土屋 さん
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トランジスタアンプ
お寺で発表したアンプを改良して持ってきて頂きました。トランスは自作でバイファイラ巻きにしたオートトランスです。インダクタンスは1Hもないとのことですが、リーケージインダクタンスを減らして高域特性を伸ばしたとのことです。アンプ全体として、デバイスの特性を引き出す使い方を試みているそうです。
穏やかな落ち着いた聴きやすい音に仕上がっています。お寺大会の時よりも落ち着いた感じです。人の声に伸びがあり、後ろの演奏もきれいに聞こえていました。
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出品者のコメント:
今年もよろしくお願いいたします。
もう少し部品個々の性能評価を行い、全体最適化のレベルを上げたいと思います。
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肥後 さん
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トランジスタアンプ
お寺大会の改良版で電流アンプです。高域側は200kHzまで伸びていて、出力インピーダンスは500Ω以上とのこと。会のスピーカ(高域側のインピーダンス補正有り)は、ツィータをつけたまま再生してみました。音源は、LPレコードから録音したものを主に使用しています。
くっきりした音作りですが、うるさい感じは抑えられています。電流アンプらしい、独特の雰囲気のある再生音です。
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出品者のコメント:
レポートありがとうございます。
この日はツイーターは外して聴いていただきました。お寺大会ではトンデモない音をお聞かせしてしまったのでホッとしました。
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最上 さん
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6MD8 3パラPP
電源トランスレスで小さく作ろうとしています。トランスレスでも特に感電とかの心配はないとのことでした。出力は3Wくらいですが、直線領域は1W未満だそうです。
音を前に押し出す感じで、粒立ちのしっかりした音です。会場が広くて、出力的には苦しいですが、出力の小ささを感じさせない十分な音量で再生できていました。
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出品者のコメント:
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大塚 さん
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無帰還アンプ
出力段の石にB1647/D2560を使い、A1015/C1815の代わりにA970/C2240、ファオールデッドカスコード、ドライバ、定電圧電源に A1837/C4793、温度保証にC4495を使っています。ベースになった前のアンプの基板を入れ替えるつもりだったとのことですが、基板の厚みが増したことと部品の配置の関係でスペース的に収まらなくなり、大きく作り替えています。これにより、見た目も改善されました。
再生してみるとMOS-FETとは違うくっきりした音になっていました。ダーリントントランジスタの効果のようです。一般的にはこちらの音の方が好まれるかもしれません。
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出品者のコメント:
平成18年に作ったアンプのリニューアルです。
当初は今回のプロジェクト基板へ乗せ換えのみを行う予定でしたが、今回の基板は10年前に製作した基板より厚みがあり、内部の部品配置上そのままでの載せ換えは不可能でした。また、各所の劣化や不良がひどく、「よくマトモに音が出てたなぁ」という状態でしたので、思い切ってオーバーホールも行い、基板やパーツのレイアウトも再検討しました。
電源スイッチは不良でしたので新品に交換し、整流Dも前作で使用した秋月のSBDブリッジに交換しました。
終段の半導体は、今回のプロジェクトでは私も含めて皆様FETで製作されているので、本作はサンケンのBJT(2SB1647/D2560)を使用してみました。これは、秋月にて1組250円で購入できる比較的安価なダーリントンTrで、結果から言えば大変コストパフォーマンスの高いものでした。
シャーシはコンパウンドをかけて、退色やホコリだらけだった見た目もキレイになり、気持ちよく運用できるアンプにリニューアルすることが出来ました。
音質については、10年前のものと比べて音像や空気感がはっきりした気がします。前作のFETアンプと比べるとHigh上がり感のある明るい感じの音質ですが、低音もしっかり出ており、周波数的に上下に伸びた広帯域な感じがします。それでいて今回の回路の特徴である立体感や奥行き感は損なわないアンプに仕上がったと思います。個人的にはFETよりBJTのほうが私の好む曲に合うように感じました。
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蝦名 さん
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無帰還ヘッドホンアンプ(DCサーボ他改良)
無帰還アンプ基板作成プロジェクトで分かったことをヘッドホンアンプの改良に応用しています。DCサーボ回路は、OPアンプの帰還コンデンサと並列に9Vのツェナーダイオードを逆向き直列に入れていましたが、これだとドリフトが10mV程度出て、ふらついていました。
このツェナーダイオードを小信号ダイオードの逆向き並列、或いは2Vのツェナーダイオードを逆向き直列に変更すると、フラつきが1mVに収まるとのことでした。
