第140回 関東三土会(2012年11月10日)

総括


今日は初めての会場、ちよだパークサイドプラザです。
日程が異なったせいもあってか、出品数がすくなくのんびりとした会でした
普段と会場が違うせいで、空間の効果などが分かりにくいところが苦労でした
壁が硬いせいか、空間の残響が大きくでます

出品作品

会のスピーカ修理 さん
11月秋の三土会で、芋ほり・・・芋はんだ?
出品者のコメント:
ケーブルのコネクタの接触不良と思い込んでいましたが、傍で見ていた前田さんに、「スピーカー端子のハンダがとれているよ」と指摘されてしまいました。ハンダ付け部分が弱くて輸送の振動に耐えられなかったようです。ハンダを付け直して修理完了でした。
しかし芋ハンダを問われた時には、すでに問題のなかったコネクタを切ってしまった後でしたので、コネクタを使わずに直結になってしまいました。
見元 さん
シリーズレギュレータの効能を検証することが目的のアンプ
SW電源から出力を、無帰還の回路で安定化させている。
省電力装置であれば、帰還型電源よりこちらのがよい
落ち着いた、安定した音になってる
出品者のコメント:
私の説明が悪くて内容が正しく伝わっていなかったようです。申し訳ありません。今回は、10月の三土会で開発したシリーズレギュレーターの簡素化と、カットオフ出力段アンプの2点を出品しました。
シリーズレギュレーターですが、どこが一番音に影響するのかを調べ、基準電源と誤差増幅器(オペアンプ)が重要と判明し、それ以外は全て簡素化しました。音も向上しています。アンプのほうはまだ荒削りで12月の三土会までに追い込みを行います。
松川 さん
6GB6 で作ったアンプの玉を交換して、8417 用に
調整しなおしたアンプ
ミクを鳴らすには最高のアンプに仕上がってます(記録係談)
最高出力5W、余裕のある音量がでてます
矩形波に対してリンギングがでてるらしいので、
これを修正の予定
空間に広がりがある曲は響きがよくて幸せになります
出品者のコメント:
今までと違って、ライブな部屋のようで、今までに無くうまくできたように思います。
リンギングの件に関しまして、皆様からいろいろな対処方法を教えていただきましてありがとうございました。おかげさまでほぼ気にならないくらいになりまし た。NFBの量を減らしまして、220pFを追加しました。音はあまりかわらない?(前の音をわすれた。)部屋ではあまりボリュームを上げていないので差 がわかりにくいです。

石田 さん
ツイーター2個を塩ビパイプで連結したもの
スタンドにバナナスタンドをつかって、ツィーターそのものを浮かしている
チャンネルデバイダーで全体を平滑化させているので、全体の平坦さは郡をぬく
会場が広い分、フルパワーに近くなると厳しいか?
後ろのツィーターのみを止めると、音の質がずいぶん変わる。
無志向性スピーカーの特性が出ているのか?

「スピードロート」という商品名のロートを、ホーンとして用いたツィーター
ほぼ正確なExp曲線を再現しているらしい
ユニットは以前のお寺大会で利用した1インチユニット
軽やかな印象の音になっている
ややプラスチックっぽさは残るか?

出品者のコメント:
 今回の場所は初めてなので13cmの密閉ではパワーが入らずソース選び(ウーファ選び?)がミスってしまいましたね。
 18cmダブルが間に合わなかったのでそこそこ行けるかと思ったのですが。ちょっと苦しい展開になってしまいました。

 まあそれでもツィンツィータは中々面白い音を出していました。安物ながらこの様な使い方で化けるなら最近の安価な高性能ツィータも使いようによっては面白いかもしれません。バナナスタンドもとても便利です。

(ロートSPはまあおまけ(^^;です。)

 SDメモリープレーヤのAK100は音は良いのですがまだ使い慣れずに戸惑ってました。これもやはり光ー>同軸への変換が出来るとプレーヤとしての用途が広がります。
竹内 さん
バンブーオーナメントはそもそも4Lしかなく、
しかもそろそろ商品がなくなりはじめているので、そろそろゴールを
見通し始めたとか。
筐体を浮かせること、ユニットを筐体から浮かせることで、
低音の伸びを良くすることをねらっている。
40Hz 付近からほぼフラットな特性が得られている
たった4Lで、これだけ低音が出てしまえば、もう言うことはないと思うんだな
出品者のコメント:
前回に続きフローティングスピーカー(FSP)方式を試してみました。
どちらも中音域の濁りが減って、音の純度が向上したような気がしています。

 但し空気振動で伝わる成分もあるので、エンクロージャーをあまりに薄くしたり軽くすると、材質や構造も結局影響しているようです。でも気体伝播の影響は 低周波寄りなので中域への影響は相対的に少なく、対処も比較的に楽なようです。現在はどちらもエンクロージャーの一部に制振材(薄い鉛板)を貼って対策し ています。

 FSP方式は何故か低域限界が少し伸びるようです。これは意図していない思わぬ副次効果でした。実際に計測してみると、振動板からの音ではなくバスレフ ポートから出ているようです。でも通常のバスレフでポートのFsを下げた応答とは異なっています。この辺りの連成振動の影響はまだ理解不足で今後の課題と いうところです。

 FSP方式はかなり効果があることが解りましたが、実際に作る場合に結構面倒なのが欠点かもしれません。(ウーハーの場合)
ウーハー以外なら弾性体で取り付ければ良いので簡単と思います。

溝尻 さん
愛知淑徳大学の講師、溝尻さんの希望で、先日行われた
「メディアコンテ」の作品発表です。
将来、メディアにかかわることを考えている学生さんたちの手で
編集された映像が上映されました。
プロを目指しているとはいえ、まだ学生とは思えないすばらしい編集が
なされていました
出品者のコメント:

スナップショット