結合V1 では初段への NFB を
増やし帰還管への配分を減らすため、μ/Rp の低い管種を選択しています。
 この比較結果から、直結V1 の方が初段により深い NFB が掛けることが可、
すなわち、C/R結合V1 ではグリッドリークの影響がある訳ですね。

● 五極管による初段
 試作した過程にては、FET/BJT 初段はバラツキなど再現性に問題が残りそう、
拙ホームベージの立場としては追試験される場合の確実な再現性を考慮して、
(敢えて)選択範囲が広く動作が確実な電圧増幅五極管を選択しました。


画像タイトル:電圧増幅・NFB基板 -(165 KB)

こんなの作ってみました。 小林@長野 2012/02/07,20:12 No.1061 返信 (t)
PP回路用に、6AT6を四発基板に乗せてみました。オペアンプ基板は、基板をフルに使って部品を載せたら、ネジ止めできなくなり、シャーペンの芯ケースをばらして、コの字型にしてひっかけてあります。出力管のうまみを引き出すだしの素基板です。ベーク板にハトメをつけて、スズメッキ線とウレタン線で配線しています。


画像タイトル:img20120205233555.jpg -(128 KB)

OPamp入力超3 nakayama(岡崎) 2012/02/05,23:35 No.1057 返信 (t)
小林さん、みなさん今晩わ。
小林さんに習ってオペアンプ初段の超3を作ってみました。
6AR5のバラックで動作を確認したあと、前作(10年前)のTR入力品と比較するため、球を6BM8に変更しました。

最近ボケが進行し、バラックでトラブルと原因がちっとも探せない状態に陥るので、最初からシャーシに組んだのですが、それでもあちこちトラブルが・・・。
簡単にするため、シャーシはホームセンターオリジナルの格安フライパン398円です。
オペアンプは5532を使っています。いくつか換えてみようと思います。outにT-1200を使ったこの手は、高域のお辞儀がやたら早いので、少しは改善されるかと期待したのですが、ほとんど変わりませんでした。

もう少しデータらしきものを比較してみようかと思いますが、聞いてみた感じではTR入力の方が良い感じです。(ちょっと電源が強力な分かも)
オペアンプ用電源のレギュレータ発振を初めて経験しました。あまり適当にやってはいけませんね。

オペアンプを使うとちょっと電源に困ります。今回はトランスを2個使いするのも嫌だったので、±15Vとれるよう別途作成しました。T-1200はシャーシの中です。内部はテフロン加工されているので、部品の焼きつきにも万全です(ウソ)
>> うわっ! 宇多@茨城 2012/02/06,01:09 No.1058
小林さん 中山さん みなさん こんにちわ。
フライパン・・・板厚があって加工は大変見たいですが、いかがでしょう。
高域のお辞儀・・・ファイナルの P から初段 K に P-K NFB を併用し、分割した K 側の R に微小 C をパラ、高域をある程度持ち上げてカンベンしてもらう手軽でインチキな方法がありますが、容易に平坦には・・・。
>> 作っていただき、ありがとうございます。 小林@長野 2012/02/06,18:51 No.1059
中山さん、宇田さん、みなさんこんばんわ
作っていただき、ありがとうございます。フライパンの穴加工って、大変だったんじゃないでしょうか?超三V3は、V1・V2に比べて帰還が浅く、内部抵抗も高めなので、聴いた感じは以前のTR入力の方が、良い感じに聴こえるかもしれません。その代り簡単・安定・超わかりやすいので、作りやすいと思います。
これからも、よろしくお願いします。
>> いえいえ nakayama(岡崎) 2012/02/06,22:16 No.1060
幸い(?)安物フライパンなので、厚さはたったの2mmしかなく、アルミもやわらかいです。
シャーシパンチはさすがに力がいるかもしれませんが、ステップドリルと肥後の守があればすいすいですよ。
ただ、丸くて壁が傾斜しているのでスペース効率は極端に悪く、たくさんの部品は組めません。
このアンプ、もう少し遊んでみようと思っています。


8068 という球 宇多@茨城 2012/01/01,14:06 No.1051 返信 (t)
 8068 という Beam Pentode にて用途が Series Regulator の球を入手し、早速試験動作しました。 口金接続の 8LC は 6CD6-GA/6CL5 (5BT/8GD) と類似、私のユニバーサルアンプ環境では 5BT-7AC アダプタ着装にて差し替えしました。
 8068 は通常の水平偏向出力管より遥かに SG 電流が少なく Psg が小であるため、直列ドロッパまたはブリーダ・ドロッパによる SG 電圧供給ではオーバーの可能性があり Esg のモニターを要します。
 私の試験動作では、一般的な水平偏向出力管 (6CU6 基準環境) に設定のユニバーサル超三結アンプにてほぼ正常でした。 
>> ほう 松川@鎌倉 2012/01/01,21:24 No.1052
ほほう。あと4本ある。何か作ってみよう。


画像タイトル:img20111127185408.jpg -(123 KB)

