第136回 関東三土会(2012年7月21日)

総括


出品作品

水越 さん
 小信号トランジスタのパラ使用によるアンプ。今回は10パラで専用の放熱器を作成。これによりバイアス20mAで安定した動作になっているとこのこと。
 初段OPアンプのオーソドックスな回路ながら中高域はすっきりとした切れの良い元気な音がしていました。
出品者のコメント:
構想から一年掛かりました。今回も手持ち部品を活用して作るつもりでしたが・・・・チップ抵抗を大量に購入してしまいました。
石田 さん
 先月のお寺大会7233OTLアンプを8パラに改造。電源も左右独立にして倍増したもの。グリップ力と安定感で、会のスピーカが大型化したかの様に聞こえました。
出品者のコメント:
 お寺大会では時間が無く4パラ暫定版だったのですが、好評で8パラに踏み切る背中を押されようやく本命の構成になりました。

 電源もダブルにしなければならなかったのでちょっと時間が掛かりましたが、その甲斐あって、やはり4パラとは大分違う音がします。この音を何とか半導体から出せないものでしょうかね。家一番の電気食いアンプです。
松川 さん
 最近アンプ作りに精力的な松川さんの作。かわいい5847Aの超三0.7Wほどのシングルながら素直な音でまとめ方がうまい。
出品者のコメント:
5847Aシングル超三結アンプです。電源トランスは春日ので、出力トランスは東栄です。非常に安上がりにできましたが、部品の配置に苦労しています。今までハムに悩まされていたので電解コンデンサが結構場所を撮ってしまってほかの部品が立体的に配置しなければならなくなって大変でした。
会場のような広い部屋ではやはり力不足ということがよくわかりました。
ニアフィールドアンプですね。遅刻してまで聞いてもらうようなアンプで無くて申し訳ありませんでした。
見元 さん
 CHR-70の最終形態?Ver3スピーカ。各所に改善の工夫が見られます。いつもながら小型でもパランスの良い音づくりでソフトな聞き易い音がしていました。
出品者のコメント:
今回、スピーカーの評判が良かったので安心しました。ポリプロピレン+紙の複合積層材料を使い、接着剤+両面テープ+ホットメルト+ガムテープを駆使して(ビスの共振音排除のため)組み立てています。材料は100円ショップのもののみを利用し、方chのボックス費用は500円くらいです。スピーカー台も100円ショップの材料で作っていますが、ここが振動して机を揺すり、音を濁していることも判明しました。次回は振動しにくいスピーカー台を作る予定です。

そしてアンプですが、あと少しという印象でしたね。後日の検討で、アッテネーターに問題があることがわかりました。暫定対策として通常のVRを作りました。次回までに本アンプ専用のロータリーSW式アッテネーターを作ります。
大橋 さん
 往年の10cmコーラルスピーカを改造。重量級デッドマスと内部シリコンコーティングなど、基本に忠実で地道な作業でスッキリとした、立ち上がりの良いスピーカに生まれ変わった。エンクロ―ジャもきれいなのでセッティングで低音を補うかサブウーファを付ければ立派に再利用できそう。
出品者のコメント:
デモ用のソース選択に苦心したおかげか(?)、残念な特性の割りに良い音でお聴きいただけたかと思います。このままだとレンジが狭すぎるので、サブウーハを検討したいと思います。有難うございました。
宇多 さん
 早くも次回のお寺大会課題のトランジスタアンプ。2SK3689使用のシングルだが、OPTの都合でパワーがとれず会場では大音量は苦しそう。小出力だと澄んでシングルらしい綺麗な音がしていました。
出品者のコメント:
終段出力管をシンプルに半導体に挿し換える「プロトタイプ実験」を目標としました。 高耐圧素子による高電圧小電流動作にして、引き続き使う出力トランスとのマッチングを計りました。 シャーシ面積に余裕がなく、また追加したフィンが大きく、再配置を迫られましたが、前段の流用等、改造コストにも一応配慮しました。 得られたメリットは、わずかでも消費電力が減ったことです。 実験目標は概ねクリアーしました。
木村 さん
 いつものユニークなムービングマグネットスピーカの新作。エッジ固定で作りやすくしたと事。マグネットのヨークを工夫されたとのこと。ナローレンジながらマイルドな音で小口径ながら結構な音圧が出ている。エンクロ―ジャの作りもきれい。
出品者のコメント:
溝尻 さん
 久しぶりに関東に戻られて、メディアプロデュース学部で教えられているとこのこと。今回「秋葉原思い出語り-メディアコンテ秋葉原」の企画をご紹介いただいた。
 9/29-30の予定で開催予定。
出品者のコメント:

スナップショット