第153回 関東三土会(2014年01月18日)

総括


出品作品

見元 さん
 MITアンプの新版でいつもながら素直な音。Jouialのコンデンサも良さそうです。
出品者のコメント:
今回は、MITでMOSFETを駆動する実験を行いました。音はたいしたことはなかったと思います。
大橋 さん
 大型のデジタルアンプを重いところ持参して頂きました。流石に電源も立派で底力のあるスケールの大きな音がしていました。
出品者のコメント:
アキバまでふうふう言いながら持参しましたが、音出しできてよかったです。パワー出しすぎて会のスピーカにちょっと申し訳なかったです。
お聴き頂きありがとうございました。
関澤 さん
 何時もながらの外観の仕上げは手作りとは思えない立派さです。加工も相当苦労されていますね。
 車に踏まれても大丈夫というのが笑えます。
出品者のコメント:
 ディスクリートで、非省エネのアンプを作りたいのですが、ノウハウと技術が無いので、
ICEPowerで、トランス入力とケーシングに凝る方法しか有りませんでした。
 音は、これと言った特徴を出せずに、つまらに音になってしましました。
 ICEPowerは、OEM注文主による味付け(個性化)を行う事が、前提のアンプの様です。
 再度、トランスの負荷抵抗値の調整と、ICEpowerの電源を出川式への改造を試みて、
 次作は、氷を蒸発するほどの強い個性の発熱アンプ(デスクリート)にチャレンジしてみます。
 貴重な時間をいただきまして、ありがとうございました。
 
大塚 さん
 実装に如何に高級感を出すか苦労されたUSBDAC。実装にも色々工夫があります。
出品者のコメント:


秋月で売っている10W+10WステレオD級アンプモジュール(USBI/F付き)の改造品と、147回三土会で発表しましたTA8207+VICS2704DACとの試聴比較を行いました。

私の好みは前者のほうですが、この会場の広さではいかんせん音量が小さいです。
まあ、どんぐりの背比べといったところでしょうか。

USBのジャックは、例えば写真の赤い作品のように見た目がチープなのがネックだと思っておりましたが、黒いケースの作品のようにツライチにせずに少し飛び出させるとカッコよくなる(当社費)ような気がします。

写真にはありませんが、USBジャックの固定にはタマゴラグやカシメ端子をジャックのケースに直接半田付けしてシャーシに固定する方法も試してみましたが、これもうまくいきました。


石田 さん
 電流アンプ対応スピーカの第3,4?段。対向型スピーカのヘッド部分を利用しています。
出品者のコメント:
 今回は電気的にスピーカのfoを潰して電流アンプ対応としました。ユニットはPARCのDCU-F131Pを前後に使ったもので容積は3Lほど。底は開いていますが、テーブルの上に置いて、簡易密閉です。

 周波数特性はEQでかなり補正してフラットに近づけています。foは200Hzぐらいですが、結構低音も出て電流アンプ特有の切れの良いすっきりとした音で気に入っています。
 次回はこれが良かったので、これをベースにチューンしてみようかと思っています。
浅川 さん
 8cmスピーカを手持ち部材でエンクロ―ジャ製作に有効活用、小型ながらスケールの大きな音をさせていました。
出品者のコメント:
御静聴ありがとうございました。今回は褒められる内容ではなかったと思いました。アンプ出品者の皆様のパフォーマンスに圧倒されました。拙作ながら私作のアンプでの手作りアンプの会スピーカーでによる再生もできたら今後の参考になったかもしれません。3886のデータを参考に供給電圧(プラスマイナス32V)から割り出した値が4Ω負荷で70Wでしたが実はそうでないことを知りました。
サトウ さん
出品者のコメント:
51センチ陣笠ウーファを自作し、4センチ+8センチの中高音部との2ウエイで持ち時間全部を音出しに充てました。細目は雑誌「ラジオ技術」2013年7月号を参照頂ければ幸いです。掲載時点以降の改善点は、コーン紙の補強(これにより損失が減り音圧が上昇し音離れが良くなり陣笠の内部音が目立ち難くなりました)。中高音SPはフォステクスの電圧駆動用なので、電流駆動を止め、少し抵抗ダンプしました(これで暴れが無くなり滑らかで楽器のニュアンスがよく出るようになりました)。バッフルが無いことによる後面音の回りこみで起こる50~150Hzの落ち込み対策としてこの部分の低域ブースト量を見直しました。(以上でかなり聴ける音に近づいたか?と感じます) 。他の改良点もあり、これからも改良し、まとまった段階で2号機の方に取り掛かりたいですが、気力との兼ね合いで作品周期がだんだん遅くなり、何時の事になりますやら、、、。当日の質問で多かったのが、後ろの出っ張りは何か?ですが、コーンの反動を支える質量(デットマス)です。本家ウエスタン陣笠は、後部フレームが金属製で自然にデットマスが構成され、不要ですが、本機は木製の為、追加が必要になってしまいました。会場が広く、低域ブースト量も大きいのでアンプ部で若干サチってビリ音があったかも知れません。作品を聴いて頂き感謝致します。
大塚 さん
 ゲーム機用ハンディスピーカは大吟醸の箱の様に香り高い音がするはずですが、小さくて良く聞こえませんでした。
出品者のコメント:


