第112回 関東三土会(2010年3月20日)

出品作品

石田 さん
木村アンプ

御殿場の木村さんが配布している基盤を作成。
800kHz まで特性が延びた DC アンプ。出力 25W。
クセのない、素直な音が印象的な仕上がり。
出品者のコメント:
 木村@御殿場さんの設計・配布基板によるCurrent Feedback Inverted MOS-FET ampを組んでみました。少し部品は変更していますが、基本的な回路はそのままで、非常に特性の良い安定したアンプが組めました。 音の方も優秀です。詳しくはブログ・HPを参照してください。
 今回はSDメモリープレーヤでハイサンプリング音源をデモしてみました。DACはgigaworksDAC+ルビジウムクロックです。
松川 さん
VT62シングル

長岡の丸山さんから主要部品をもらって作ったアンプ
ボリュームもリア面に配置
6Ωスピーカに併せて回路が調整されている。
出力3W程度
現在、松川家にて現役稼働中
中~高音にかけて膨らみがある、VT62らしい音
出品者のコメント:
つなげるスピーカー、環境などでまったく違う感じに聞こえたのはびっくりでした。自宅ではダイヤトーンの3ウェイのSPで鳴らせていますが、 もっと中低域に厚みを持った音となっています。オーディオって面白いですね。(だからはまっちゃうんですね。)
川尻 さん
46シングル

A2級動作で4W
新品部品はシャーシのみ
iPod のアナログ回路を無視するため、DAC チップの出力を横取りしてトランスで取り出している。
ゲイン不足のせいか、音に若干の濁りがあるが、条件がそろえば、素直な音が期待できる。
出品者のコメント:
DAC とアンプを一度に出しましたので混乱を招いたようで申し訳ありません。
DAC は gigawork の基板を使い、基板上のアナログ回路を飛ばしてトランスで受けています。なのでソースは iPod に限らず何でも同じです。
アンプ自体のゲインは 25dB くらいありますのでそれ自体ゲイン不足はないと思いますが、上記 DAC の出力が小さいので、 広い部屋では全体としてのゲインは足りませんでした。
見元 さん
D級MAX7904 / SICA19cmフルレンジスピーカ

見元流最高のデジタルアンプ
本人談:細かい音は出ないが、暖かみのある音
三角フォルムの新型スピーカボックスは、ビビってしまった半球ドームの代理らしい。
16cm の効能なのか、中音以上のバランスはよい。
ユニットの特性のせいか、低音はあと一声
出品者のコメント:
この2年間、さまざまなアンプを製作し、この場にて発表してきました。今回のD級アンプ(ストロベリーリナックス製)は、 徹底したシールドと実装方法の見直しを行ない、これまでのどのアンプよりも良い音がすると感じています。 三土会の皆さんのコメントの中に「アナログよりも丸い音」というのもありました。 ここまでやれば「D級アンプは音が硬い」ということはないようです。

アンプが出来上がったことから、しばらくはスピーカーに注力します。写真のスピーカーにはイタリアSICA社の16cmフルレンジユニットを使いました。 ダンボールで最適なエンクロージャー形状を模索している段階です。エンクロージャーによって、解像力や低域の違いがでてきますが、 このスピーカーは解像力を高めると音がきつくなる傾向があるようです。今回のは、癒し系にチューニングしてあります。 会場から「バランスは良い」「低音が出ない」「ダイヤトーンとは違う」という意見をいただきました。少しボケていますが、 音の広がりも十分あり、安心して聞けて、けっこう細かい音が出せたのではないでしょうか。
山田 さん
秋月DACアンプ AC3552A/TA2020

トライパスの石を使ったキットアンプに部品変更を加えたアンプ
古いアンプを娘に強奪されたので、代わりのものを作ってみました。
トライパスの特徴であるところの、味付けの少ない素直な音
出品者のコメント:
黛 さん
Pioneer Pax-30E

1961年のユニット
Pioneer の前身、福音電器からPioneerに名称変更したころの製品
40年前とは思えない、現代でも通用する音
出品者のコメント:
家に転がっていたので持ってきてみました。2ペア持っていますが、持参したものはパイオニア名義、 もう1ペアは福音電器名義になっています。(ブランド名は両方ともパイオニア)

ダンボールの箱にポン付けしただけですが、思いのほか現代的な音で皆さんにも好評だったようです。 eBayに当時の広告がありましたので、後ほど特性などもご紹介できると思います。

後日、この子達は大塚さんに永久貸し出しとなりました。

堀尾 さん
CD 管理データベース

音が出ません。ただの CD 管理データベースです。というか、製作者の環境に特化しすぎていて、流用はまず無理!
出品者のコメント:
オーディオぢゃねぇだろっ!?
という意見もありますが、しごくその通りでございます。

あまりにも CD 枚数が増えて、あの CD どこいった?ということが多発してしまったので、データベース管理を始めてみました。
データ入力が大変・・・