超三作ってみました。 小林@長野 2011/11/27,18:54 No.1050 返信 (t)
お初に投稿します。オペアンプを使って、超三作ってみました。あまりに簡単な回路なので恐縮いたします。6AT6のカソードに接続されている発光ダイオードは、6AT6のヒーターが切れたとき、光ります。この時オペアンプの出力が負になるので、出力管の電流を制限し、保護します。安物のトランスと中古のラジオ球から、いい音がするので、感激しました。
>> おお、 nakayama(岡崎) 2012/01/16,23:25 No.1053
これは簡単そう、と追試してみましたが雑にバラックを組んだせいかいまのところうまくいっておりません。もう一度見直してみるつもりです。初段オペアンプでは歪など有利な点があると思いますが特性は見られましたでしょうか?
オペアンプの電源は目一杯ですが、それでも1段ではドライブが厳しいような感じがします。この辺はいかがですか?
>> 無題 小林@長野 2012/01/17,20:43 No.1054
お問い合わせありがとうございます。
オペアンプの電源電圧が±20Vなので、出力電圧は約36Vpp。一方6AR5のカソード電圧は16Vなので、6AR5の第一グリッドに16Vppを入力すれば、フルパワー出るはずですが、私の記憶間違いでしたら、すみません。オペアンプで出力管をドライブする方法は、「無線と実験」にたまに掲載されるので、参考にしています。
あまりに簡単な回路の割に見たことが無かったので、図面にはありませんが、超三とオペアンプで出力管をドライブする方法と、超三なしでオペアンプだけで出力管をドライブする方法を切り替えるジャンパーが付いています。オペアンプの正相側入力を6AT6のカソードから切り離しアースに落とし、6AT6を抜いてしまえばオペアンプ単独ドライブになります。最初オペアンプだけで音が出ることを確認し、その後超三に変更してみたらいかがでしょうか?
オペアンプドライブ超三は、超三V3に相当していると思うのですが、上条先生のHPの「超3極管接続 EL−86 SEPP」にV3の原理図が描いてあり、原理図そっくりです。
また私の図面には書いてありませんが、オペアンプの正負電源入力にパスコンが入っています。私は、最近工作を始めたばかりで測定器を持っていません。測定器による検証はできないので、不具合があれば、ご教授願いたく、よろしくお願い致します。
>> 無題 nakayama(岡崎) 2012/01/17,23:50 No.1055
小林さん、ご説明ありがとうございます。最近組み上げた回路が1発で動作したためしがありません。(アンプに限らず)相当ボケが進行しております。今回も見かけぐちゃぐちゃですので、ちゃんと整理しながらやってみようと思います。
V3の回路についてもしっかり勉強しないとだめですね。 うまくいきましたらまた報告させていただきます。
>> そういえば 小林@長野 2012/01/18,12:35 No.1056
忘れていました、超三の組み立てが完了したら、音入れをする前に電源を入れてオペアンプの出力が0ボルトになるように、半固定VRを調整してください。
オフセット調整とか言うんかな、私も見よう見まねでして、よろしくお願いします。


画像タイトル:6BQ5 超3アンプ -(76 KB)

作ってみたかった超3アンプ 中島@愛知 2011/11/19,18:43 No.1040 返信 (t)
以前から作って見たかった超3アンプが完成しました。
近所のガラクタ屋さんから払い下げて頂いたシングルアンプをリメイクしたものです。真空管も電源トランスも出力トランスもチョークも全て生きていたので、そのまま使いました。シャシーは弁当箱タイプを買ってきて、私としては初めて 塗装をしてみました。
6BQ5,6AV5,2SK30Aの構成です。松下製の板金むき出しの出力トランスが いかにもチープな雰囲気で 私にぴったりかと・・・。
>> 完成おめでとうございます Katou@刈谷 2011/11/19,20:40 No.1041
完成おめでとうございます! きちんと作り込まれていて立派です。9ピンの3本と7ピンの6AV6も絶妙なバランスでとても良い感じです。古い部品と超3の組合わせもナイスですねー、9ピン管の1本は整流管ですか? ぜひ試聴させてください。
>> 超3アンプ 中島@愛知 2011/11/20,10:55 No.1045
Katou@刈谷さん、こんにちは。 是非、試聴しに来て下さい。
MT9ピン3本の内 写真の最左は、整流管6CA4です。いずれの球も弱っているみたいで、5本共新しい球を準備したのですが、まだ取り換えてません。新しい球になると 音も変わってくるものでしょうか?
6BQ5は、5極管接続と3極管接続を切替られるSW(写真右下)を取り付けてみました。でもあまり音は変わりませんでした。


>> 帰還管に nakayama(岡崎) 2011/11/20,22:57 No.1046
6AV6とは渋いですね。ラジオ好き人間の面目躍如といったところでしょうか?超3の音は色々言われているようですが、あのちょっとドスの効いた雰囲気が私は好きです。 丁寧に作られましたね。
P.S 最初の投稿、6AV6が6AV5になっています。
>> 超3アンプ 中島@愛知 2011/11/22,22:57 No.1049
nakayama(岡崎)さん、お久し振りです。
時々書き込みされる掲示板の文面を見て、活発に活動されているなぁと思っておりました。今はお寺大会のお題に取り組んでおられるのでしょうか。
私の方は超3が終わったので、次は何にしようか と考えております。キリがありません・・・。中部地区でも自作アンプを持ち寄ってウダウダ言い合う場があると楽しくていいですね。
※6AV6のご指摘ありがとうございました。当方、全く気付いてませんでした。



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