第110回関東三土会(2010年01月16日)

総括

正月明けのためか、出品数が少なく、一人の発表時間を長くとれる三土会でした。
夏のお寺大会にむけて、早くも小容量スピーカーが二作品も出品され、
期待を感じさせる会となりました。

写真：岩井／コメント：堀尾

出品作品

まつかわさん
	TBA820　アンプラジオから外したスピーカーを組み込んだ枡アンプ（モノラル）スピーカーのせいか、非常にラジオっぽい音が、懐かしさをかもし出す。ノスタルジーあふれるセットでした。
	出品者のコメント: 昔のラジヲって皆こんな感じの音だったような気がします。枡は既に本体と分離され、来るべき節分に使用するため私の手から離れてしまいました。
かすやさん
	6N1P pp アンプニス仕上げの天板が素敵なアンプ IC　と　6N1P1　のハイブリッドのため、 On-delay 1 回路を搭載低音が膨らんだ印象を受けた。
	出品者のコメント: 天板はメープル色のオイルステインで染色、その後クリアつや消しの油性ウレタンニススプレーで仕上げたものです。素人であるがゆえのアラが目立たないので、小面積のものにはおすすめです。試作版との違いは、オンディレイタイマーの追加と6N1Pをドライブする2SC4793を選別したことです。周波数特性は低域でなだらかに落ちていってますし、DFは3弱ありますので、「膨らんだ印象」は低音の独特の歪み方にあるのではないかと思っています。
かわじりさん
	6528 ISPP アンプ Self Inverting Push Pull の略低音が特性よく出ていて、バランスがよい。終段のみを差動にすることで、手軽に反転を実現した回路。シャーシが痛いが、Sugoi Itai Push Pull　ではないらしい。最大出力　9W
	出品者のコメント: Sugoi Itai Push Pull っていいですね。ヒーターが大食いなせいか、安定するまで時間がかかるのが難点です。この回路は簡単で音がいいので、色々応用が効くのではないでしょうか。 OPT のトロイダルコアトランスと併せてお薦めします。
やすえさん
	6LU8 超三アンプを聴きながら・・・ UV211　アンプは建造途中・・・・次回は完成品がお目見えの予定
	出品者のコメント: 　製作途中のUV211シングルアンプを持参するのも最後となりました。今後は重すぎて持参する事が困難となります。完成までもうしばらくお待ちください。
せきぐちさん
	1.5L スピーカー　その２これで 1.5L ？という音容量の小ささを意識させないほどに、立派な音が出ています。パッシブフィルターを追加して、相対的に低音が出るように改造したもの
	出品者のコメント: 古くは、長岡さんが提唱され　ＢＯＳＥの小型スピーカなどで、以前から利用されていました。コイルによるネットワークで中高音を－６ｄｂで減衰させます。このままでは　高音がまったくでなくなりますのでコイルと並列に抵抗を入れます。この抵抗と　スピーカのインピーダンスによる比率で中高音のレベルが可変できます。この試作機では　手持ちのコイルで２，２ｍＨのコアありものを使っています。およそ、６００Ｈｚぐらいから上の音が減衰していきます。さらに、１０Ｋｈｚぐらいにピークがあるため　もう一段ＬＣによって、ピークを抑えてあります。難点は、能率が７８ｄｂほどしかありません。
まえださん
	1L スピーカーサラウンドスピーカー用を流用理論上は下が 100Hz まででるはず・・・・・実際のところ、やっぱり低音は悲しいことになってますね。
	出品者のコメント: 昔サラウンド用に作ったスピーカを持ってきてみました。内容積1Lのバスレフだとこの程度かな、という感じ。簡易測定では100Hzまで出ていますが、それ以下ではストンと落ちていて、通常使うスピーカとしては苦しいですね。 2Lのときの低音をどうするか、悩ましいです。
いしださん
	gigaworksDAC / SD Trans 192 基盤販売品をケースに組み込んだもの。いつもように、ルビジウムクロック入力を搭載 SD カードなので、操作が簡便で運用性は高そう。次回はルビジウム化されて返ってくるそうです。
	出品者のコメント: 　SDメモリープレーヤはシンプルな再生機構なので良さそうに思っていましたが、中島氏のSDTrans192を入手することが出来ました。これを S/PDIFではなくI2SでgigaworksのDAC（PCM1798、出川2電源に変更品）にダイレクトに伝送すると驚異的な音が出ます。トラポ自体は352fs24bitまで対応しているのもポイントの一つ。　販売された時は基板のみの裸だったので、TAKACHIのケースから自前で専用ケースを作成しています。これでハンドリングが大分楽になりました。電源も専用電源を用意しています。　次はこれを外部同期回路を追加して内部の水晶の換わりにでルビジウムクロックを２逓倍して入れられるようにする予定です。

