2016年夏 お寺大会レポート
事前案内はこちら

2016年6月18日17時頃~16日8時頃
今回は初参加者も含め、多くのみなさまの出席のもと行われました。



開始前の様子
 


まずは、事務局長の挨拶です。



さて、本題の「自作スピーカーユニット」競作大会です。
実行委員長の挨拶です。


「 自作スピーカーユニット競作大会」(18:00~)
今回は生演奏がなかったのでいきなりのスタートです。

1. 可動磁石形ダブルコーン / 松岡さん 
  磁石の重さが0.9gということです。素直な音で、パワーを入れても音が崩れませんでした。そこで、どんどん音量をあげていたら煙が出てしまいました。
資料はこちら
 




2. 突板シート平板振動板2way 14L ZWBR / 塩沢さん
  共振のピークを抑えるのに苦労したとのことですが、パランスの良い音に仕上がっていました。 低音も十分出ていました。 サン・サーンスの交響曲3番の低音も、大音量は無理ですが、再生できていました。
資料はこちら
 

 



3. 2way小型スピーカ / 泉さん
  38年前に作った8cmのユニットで、アルミニウムのコーンとワイヤダンパーを組み合わせています。アルミニウム箔は台所用のものを5枚貼りあわせ、キャップはピンポン球を切って貼り付けています。大音量は無理ですが、バランスの良い音で鳴っていました。
資料はこちら
 

 


4. ディスクトップスピーカー / 土屋さん
 

ツィータはエッジレスになっています。それに合わせてチューニングしているとのことでした。ウーハーのコーン紙は、ドライカーボンにQを下げるため紙を貼り付けています。ボイスコイルの長さは16mmで、振動板が5mmくらい前後してもOKとのこと。クロス周波数は、4kHzです。
低音の量感が十分です。ツィータも綺麗な高音が出ていました。 少し、音が奥に広がる感じはありますが、テレサテンの声が綺麗に聞こえていました。
資料はこちら

 

 


5. 2巻線ムービングマグネット摺動形スピーカー / 肥後さん
  摺動タイプという新しい試みです。音が少しビビる感じがありますが、少し抑えてやるとるとビビらなくなります。このため、後ろにマグネットを追加して抑えているとのこと。
音量が小さいので、皆が前に出て聞きました。 制動の効いた音です。低音から高音までバランスの良い音でした。テストということで、音量を上げると、ビビリ音は気にならなくなりましたが、煙が出てしまいました。
資料はこちら
 
 


6. 反発磁気回路2段コーン紙スピーカ / 石田さん
  ギャップが9mmで、磁気的にバランスの良い所を選んでいるとのことです。 電流アンプで駆動していました。 能率が低いため、大音量では苦しいですが、素直な音でした。
資料はこちら
 

 


7. FE206Σ改造自作ユニット / 蝦名さん
  渋紙型紙のコーン紙と糸ダンパーを使ったユニットです。素直で安定した音が出ていました。ある程度の音量まで再生できますが、大音量になると、ローリングが起こってしまうようです。
資料はこちら
 

 






7セットを聴き比べた後、実行委員長と事務局メンバーの独断と偏見による審査で、入賞作品を決定しました。
今回は参加数が7セットということで、全員に賞が渡ることになりました。
表彰式の準備と賞の説明の様子
 


最優秀賞: 可動磁石形ダブルコーン/松岡さん
(松岡さんの受賞パフォーマンスを拝見することができました)
 


デザイン賞: 反発磁気回路2段コーン紙スピーカ/石田さん
 


技術賞: FE206Σ改造自作ユニット/蝦名さん
 


イノベーション賞: 突板シート平板振動板2way 14L ZWBR/塩沢さん
 


手作りアンプ特別賞: ディスクトップスピーカー/土屋さん
 


審査員特別賞: 2巻線ムービングマグネット摺動形スピーカー/肥後さん
 


萌え賞: 2way小型スピーカ/泉さん
 




記念撮影





続いて夕食です。
 

 

 
 



恒例のオークションです。 ご協力、ありがとうございました。
 

 





このあとは、アンプ自慢大会です。
 

 
 


 さて、無事に2016年夏のお寺大会が終了しました。
2016年の冬のお寺大会のお題は、
「ディスクリートヘッドホンアンプ」となる予定です。.

皆さんのエントリーをお待ちしています。

関東支部のページに戻る