第137回  関東三土会(2012年8月18日)

総括


お盆月のせいか、猛暑のせいか、若干少なめの参加人数でしたが、内容の充実した会でした。

進行:蝦名
写真:内山
レポ:大塚

出品作品

見元 さん
TDA7057AQ アンプ + CHR-70(改) 
 大音量は若干きついものの、バランスの取れた音に仕上がっていました。
出品者のコメント:
ご指摘のとおり大音量は厳しかったです。小音量で問題なしと思って出品しましたが、三土会の広い会場で鳴らすと必然的に大音量になるためだめでした。次回は大音量でも大丈夫なアンプを作りたいと思います。
石田 さん
2SK3689 FETアンプ

球アンプのような回路構成のシングルアンプ。その所為か聞きなれた感じで、ひずみの多さもあまり気になりませんでした。
出品者のコメント:
MOSFETの(片ch)能動素子1石のみのというアンプです。シンプルな自己バイアス回路なので特性的にはお粗末ですが、まあ昔の古典管シングルアンプと思えば結構なレベルでしょうか。
 出力は6W程度、アウトプットトランスは春日のOUT-6625S(現在はKA)を使用しました。

 音の方は明るめで透明感もあり直熱管の様なという感想もあって、割とまともな音で安心しました。
松川 さん
2SK3689 FETアンプ

前出のアンプと同じ石を使いながらも、超三方式のハイブリッド構成アンプ。出力が若干小さ目か。低音がしっかり出ており、石川ひとみのよさが十分に引き出せるアンプに仕上がっていました。
出品者のコメント:
うーむ やはり出力的に問題ありでした。出力がないと大部屋ではちょっと苦しいですねぇ。(とても前出と同じFETとは思えなかった。)
早速、帰ってから改造に取り掛かりました。
大橋 さん
見元・石田アンプ Ver.3

本日は持ってくる気はなかったが、石田氏の出品に対抗して持参。謙遜気味の解説でしたが、なかなかパワフルに鳴っていました。
出品者のコメント:
出力段カットオフアンプをベースにBTL化してパワーアップ、電源も安定化してみました。広い会場でも破綻なくならせたので安心しました。中音域での若干かさついた音がやはり気になりましたのでここら辺中心に定数変更と、アウトプットトランスの効果を試したいと思います。なお当日入手したインピーダンス変換トランスをヘッドホン出力に仮配線しましたがトランスの威力は抜群です。スピーカ用の大型アウトプットトランス自作の意欲がさらに沸きます。
上野 さん
上野コレクションじゃんけん大会

お引越しをされるそうで、荷物整理の為に貴重な高級トランスを大量放出。

持ってくるのに苦労されたようです。
お疲れ様でした。
出品者のコメント:
粕谷 さん
バンブーオーナメント・スピーカー ScanSpeak版

若干ハイあがりですが、フルレンジの良さを生かしたバランスのよい仕上がりでした。
この形状はエンクロージャに向いてるんでしょうか。
出品者のコメント:
このスピーカーは安価かつ手軽に試すことができます。
8cm~10cm程度の口径のユニットが合っているようです。
低域がだら下がりに伸びていますので、意外に低音が出ているように感じます。
この後都内某所でも鳴らしたのですが、同様にバランスが良いという評価を頂きました。

蝦名 さん
Stereo誌おまけSP+バックロード

高域特性を補うためにツイーターを加え、インピーダンス補正をしているそうです。
全体的におとなしめな仕上がりです。
ロードがよく効いており、帯域的には広くなっているように聞こえました。
出品者のコメント:
このユニットは、高音側が少し荒れているという報告が多いので、高音側のインピーダンス補正をしています。この効果とバックロードホーンを使ったせいかと思われますが、高音側の伸びが抑えられているように聞こえました。そこで、PT-R5のツィータを追加しています。
振動板の面積は実質的に8.5cmのユニット相当のようで、今回使ったバックロードホーンには若干大きめのユニットでした。また、マグネットが若干小さめなことと、ダンパーの後ろが開放されていてボビンが見えるような構造が効いているようで、予想外に低音が伸びています。70Hzよりも下の音を再生するのは難しいですが、通常の音楽を再生するのであれば問題なく使えそうです。
塩沢 さん
ZWBR+APM

さすがは3Wayという感じのバランスです。ボーカルもオルガンもパーカッションもそつなく鳴らしておりました。
出品者のコメント:
 ZWBR方式のダブルバスレフエンクロージャーとして、板取3×9定尺板1枚から作れる最大サイズのトールボーイエンクロージャーを試作してみました。
 10cm、16cmフルレンジに加えて、26年前にセットで購入したコンポ用のAPMスピーカーのユニットとバッフル板をこのトールボーイに実装してみました。
 コンポ用のAPMスピーカーのV705AVはエッジがゴムエッジで耐久性に優れており、26年経過しておりますが、まだ現役で鳴らしています。
 今回、ZWBRトールボーイエンクロージャーに実装したところ、低音域が広がり見違えるほどの音になりました。
 V705AVは現在でもオークションで、2,000円位で手に入れられますので興味のある方はトライされたらいかがでしょうか。
 当日、会場で配布した概略説明書をhttp://qualitycrete.com/forum/cgi/lib500/ZWBR-16S_shiozawa.pdfにアップロードしましたのでご参照ください。
 ご質問等は、shiozawa@da2.so-net.ne.jpにご連絡ください。
三上 さん
新潟お寺報告


世田谷妙法寺住職の兼務されている新潟のお寺を視察してきました。

いずれはこの会場にて大会を開くことも可能だそうです。たのしみですね。
出品者のコメント:

スナップショット