第174回 関東三土会 (2015年12月19日)

総括


師走の寒さが身にしみる今日この頃。お天気に恵まれた本年最後の三土会です。

出品作品

見元 さん
TDA1521アンプ
新しい実装方法の実験機として電力部分からのノイズを取り除く危険な取り回しをしているそうです。今回は残念ながらその実力が確認できませんでしたが、次回に期待しましょう。
出品者のコメント:
この実装はめんどくさく、かつ、スピーカー端子ショート、電源端子ショートといった、危険性をはらんでいます。良い子はまねをしないでください。今回はアンプに不具合があったようなので、次回がんばりたいと思います。
関澤 さん
無帰還プロジェクトアンプ(リベンジ編)
ボーカルも太く強く、スピーカー間近ではノイズが聞き取れるものの会場の中に於いてはそれほど気になることはありません。ハムノイズ対策のため銅で電源回りに対策を施しています。
出品者のコメント:
 コンパクトと使い易さを優先して、ノイズに悩まされました。やはり素直なレイアウトが良いようです。
 今回の製作で大変勉強になりました。
加藤 さん
無帰還アンプ(トラ技出稿品)
CQ出版社から出ている月刊誌「トランジスタ技術」(通称 トラ技)の2016年1月号の特集第4章 メガ盛り54石!出力10Wの無帰還パワーアンプの記事そのもののアンプです。内容は79ページから94ページを参照してください。音は繊細でとても綺麗な音という感じです。
出品者のコメント:
夏にブレッドボードで持ち込み皆さんに良い評価を頂けたことが励みになり、トラ技掲載になりました。記事にも書きましたが、AB級の無帰還で特性を出すのはなかなか大変で、半年くらい回路に悩んでいました。
特に、クロスオーバー歪みが、小型アンプとして実用時出力100mW前後で増大しないよう、最良点のトレードオフなどをやっています。
また、ディスクリート回路でバランスを取るために部品のペア選別を多用しています。キット販売が難しい一方、手作りアンプとしては、しみじみと特性を上げる楽しみになっています。
安江 さん
ヤフオクコンポ
ヤフーオークションでかき集め、メンテナンスを施したコンポです。リニアトラッキングフルオートプレーヤーSL-7、CDプレーヤーSL-PS700、コントロールアンプSU-9070/Ⅱ、パワーアンプSE-9060/Ⅱです。このようなレストアでたのしむのもオーディオの楽しみとなっていますね。
出品者のコメント:
 約30㎏の機材を搬入させていただきました…重ッ!
それぞれ部品交換を施し、クリーニングし、販売当時より良い音を出してくれていると思います。 自画自賛です!
最後の一曲は山下達郎の“クリスマス・・・”で今年最後の三土会を締めさせていただきました。
岩野 さん
ミニスケ
加藤さんの無帰還アンプの基板を起こしたものです。「かなり気持ちのいい音」という言い方がしっくりするアンプです。スタイルもいいですし、実装方法も凝っています。(真似できません)
このアンプはきちんとした部品選択と、調整技術が必要なアンプということだそうです。みなさんも参考にして制作するときは自己責任でお願いします。
出品者のコメント:
トラ技の加藤さんの記事を読まれて、理解できれば製作は可能だと思います。
部品の選別は、簡単な道具で可能ですが、それなりの数からペア取りをしてやる必要があります。FETの選別では、温度上昇でのVgsが走るのですが、加熱させた状態でのペア取りを行いました。
あまり神経質に餞別しなくても、動作はすると思いますが、気になりだすと抵抗も、TRも、FETも、ペア取りし、CRDも計算値になるものを選んでおります。

ミニスケは、小型化を目指して、アンプ部、保護回路、電源と、3種類を別々に作った基板で作成してますが、
大きさにこだわらなければ、チビスケ基板(デカスケも同じ)は、3種類の基板が一体の1枚ですみますので、電源トランスと、入出力の接続だけで済みますので、普通にはそちらが作りやすいと思います。
浅川 さん
SBアコースティック12cm径ウーファVIFAチタンツィーター2ウェイクロス5KHz12dB/oct
このようなちいさなスピーカーから低域の音量を出すのはなかなか難しいのですが、パッシブラジエータという技法にて80Hzまでをカバーしているというもの。ちょっと独特の低音域で、付け加えたような低域スピーカーです。
出品者のコメント:
批評頂いた事は大変参考になりました。拙作はこれでも低音域40hzを目指して作ったものです、独特感は位相が最大の問題なのだろうと思います。

前田 さん
録音ネタ 床置きマイク
床置きマイクの方が特性が出せると聞いてすぐに実行し、その聴き比べを行ったところ、好き嫌いはあるもののなかなかりレベルの高い臨場感のある録音ができているようです。
出品者のコメント:
バリバリのクラシックファンの抜作三太郎こと前田@厚木です。

 10月の三土会で床置きマイクを推奨され、竿マイクを床に置けば代替品になると気が付き、やってみました。
 予想通り、踏まれてしまいましたが、ちゃんと録音できることは確認できました。

 後は、踏まれないような形にすることになります。 
 が、マイク部分を重くするように提案(指示?)されましたので、また頭をひねることになりました。めでたし めでたたし

石田 さん
トランクPC
音楽専用のPCを作成して不要な部分を極力排除して特化したもの。持ち運びやメンテナンスをを考えてトランクに入れています。
また、電源系にノイズフィルターを入れています。このノイズフィルターの効果を外したりつけたりして確認することが来ました。
出品者のコメント:
 PCオーディオも随分広がってきましたが、ソフトのチューンのみで音楽再生用のPCなどは一部ありますがハードのチューン情報はあまり話題になりません。

 そこでいじり易く、汎用性のある電源周りのチューンをしてみました。
 やったことは各電源線にフェライト等のフィルターを挿入していくことで、これでかなり音は変化して、立ち上がりよく濁りが消えてすっきりとしてくることがわかりました。 元のSW電源がノイズ発生源であるとともに、デジタル系は音響再生的な面ではノイズにかなり影響を受け易いのではないかと思います。
三上 さん
お寺大会のお知らせ。
詳細はこの辺のページを参照ください。

http://www.tezukuri-amp.org/shibu/kantou/otera/2015winter/annai/index.html


出品者のコメント:
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