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出品者のコメント:
8オーム負荷で2Wくらいの出力があるでスピーカーを鳴らしましたが、会場では完全にクリップしていたはずです。しかし、無帰還アンプだと、クリップしていることをあまり感じることなく聴くことができたと思います。
今回の改良で、ヘッドホンで聴いた時の音が大幅に改善されました。スピーカーを鳴らしたときも、もっと大きな出力の無帰還アンプの音に近づいたような気がします。
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小高 さん
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6チャンネルパワーアンプ
アイテンドーで380円で入手したICを3個使ったアンプです。手軽に作れるので、マルチアンプが必要になったときは、便利に使えそうです。
落ち着いた音で、とても安価なICアンプとは思えない音でした。
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出品者のコメント:
今回、小型軽量サラウンド用パワーアンプが必要になったので、カーステ用のTDA7379で4Ωで連続5Wx6、ミュージック38Wx6のパワーアンプ
を製作してみました。
流石に今まで製作したものと比較すると歪感や(特に低音の)パワー不足感は否めず、音質的には予想通りそれなりでしたが、超高音質を必要としない場面では大いに活躍できると思います。
尚、回路図は
http://www.hi-ho.ne.jp/odaka/pure/ic2.pdf
です。
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木村 さん
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コーン型可動磁石スピーカ
平板型の発泡スチロールを使った振動板だと音に限界を感じたことと、最近は良い材料が入手可能になったことで、コーン型に戻してみたとのこと。能率は、コーン型の方が高いとのことです。磁石はネオジウムで0.9gのものを使っています。コーン紙は1.5g程度だそうです。
ボイスコイルの線の太さですが、0.2mmφだと高音が出ないので、0.14mmφにして高音が出るようにしているそうです。その内側にマグネットが置かれている構造です。
大音量で低音領域の音が入ると苦しいですが、落ち着いた音が出ていました。
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出品者のコメント:
(たしか)岩井さんからご指摘頂いたQRPについて調べましたら、たしかに同じ方向性です。
ありがとうごさいました。
「通信が困難な状況でいかに遠距離通信(DX)を達成するか、技術的探求の楽しみがある。」
「また、省エネルギーおよび電波資源の有効利用の観点からも推奨される行為である。」
by Wikipedia
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溝尻 さん
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オーディオ趣味の論文
2007年に初めて参加して頂いてから9年ほど過ぎています。その間にオーディオに関わる人などについて調べ、現代風俗学研究の学会誌に論文として投稿しています。その内容を紹介して頂きました。
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石田 さん
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ディスクリートマルチビットDAC
お寺大会の録音再生
ディスクリートR-2R DACは、くっきりした芯のある素性の良い音のように感じました。R-2R DACの良さが出ているのではないでしょうか。
お寺大会の録音は、SONY D-50で録音したものです。くっきりした音で録音できていました。
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出品者のコメント:
珍しいディスクリートマルチビットDAC基板を入手したので早速音出ししてみました。
マルチビットらしいパンチのある音でやはりワンビットとは違いを感じます。少し高いですが、機能的にオールインワンで使い易いですね。
お寺大会の録音は雰囲気は出ていたように思います。
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関澤 さん
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SDトランスポート
ヤフオクで安く入手できたので、組み立ててみたとのことです。中国製のもので、SPDIF、I2Sなど色々な形式で出力できます。
漢字の表示もちゃんと出るので、便利に使えそうです。
音はDACに依存する所はありますが、デジタルで出力できるので音質劣化を最小限にして再生できそうです。
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出品者のコメント:
手作りの部分は高品位電源と中華電解コンデンサーからOSコンへの換装です。
DACはRMEのfirefaceを用いましたが、音の線が太く繊細さに欠けてました、
これはDACのせいではなく、トランスポートが未成熟の為だと思っています。
改造の定番の以下を施してみます。
①低位相ノイズの水晶発信器への移行
②ルビジウムクロックの取り込み
③5.0v 3.3v 2.5v 1.2v 系等別の電源のアイソレート
音が良くなったら、又、お邪魔します。
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