8月10日三土会レポート



暑い盛りの8月10日、秋葉の千代田区民会館の和室での三土会でした。和室は、響きも適当で、且つエアコンも快調、畳に寝転んでリラックスする方もいて、”夏休みの一日”を、たっぷり楽しんだ感がありました。

今回も力作が続々登場しましたが、唯一残念だったのは、CDプレイヤーのしっかりしたものが無く、各作品の能力を十分に引き出し得なかったのではないかと思われます。

ひとつ BIG NEWS があります。三土会として小型のスピーカ(インフィニティ)を購入しました。今後これを毎回持ち込み可能です。


1.戸張さんのバッテリ駆動ディジタルアンプ・・・なんと大変滑らかな音でソースを選ばない力作。


2.谷口さんのスウィッチング電源による12BH7Aシングル&PP、6BQ5三結シングル・・・小型にまとめてシングルの良さ   が出ています。12BH7のPPはいけますね。
 

3.宇多さんの6AC5超三シングル・・・これはもう宇多さんの独壇場!超三も次第に工夫が加わって益々前進。
 

4.小川さんのKT66三結PP、パワートロン型反転回路使用・・・いつもながらこれぞ球アンプという仕上がりと音。出力トランスは、かのタンゴFW50!次のお寺大会で中を拝見したいです。
 

5.荒木さんのオカルトBOX・・・フィリップスICアンプの後に、安い出力トランスを2個シリーズにしたものを繋いで、球アンプ並特性にした実験。帯域は確かに狭くなった感じ。音はこれがあっても無くても思ったより変わらず。


6.川本さんの平板SP「フラット君」・・・バッフルなしなので、低音はでないが、ぐんと傍によって耳を澄ませばこれもいいですねー。

7.松崎さんの6BM8三結シングル・・・M8は三結にすると出力インピが低くて、パワーは出ないけど良い音のアンプに成りますねー。小型アンプはやっぱりこれか。小さなアルミの箱はDACでしたっけ?
 

8.高橋さんの電流/電圧コンバーチブルICアンプ・・・電流アンプにした時のよさがでるスピーカがあれば、もっと差が出たのでは。是非次回も持参いただいて、じっくり聞かせて欲しいもの。


9.上野さんの12cm段ボールバッフルスピーカ。・・・上野さん常用の鉄骨組み立て式。素直な音。会場のような広い部屋でなく普通の居室だとこれはいけるのでは。上野さんは家では良い音きいているな。
   

10.高橋(卓)さんのTU870改超三・・・一度は試してみる価値有るアンプ。思ったより高域の癖も少なく滑らかな音。


11.大沢さんの自作スピーカ。・・・大沢さんのスピーカユニット工作技術には脱帽。コーン紙の材料はなんと風船爆弾に使われたものとのこと(剛性、内部損失、などの検討の結果)。なんと中高域の切れと透明感のあること!!次回以降が益々楽しみ。
 

12.会で購入したインフィニティー君。音はそれなり? でもやっぱり一台手持ちがあると便利ですね〜。
 


文章:荒木