第102回 関東三土会(2009年4月18日)

総括


出品作品

初段FET超三アンプ 宇多 さん
次回 お寺大会課題 のアンプ 気合いが入ってます gu!
出品者のコメント:
 このアンプ、汎用水平偏向出力管の超三結アンプを部分改造し、終段 6CM5(=EL36) プレートから初段ソースに局所 P-S NFB を掛けたもので、超三結回路ではありませんが、似たようなものです。 
 最初 2SK30A-Y と 5963/2(=12AU7/2) とで SRPP を構成したら、勝手に動作点が
上下するなどメチャ不安定、そこで初段の 2SK30A-Y のドレーンを二段目 5963/2の カソードに直結したカスケード・アンプに変更したら、ドッシリと安定化しました。
 なお、初段および二段目の動作点調整のため、二段目 5963/2 のグリッド電圧設定は終段の自己バイアス電圧を利用した半固定バイアスにしてあります。 
TDA2009A改 見元 さん
ICアンプで見た目は簡素ですが
 音は "よくぞここまでって" 印象でした.

努力に脱帽です.ICもここまでしてもらえると よろこんでいるかも!

真空管 2A3の音に "よく似てきた" とのお話.
出品者のコメント:
TDA2009Aを用いたアンプの製作にとりかかり1年半がすぎました。まだ、いくつか問題点があるように感じていますが、これはこれで完成したものと思います。私の好きな軽い音が空中を漂い、悲しいバイオリンの曲の再生では、ほんとうに悲しくなる音が出せるところまできました。次回作は、スイッチング電源の最適化等を検討し、もう少しこのICを使いこなしてみる予定です。
2A3アンプとno
比較ですが、私は同じ音がしていたように思いましたが、会場から「全く違う」という意見もありました。真相は藪の中ですね。
平面スピーカ 見元 さん
ご覧の通り 黒い部分が増えました.

アンプとセットの "見元システム" "みごと"です!
出品者のコメント:
ビビリ音対策を施しました。アクリル半球とバッフル板の固定が不十分だったのが原因でした。対策後、このアンプとスピーカーを持ちこんで、3ウエイマルチシステムと比較できる機会に恵まれました。ゆとりと重低音はさすがに3ウエイマルチだと思いましたが、それ以外は同じ音がしているように感じられ、音に違和感はなかったです。この比較実験により、このスピーカーの性能に自信を持ち、完成としました。
2A3シングル 関口 さん
2A3シングル アンプ.
見元さんのアンプと比較に・・・ さて違いは?


もう一つ
CDディスクに "fo.Q:ホック" を 貼った/貼らない の比較をしてみました.

黄色いディスクの中央部に "黒い"何かが付いています これが"fo.Q:ホック"との事.
微妙に違いが あったかな・・・
出品者のコメント:
2A3シングルは 成り行きで持ってきてしまいました。
回路図は、http://aqu-takako.com/virtual_html/cgi-local/joyful27/img//150.pdf です。

このアンプ ドライブのチューブを 6FQ7、6922or6N1P、6AQ8とかえて、DFをいじることができます。
それぞれ、5、12、20となります。
今回は、DF=5”でお聞きいただきました。いかがでしたでしょか?

フォック、スピーカを追及されてる方は激変だといいます。
私には、わかりませんが いいんでしょう。たぶん、
FU32 水越 さん
FU32アンプ
電源,出力 各トランは 手巻きだそうですワニスの含浸もしっかりされていました.

 MP3音源にて試聴しました.

トップのプレートキャップ力作です.  (この写真 ちょっとアートぽいなー to写真班)
出品者のコメント:
FU32は832Aの中国版でソケット共々とっても安価です。
出力トランスはジャンク電源トランスの巻き直しでP-P10K
ドライブはLM670T(片ch2個)で出力は8W程度です。
プレートキャップは「ダボ」材の中心に適当なコネクタコンタクトを
圧入した物で、耐熱/絶縁も良好です。
半導体ドライブ 2E24シングル 大塚 さん
"エビどら" アンプ で蝦名さんと試聴対決? (注:海老入りのどら焼きでは ありません)
 (以前 エビプリ アンプもありました.プリッとした海老入りのアンプではありません )

