第三回関東三土会 報告

2000年9月16日


セッティング中...


オリンピックでは大熱戦中だというのに、三土会は盛大に開催されました。今回も部屋に人が入りきらないくらい大盛況でした。


うんざりするほど?人がたくさん




今回の注目は、宇多さんの「チューブチェッカーアンプ」でした。(回路図はココ

 

出力トランスを、東映トランスの10WSというシングル用のものにしています。このトランス、3500円/個で70mA流せるとのことで、オススメだそうですよ。
そしてなんと、こんなにたくさんの出力管を使えるそうです。


解説中の宇多さん(中央)
みんなそっぽ向いてますが、ちゃんと真面目に聴いてますよ(笑)

さすがは宇多さんの超三アンプ、どんな真空管でも良い音で鳴らします。
どの真空管でも全く同じレベルで「超三サウンド」なので、ブラインドでは聴き分けが付かないかも。
つまりは、超三の再現性が高いことの証明かもしれません。

では、各真空管の勇姿を、どどーんと御覧ください。

 
6BQ5とムラードEL33
MT管は、アダプタで装着します
このEL33はきれいな球ですが、普通のアンプだと音は悪いらしいです
超三アンプだと、普通に鳴っちゃうのですけどね

 
CV450と6Y6G
トッププレートの球でもOK
CV450は寝ぼけた音だそうですが、超三だとだいじょぶです
6Y6Gはいい音でした

 
1625と6384


6DQ6
水平管はコストパフォーマンスが良いですね
これ以外にも6AV5が有ったのですが、写真を撮り忘れました

 
田村さんが11年前にソ連(ロシアにあらず!)で買ってきたという、6П36Сという真空管
規格表もロシア語で書かれていて、解読も大変(笑)
EL505と同一規格では?という話でした

 
小川さんが秋葉原で買ったばかりのSovtek KT66と中古の6G-B8(ブランド不明)
このSovtek KT66は可愛い球ですね。音も良かったですよ。ペアで4400円ですのでお買得かも!


荒木さんの、GOLD LION プランドのKT-88
なんてリッチな!!(笑)
音も、さすがの貫禄、とても良かったです


高橋さんの6W6
ハカマが左右で違うのは御愛嬌
6Y6と同様、スッキリした良い音でした


今回使用したスピーカーは、コイズミさんの御好意で、島田貫光先生作のDDD-S7バスレフでした。
ツイーターも追加しました。

 


田中さんのフィリップスICアンプと、タンノイのペア2万円スピーカー改。

フィリップスICアンプは、やはり良い音です。これで材料費が5000円以下で出来ちゃうんですから、イヤになっちゃいます(苦笑)。

 

タンノイ改は、買い値2万円+改造費5000円と安価ですが、これが非常に良い音!!!
買っちゃおうかな〜という人が大勢いました。(私も欲しいです)

 


芦澤さんの、TU870。
ベテランの芦澤さん、回路はそのままだそうですが、いろいろと手を加えられているそうです。

このアンプキット、初心者の方にはピッタリの、非常に良いキットですよ。2万円と安価ですし。
アンプ製作はやったことがないし...という方には、強力にオススメです。説明書も良く出来ているそうな。
超三結に改造したりとか、いろいろ楽しめますしね。


戸張さんの、フィリップスICアンプ。
誰が作っても簡単で良い音のするICアンプですが、それでも他の人に差を付けてさらに良い音を出すのがさすがベテランでしょうか。
簡単そうで、なかなか奥が深そうです。


今回は、初のアンプクリニックの患者さんが登場。
松野さんのフィリップスICアンプでした。

松野さんは、30年前にTrアンプを作られて以来のアンプ製作だそうで、音が出たときは非常に嬉しそうにされていました。
ほんの少しトラブルが残っていますが、完成は目前でしょう。
 
 

 
クランケと、よってたかって治してる医者達(笑)



以下はオマケです。


小川さんの、秋月キット使用の容量計
やっぱり持ってると便利そうですね


それなりに工具が揃っているので、改造や修理、小物づくりもその場で可能です


多賀さんのシャーシ
WE300Bに挑戦だとか
リッチですねぇ...


神田のインドカレー屋で夕食&歓談
ここのカレーとても美味しいですよ


2K/09/17 上野