第101回 関東三土会(2009年03月21日)

総括


出品作品

大塚 さん
大塚さん
・半導体アンプ25w
・CDプレーヤ(DVDドライブ+上野式ATAPIコントローラ)
・スピーカ(AVフェスタでデモしていたパイオニア)自宅テレビで約2週間エージング.

 お彼岸なので サンスクリプト語の般若心経 を聴かせていただきました.
出品者のコメント:
半導体アンプは蝦名氏設計の無帰還アンプで、出力段はJ115/K405です。
柔らかく、聴き疲れしない音が出るのが特徴です。

CDPは上野氏設計の16bitDACとATAPIコントローラを組み合わせたもので、アンプと同じデザインで製作してあります。

PE-101Aは購入当初、高音ばかりが耳につき、低音の全くでない状態でしたが、約2週間エージングをしてやっと落ち着いてきたようです。低音から高音までバランスよくきめ細かく再生してくれる佳良なユニットです。
しっかりしたフレームのユニットに大きな磁石がついており、値段相応の造りと音だと思います。
専用の箱LE-101Aは、オイルフィニッシュの美しい仕上がりで、パイオニアの銘板もついておりこちらも満足しています。
ちょっと高い買い物ですが、損はしなかったのではないかと思っています。
斎藤@茨城 さん
斉藤さん
・3C24アンプ改 前回との回路変更点の説明を頂きました.
出品者のコメント:

見元 さん
見元さん
・ICアンプ 電子ボリューム -> 通常のボリュームへ
  さらに内部接点に手を加えたとの事(音楽的寂しさを追求したそうです)
出品者のコメント:
このTDA7057AQアンプは、電子VR部分の回路や部品で大幅に音が変わります。当初は、電子VR方式なのでいいかげんなVRで十分だと思い使用しました。これが前回不評だった原因でした。そこで、何種類かのVR回路を試すと共に、10種類くらいのVRを購入して視聴比較しました。さらにVRを分解して、音質劣化原因を探りました。結果的には選び出したVR(無名メーカーの安物)を改造して使用しています。音は、お聞きになられたように、きれいで楽器の質感を良く表現します。高音の伸びが少ないという指摘もありましたが、私はこのバランスは好きなので、好みということになるかと思います。またこのアンプでCDの好みが変わりました。これまではボーカルを中心に聞いていましたが、クラシックのバイオリンのむせび泣く音が好きになってきました。まとめると、このICはごく普通に組み立てると前作のようにたいした音は出ません。しかしながら実装やしっかりした部品を使うとすばらしい音が出てきます。部品点数的にはお手軽アンプなのですが、ベテランの方々にしかお勧めできない、難しいICだと思います。
山田 さん
山田さん
・UAC3522A USBアンプ秋月キット 改(OPアンプバッファー)
  回路図を公開説明して頂きました.
出品者のコメント:
関口 さん
関口さん
・RIAA , 逆RIAA イコライザー
  LP -> CD を準備頂き このCDを再生し
  -> 逆RIAA -> RIAA -> アンプ -> SP で再生

私的に ビリージョエル 良かったです!
出品者のコメント:
A&Vフェスタに出させていただいたプリアンプは PHONOを再生できるようにイコライザーアンプを載せました。
LME49720というオペアンプにCR型のイコライザーです。

今回のデモのため、逆RIAA回路を用意しました。
40㏈減衰させ、イコライザーと反対特性の周波数特性を持たせた アッテネーターです。

いくつかの機器でテストしましたが、ノイズが、でたり出なかったりしています。

カートリッジは 木村無線さんの閉店のときに 譲って頂いたもので、本器で再生し、無圧縮で取り込み CD-Rに落としたものを素材にしてみました。
ちゃんと、スクラッチノイズが聞こえます。

蝦名 さん
蝦名さん(も)
・RIAA , 逆RIAA イコライザー
  通常のCD再生 -> 逆RIAA -> RIAA -> アンプ -> SP で再生
出品者のコメント:
昔は、レコードを再生するためにイコライザーアンプは必須でした。このため、イコライザーアンプの比較試聴なんかもよくやったものです。しかし現在では、三土会などでイコライザアンプの比較試聴しようと思っても、環境を整えるのが大変です。
そんなことを考えていたら、関口さんが逆RIAAを作ったという書き込みがあったので私も作ってみました。通常の逆RIAA回路に加えて、入力に直流カット用のコンデンサと入力インピーダンスを上げるための抵抗を入れ、出力側には高周波を減衰させるコンデンサをパラに入れています。偏差は若干大きくなりますが、前に繋がる音源と、後ろに繋がるイコライザアンプの安定動作を優先させました。
高精度の部品を使っていないので誤差による高低音のバランスの崩れが心配でしたが、イコライザアンプ(30年前に作った半導体無帰還CR型;下に置いてある赤いネオン管が点灯しているアンプです。)と組み合わせて鳴らしてみると、ちゃんと音が出ました。逆RIAAとイコライザアンプ内のRIAAで約-60dB減衰し、イコライザアンプ内で約60dB増幅するので音が痩せますが、高低音のバランスはあまり変化しておらず、実用になるレベルに仕上がっていると思います。
大澤 さん

