ELEKIT の TU-879S を超三結化するキットが出ていまして、それに格闘中なのですが、どうもうまくいきません。回路はキット製作者のもので、製品として売っているのだから間違いはないと思うのですが・・実装技術に問題があることも明らかなのですが、以前に質問したように、+B1 から OPT にいくところと、+B2 から G2 にいくところに、SiD をかまそうと思っています。回路的に何か問題がありますでしょうか?また、私見では 12AX7 1本で左右チャンネルをまかなっていますので、何となくチャンネル・セパレーションが悪いような印象がありましたが、その辺はどうなのでしょう。
何かヘンだと思ったら、12AX7グリッドからTrコレクタに行く配線が抜けてますね。どううまく行かないのか不明なのでコメントのしようがありませんが、超三のキモは帰還管の動作だと思います。Trエミッタの抵抗を可変にして、帰還管〜Trへ0.5mA程度流れるようにすれば良いでしょう。ストッピングダイオードは私にはわかりません。12AX7には6L6GCのプレート・グリッドの高インピーダンス配線が行ってますので容量結合によりクロストークが悪化するでしょう。片chだけ信号入力して反対chのSPに耳をくっつけて聞こえるかどうかで簡易的に確認できます。
こんにちは。 回路動作上には支障はありません。(1) +B1〜OPT 間は OPT の特性により効果に差があるようです。(2) +B2〜G2 間はプレート側以上に変化があるようです。私の実験例では、音域全体がハッキリして迫力が増す例が多かったです。電源C容量、OPT、スピーカも関連するのか、効果不明とする方もおられます。電源のCはより大容量にすることにて、より効果が出ます。 SiD を挿入すると P/G2 いずれも DC 電流上に信号電流が乗ることになり、見掛け上では電源のリアクタンス分をキャンセルする効果があるのかな、と考えています。
粕谷様、うーだ様、ご教示有難うございました。この回路にストッピング・ダイオードをかましてやってみます。12AX7 グリッド〜Tr.コレクタの配線は転記ミスでした。>Trエミッタの抵抗を可変にして、帰還管〜Trへ0.5mA程度流れるようにすれば良いでしょう。は、6L6GC カソードに入っている CRD(0.5mA) とその下に入っている可変抵抗で調節するものと考えていましたが、まるで考え違いなのでしょうか?基板はつながりが辿りにくいので、勉強のため違うシャーシにディスクリートで組みなおしてみようかと思っています。
> 6L6GC カソードに入っている CRD(0.5mA) とその下に入っている可変抵抗で調節するものと考えていましたが、Trのベースバイアス電圧を変えるのですね。それでOKです。さらにエミッタ抵抗を変えるとアンプの利得が調節できます。
まだ組んで実験もしていないのに質問するのも気が引けるのですが・・>12AX7には6L6GCのプレート・グリッドの高インピーダンス配線が行ってますので容量結合によりクロストークが悪化するでしょう。だとすると、超三結回路ではほぼ同じようなことが必ず起こる?から、例えば 12AX7 を片チャンネル 1本ずつ使うというようなことをしてもあまり意味がないでしょうか? 12AX7 だけはたくさんもっているので、試みてみようと思ったのですが。
クロストークは実装で良くも悪くもなるので、一概には何とも言えません。↓ここにいろんな回路でクロストークを測定したグラフがありますので見比べてみて下さい。http://briefcase.yahoo.co.jp/bc/onnyo01/lst?.dir=/c35d&.order=&.view=l&.src=bc&.done=http%3a//briefcase.yahoo.co.jp/P-S NFBでクロストークが悪化しているのは、プレート配線を引き回しているためだと思います。なお、私は12AX7を片chに1本づつ使用しています。
粕谷様、有難うございました。今、6V6GT Single の組み直し中ですので、それが終わったら早速片チャンネル 12AX7 1本でやってみたいと思います。「クロストークは実装で良くも悪くもなる」は私にとって最も頭の痛い点です。ま、いろいろ痛い目にあいながら学べば良いとお気楽に考えることにします。