そりゃーそーです!
ゲーム機のイヤホン端子にスピーカーを直結しているだけですから!

あんな広い部屋で大人数で使用する事は、まったく想定しておりません。


しかしこんなのでも、静かな部屋で一人でゲームをやる分には十分大きな音がします。

箱の後ろをあけて後面開放にしたほうが大きな音が出るのではないかという意見があり、帰って試したところ、低音がまったくでなくなり、音も小さくなりました。

比較的薄い桐箱ですので、密閉状態で箱が鳴っていたために大きな音が出ていたのかもしれません。

今度はちょっとしたアンプでも仕込んでみましょうか。


田村 さん
 ナゾの音質コンディショナー。中身は秘密だそうですが、結構音の変化があり面白かったです。OPアンプでゴニョゴニョしているそうです。
出品者のコメント:
 
前田 さん
 今回は録音3部作。お寺大会の演奏録音はジャケットも立派にご苦労様でした。演奏者にも送られるようなので喜ばれると思います。
 除夜の鐘は音場の解説入りで力の入ったもの。やはり毎年良くなっていますね。太鼓もお手の物で次期録音大会?が楽しみです。
出品者のコメント:
 バリバリのクラシックファンの抜作三太郎こと前田@厚木です。
 相変わらずの録音ネタで済みません。
 梵鐘の音って 方向で音が違うんだということを初めて実感しました。いつもいい加減にしか聞いていない、ということですね。まぁ梵鐘を真剣に聴く、というのもどうかと思いますが。
 近くの神社になぜか梵鐘があるので聞いてみましたが、あまり唸らないようです。憧座(撞木を撞くところ)が薄いのが原因かな。
 .....なんてことを言ってないで、そろそろ何か作って発表しないと....。

 それはともかく、やっぱり生っていいですよね。生演奏の準備をしてくださった皆さんと演奏してくださったPearl Saxophone Quartetの皆さんに拍手!!
鈴木 @座間 さん
 ICラジオは今では小さな1チップになってしまいましたが、レトロな外観は如何にもラジオらしさを残しています。何時もながら技術レベルが高いです。
出品者のコメント:
・レトロな概観のラジオはコンパクトロン6MJ8(ローμ三極管×3)単球の「並四風ラジオ」です。残念ながら鉄筋のビルの会場ではアンテナ線をつけても聞こえませんでした。やはりアクティブアンテナが必要です。
・ダイソーのはがきケース入りのラジオは、ICチップBK1008+PICマイコンのDSPラジオです。こちらはバーアンテナをつけたのでAM放送もしっかり聞こえました。FM放送もよく聞こえました。会のアンプとスピーカーにつないでチューナーとしても聞いていただきました。
石田 さん
 前田さんと同じお寺の録音でSONYのD50を用いて録りました。お手軽録音です。
出品者のコメント:
 
松川 さん
 同じくお寺録音ですが、ICレコーダでの録音。結構この様なものでも立派に聞ける音が取れています。
 機会があればお手軽録音も面白いですね。
出品者のコメント:
SANYOの ICR-PS501RMといういわゆるヴォイスレコーダーです。ヴォイスレコーダですのでADCがどのようなものか不明ですが、マイク端子もあるので今度は外付けマイクを検討してお気軽録音をしてみようかと思います。

スナップショット