回路の説明をして頂きました.(秘密アイテム・・・が評判でした 痛っ!)
出品者のコメント:
蝦名氏の設計した半導体ドライバーアンプにより出力段(2E24)をスィングするシングルアンプです。
今回のコンセプトは「お金をかけずに」ということで、以前の課題アンプとして作った6V6アンプのシャーシとトランス類を流用し、出力管はこれまた以前の課題にあった直熱管である2E24を使用し、ドライバーアンプは、D級アンプのシャーシを流用して作り上げた、在る物だけを使って作ったアンプです。このアンプを製作するにあたり購入したものは感光基板3枚だけです。今回皆さんに音を聴いていただき、回路を見ていただき、反省点や改良点が見えてきました。皆さんの貴重なご意見、ご指導を元にさらに追い込んでいきたいと思います。

半導体100パラアンプ 蝦名 さん
(知らない人が見ると 爆発物扱いされそうな・・・交番の前を無事通過出来るか.と人は言う)
100パラ となると批判ばかり聞こえてきそうですが

音の "深み 奥行き 重量感" を感じさせてくれるアンプでした.目から鱗って感じです!
 理論よりも"現場 現物 現実"にはかないませんね.
出品者のコメント:
三土会100回記念のために作ったA1015/C1815 100パラ無帰還パワーアンプ。比較的入手の容易な部品を使い、回路を複雑にしないようにするため、定電圧電源、DCサーボは採用しないで組み上げています。電圧増幅段はフォールデッドカスコード+カレントミラー電流増幅回路を使用し、約30倍増幅しています。出力段は、プリドライバ段がA1015/C1815の2パラ、ドライバ段が同じくA1015/C1815の8パラ、最終段がA1015/C1815の100パラです。また、。ケースはアタッシュケースを使用し、入出力端子を側面に配置して縦置きができるようにしています。
詳しい説明はこちら
ルビジウムクロックディジタルアンプ 石田 さん
ルビジュームクロック を デジタルアンプとCD(DVDプレーヤ)に供給
( 高級おーでぃお機 と同じ構成です)
音が滑らかな印象を受けました.

比較に デジタルアンプ と CD(DVDプレーヤ) をそれぞれのクロックで再生.
おー! 違いが出ました!!

シタールの演奏 と 雷 の 生禄を聴かせてもらいました.
出品者のコメント:
 SACDプレーヤに引き続きルビジュウムクロックが使える所がないかとみると、デジタルアンプのWDA02が水晶発振器を内蔵しそのクロックで動いています。そこで外部からルビジュームクロックを入れ動作させました。
 やはりクロックの精度向上が音に現れ、ピントの合った雑味のない音になりました。SACDプレーヤとあわせてルビジュウムクロックシステムの完成です。
ボッフル型 反発磁気 平面SP 上野 さん
自宅常用 のスピーカとのこと.

ユニットも ゼロから 手作り. ボイスコイルを巻き付ける素材が 紙と金属で 全く変わってしまうなど ノウハウを公開して頂きました.

大きさは意外と "デカイ" のですが意外と "軽い" んです.(固定観念に捕らわれてはいけけませんね)
出品者のコメント:
とりあえず普通の音がしてたので安心しました。

詳細はココです。
#「ボイスコイルを巻き付ける素材が 紙と金属で」は、「振動体である発泡スチロールの表面を紙にすることで」が正しいです。
MCAP型スピーカ 鈴木 さん
新しい 方式 MCAP型
四隅の "バスレフポート" の穴径 に注目ください.大きさが僅かに違います.
このポートを 塞ぐ組み合わせで低域の特性が変化します.(好みや曲に合わせて使い分けるといいですね)

構造と原理を説明頂きました.(ホームページの紹介は ご本人の許諾でお願いします)

メーカさんに 真似されそうですね. (私的には すごいパフォーマンスがあると思いました.)
出品者のコメント:
初めての参加でしたが皆様に歓迎して頂き有難うございました。
面白いと感じて頂けましたら嬉しく存じます。
100回記念では、この作品の安定型を持参しますのでそちらもお聞きください。MCAP型は、自分のイメージ通りの音に仕上がるので結構汎用性もあって面白いかなと思います。
詳細は全てウェブにありますので下記をご参照ください。
http://www.geocities.com/sg_suzuki/index.html
champ風 ギターアンプ 川尻 さん
出ました! ギターアンプです.

さすが ギターアンプ NFBも調整可能にしてあり色々試してみれます.

色々ギター/ギターアンプの話をして頂きましたが 当方にギター/ギターアンプのスキルが無いもので伝えきれません ごめんなさい.

オーディオアンプも見習う処がありますね.(次回は CDソースで拝聴したいです.)
出品者のコメント:
オーディオかというと疑問ですが、手作りアンプには違いないので披露させていただきました。
ありものの回路を少し弄っただけの新味のないものですが、練習用には十分です。
ややゲインを絞ったことで、クリーントーンがいい感じになったのではないか?と自画自賛しています。

スナップショット