まつかわさん
	TBA820　アンプラジオから外したスピーカーを組み込んだ枡アンプ（モノラル）スピーカーのせいか、非常にラジオっぽい音が、懐かしさをかもし出す。ノスタルジーあふれるセットでした。
	出品者のコメント: 昔のラジヲって皆こんな感じの音だったような気がします。枡は既に本体と分離され、来るべき節分に使用するため私の手から離れてしまいました。
かすやさん
	6N1P pp アンプニス仕上げの天板が素敵なアンプ IC　と　6N1P1　のハイブリッドのため、 On-delay 1 回路を搭載低音が膨らんだ印象を受けた。
	出品者のコメント: 天板はメープル色のオイルステインで染色、その後クリアつや消しの油性ウレタンニススプレーで仕上げたものです。素人であるがゆえのアラが目立たないので、小面積のものにはおすすめです。試作版との違いは、オンディレイタイマーの追加と6N1Pをドライブする2SC4793を選別したことです。周波数特性は低域でなだらかに落ちていってますし、DFは3弱ありますので、「膨らんだ印象」は低音の独特の歪み方にあるのではないかと思っています。
かわじりさん
	6528 ISPP アンプ Self Inverting Push Pull の略低音が特性よく出ていて、バランスがよい。終段のみを差動にすることで、手軽に反転を実現した回路。シャーシが痛いが、Sugoi Itai Push Pull　ではないらしい。最大出力　9W
	出品者のコメント: Sugoi Itai Push Pull っていいですね。ヒーターが大食いなせいか、安定するまで時間がかかるのが難点です。この回路は簡単で音がいいので、色々応用が効くのではないでしょうか。 OPT のトロイダルコアトランスと併せてお薦めします。
やすえさん
	6LU8 超三アンプを聴きながら・・・ UV211　アンプは建造途中・・・・次回は完成品がお目見えの予定
	出品者のコメント: 　製作途中のUV211シングルアンプを持参するのも最後となりました。今後は重すぎて持参する事が困難となります。完成までもうしばらくお待ちください。
せきぐちさん
	1.5L スピーカー　その２これで 1.5L ？という音容量の小ささを意識させないほどに、立派な音が出ています。パッシブフィルターを追加して、相対的に低音が出るように改造したもの
	出品者のコメント: 古くは、長岡さんが提唱され　ＢＯＳＥの小型スピーカなどで、以前から利用されていました。コイルによるネットワークで中高音を－６ｄｂで減衰させます。このままでは　高音がまったくでなくなりますのでコイルと並列に抵抗を入れます。この抵抗と　スピーカのインピーダンスによる比率で中高音のレベルが可変できます。この試作機では　手持ちのコイルで２，２ｍＨのコアありものを使っています。およそ、６００Ｈｚぐらいから上の音が減衰していきます。さらに、１０Ｋｈｚぐらいにピークがあるため　もう一段ＬＣによって、ピークを抑えてあります。難点は、能率が７８ｄｂほどしかありません。
まえださん
	1L スピーカーサラウンドスピーカー用を流用理論上は下が 100Hz まででるはず・・・・・実際のところ、やっぱり低音は悲しいことになってますね。
	出品者のコメント: 昔サラウンド用に作ったスピーカを持ってきてみました。内容積1Lのバスレフだとこの程度かな、という感じ。簡易測定では100Hzまで出ていますが、それ以下ではストンと落ちていて、通常使うスピーカとしては苦しいですね。 2Lのときの低音をどうするか、悩ましいです。
いしださん
	gigaworksDAC / SD Trans 192 基盤販売品をケースに組み込んだもの。いつもように、ルビジウムクロック入力を搭載 SD カードなので、操作が簡便で運用性は高そう。次回はルビジウム化されて返ってくるそうです。
	出品者のコメント: 　SDメモリープレーヤはシンプルな再生機構なので良さそうに思っていましたが、中島氏のSDTrans192を入手することが出来ました。これを S/PDIFではなくI2SでgigaworksのDAC（PCM1798、出川2電源に変更品）にダイレクトに伝送すると驚異的な音が出ます。トラポ自体は352fs24bitまで対応しているのもポイントの一つ。　販売された時は基板のみの裸だったので、TAKACHIのケースから自前で専用ケースを作成しています。これでハンドリングが大分楽になりました。電源も専用電源を用意しています。　次はこれを外部同期回路を追加して内部の水晶の換わりにでルビジウムクロックを２逓倍して入れられるようにする予定です。

第110回 関東三土会(2010年01月16日)

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第110回関東三土会(2010年01月16日)