第四十一回関東三土会 報告
2003年11月22日
アンプの部
300BのQRPアンプーーーー松崎さん
(製 作記事
)
250V25mAの動作で1W以下の出力。音はまともで、ふっくらしている。 エレクトロハーモニックス(ソブテックの新型でおそらく300Bとしては最も安価)の300B使用。
300Bのミニパワーアンプとは、300B神話への皮肉かな?
45S−−−−吉田さん
パーツは一流品使用(タムラ、デールなど)。コンパクトにまとまっている。音 は45の良さを引き出し、聴きやすい滑らかな音。
パワーMOSFETアンプーーー松田さん
2SK2221使用。コンプリメンタリPP。正確で無駄の無い音。高分解能、 広帯域アンプが久々登場。
TDA1552フィリップス君ーーーー荒木さん
電源に大きいトランスとCを使い、非安定化電源によるフィリップス君の音は、 やっぱり会の皆さんの評価どうり、結構いけます。
スピーカの部
サーボコントロール パッシブラジエータ方式小型SP−−−−平松さん
今回で三回目の出場。毎回改善が図られ、音質向上! 今回はメインの全域ス ピーカユニットにオーダックスHP080G0という直径8cmのユニットに換装され、高域の繊細感がまし、おとなしくなった。進化を続けるこの方式に期待 あれ。
CDプレーヤの部
自作CDプレーヤーーーー上野さん (
製作記事
)
PC用CDドライブに表示部とコントロールをつけ、DACは抵抗ラダー形(な んと100本100円の安い抵抗)をディスクリートで作られ、デジフィル、オーバ−サンプリングなし。同じクロックで、CDドライブもDACもロックす る。しかもこれを木箱に入れた力作。
音は、静かで落ち着いており好ましい。高価格、または凝った回路構成のDACとの比較でも負けはしない驚きの作品。再現は技術力と工作技能が要求される。
昔作ったDACーーーー松崎さん
飛び入りで10年前のDAC(DAI9245,DAC0052)が披露され た。今のものとそんなに違うとも思えない。
2003/12/3 荒木