大沢さん(は)
・RIAA , コロンビア , SP 3種のイコライザーを比較
出品者のコメント:
石田 さん
石田さん
・6V6-PP 球3段 -> 1段目OPアンプへ [CasCompドライバー回路]
  回路図を公開説明して頂きました.
・ルビジューム源振クロックの CD/DVDプレーヤ(改造品)
  内部クロックと切り替えて比較視聴.
出品者のコメント:
 6V6PPは前回の3極管1段増幅+直結ムラード型からお寺大会用?Opamp使用のCascomp回路に変更。まだ歪みは測っていませんが、大分すっきりとしたような感じがあります。相変わらず6V6は結構良い音しています。

 ルビジュウム発振器は256fsに設定、波形整形と256分周回路を搭載。カットコアトランスとショトキーバリアダイオードの出川電源+大容量コンデンサです。
 CDプレーヤ(SCD-XE6)には256fsを直接CDプレーヤの水晶発振の代わりに切り替えて接続、動作可能にしています。CDプレーヤ側の水晶は既に高精度OCXOと換装していましたが、会場で切換試聴しても思いのほか変化があったかと思います。ルビジュウム恐るべし。
宇多 さん
宇田さん
・ヘーンロック・アンプ(PK-NF) 次回大会への研究中
出品者のコメント:
ディスクリートではこれ以上簡単にはなるまい、と初段管を抜き、ソケットを外し、ラグ板に J-FET を載せて改造は一時間。 とにかく鳴って、なんとかなりそうとの感触を得ました。 
安江 さん
安江さん (アンプ・マイスターですな!)
・VT4Cシングル
  回路図を公開説明して頂きました.
出品者のコメント:
 持参したアンプ〔SV811‐シングル〕と関係のない
現在製作中のプリアンプとVT-4Cシングルの話をさせていただきました。
このような発表も・・・『あると思います』
松川 さん

松川さん
・スピ-カ AVフェスタ親子体験でGET
  パイプオルガンの30Hz を再生?
出品者のコメント:
娘を連れて(無理やり?)親子枠でやっとゲットしました。ユニットはFOSTEXのFE83Eです。容量は約2.5Lほど。バスレフダクト面積10cm^2×7cmです。ユニットを止めるネジが1本斜めに入りましたが御愛嬌ということで。その後1回ユニットを外し、内側からさらにボンドで補強して気密性を高め、若干の吸音材を仕込んでいます。
ちなみに娘は帰ってきたら「楽しかった」といって修養日誌に書いていました。(書かせたわけではありません。)
オーディオチェックCDは、付録に本が付いてきましたが一番低いパイプオルガンは、32Hzで、各音程で音量を-10dBにあわせていると付属書に書かれていました。
まあ、コーン紙の振動が見れたかな?!
佐藤 さん
佐藤さん
・60CMスピーカ
  打ち上げ花火 , 雷 , パイプオルガンの(30Hz)を再生してみました.
  やはり面積が "モノを言う" って処でしょうか.

大きさを推測ください(写真上左)スピーカの右に人が立っています(足だけですが)
出品者のコメント:
12号55センチ幅の伊勢型紙で可能な最大のウーハーを作りました。詳細はラジオ技術2008年2月号を参照下されば幸いです。訂正が3箇所あります。コーン切り出しのカット角は60度だと47センチウーハーとなります。50センチウーハーなら40度位にしてください。8センチのフェライト磁石の内径は40ミリ、磁石押さえ円板の厚みは15ミリが正解です。当日は低音増強のデモでしたが、良い音のブースターが完成しておらず音は良くなかったと思います。普通の音では、後面からも音を出すT長老の方式と同じ発音原理で自然な音がするとのコメントをT長老から頂きました。最近、スピーカ作りの師匠である大沢さんがネオジ磁石を使った50センチを作成したとの情報を得ました。そのうち聴く機会がありましたらぜひ聴いてください。