第二十二回関東三土会 報告
2002年4月 7
日
会場の都合で第三土曜日ではありませんが、
これまでと会場をかえて三土会を行いました。
多賀さんのDENON製スピーカーの改造品。
スピーカー台なども工夫しています。
スピーカーの後ろからの画像です。
右上にボルトが見えますが、これでウーファーを押し付けて
ウーファーの振動を無くしています。
また、白い糸のようなものを中に詰めていますが、
これは中空糸という特殊なもので、結構高価なものだそうです。
多賀さんは、この中空糸をスピーカーに詰めて音質を改善するノウハウで
特許を取っているそうです。
画像の黄色い紙が、特許の証書だとのことです。
ただし、多賀さん曰く、「フェルトバッフルや平面バッフルの方が音は良い」だそうです。
岩井さんの、FE83タンデムスピーカー。
コイズミ無線のキットだそうです。
バッフル面が小さいことによる点音源の良さのためか、
かなりまとまった良い音がしていました。
奥行のある箱ですが、中に同一ユニットが2個入っています。
それぞれ逆相接続されていて、正面のスピーカーの背圧が常に一定になっています。
私(上野)の平面ダンボールバッフルスピーカー。
ユニットはSiemens6Wです。
会場がかなり広く(30畳くらい?)、ライブだったため
なんだか変な音になってしまいました。
後ろから見た画像。
スピーカーユニットには5kgのデッドマスが接着してあります。
多賀さんが、制振ネジをユニットに取り付けてくれました。
制振ネジとは、特殊な材質のネジで余計な振動を取ってくれるそうです。
確かに、落ち着いた聞きやすい音に変わりました。
宇多さんの、6BQ5超三プッシュプルアンプ。
プッシュプルながら、超三の特徴も持った音質だそうです。
外部電源を接続して使用します。
小川さんの6BM8超三v1アンプ。
回路は一般的な超三v1とのことですが、音質向上のための工夫がしてあるそうです。
戸張さんのICアンプ。
詳しいことは聞きそびれました...
戸張さんのICアンプ。
市販品で4万円程度だそうで、デジタル入力が可能とのことです。
ピアノの高音部の叩き付けるようなエッジの音が印象的で、かなりの高音質でした。
田村さんのミニアンプシリーズの、E90CCアンプです。
広い部屋では残念ながら出力不足でした。
実は会場は2部屋あって、狭い部屋(といっても12畳くらいありましたが)で
小出力アンプをメインに視聴しました。
3つのスピーカーのうち最も能率の高い、Siemens6Wスピーカーを使用しました。
このスピーカーは99dBと高能率です。
小出力アンプを楽しむには、能率の高いスピーカーが必須です。
田村さんの6AS11アンプです。
明るい音質で、部屋一杯に高品質な音を響かせていました。
Siemens6Wスピーカーも、狭い部屋では本領発揮という感じで
細かい音まで良く聞き取れました。
平面バッフルは、それなりに狭い部屋でないと難しいですね。
私(上野)の12AU7プッシュプルアンプ。
いくら狭いといっても12畳の部屋では出力不足でした。
私の自宅の6畳間では、これでも十分な出力があるのですが...
2002/4/7 上野