大塚 さん
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無帰還アンプDCサーボ切替え実験
手作りアンプの会無帰還アンプ基板プロジェクトで作った基板ですが、DCサーボの切替、ON-OFFはジャンパを使うようにしていました。ところが、大塚さんは基板用のスイッチを取り付けて作っていました。これだと、アンプの音出しをしながら切替をすることができます。そこで、大塚さんにお願いしてDCサーボの切り替えによる音の変化を確認する実験を行いました。
アクティブDCサーボ、パッシブ(CRによる帰還)DCサーボ、DCサーボ無しで比較試聴しました。2006年に製作した基板のときは、アクティブDCサーボのON-OFFで音が大きく変わりましたが、今回の基板は殆ど変化がありませんでした。
もちろん、DCサーボ無しが一番良いような気がしましたが、その程度の変化に抑えることができました。今回の基板で用いたDCサーボは狙い通りの動作になっているようです。
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出品者のコメント:
なんとなくスイッチ化しただけですが、このような実験に役立つとは思いませんでした。
このほか、DCサーボのツエナーを2.2Vの物に交換しています。
安定化電源部のTrには、小さなヒートシンクを取り付けています。
上記コメントでは変化が少ないという評でしたが、私の耳では変化はほとんど感じられませんでしたが、この辺の評価は聴くソースによって変わると思います。
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肥後 さん
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無帰還電流アンプ
前回の出品から、バイアス回路のダイオードをショットキーに変更したことと、電圧増巾段のエミッタ抵抗の見直し、共通エミッタ抵抗を入れたことです。これにより、歪み率が大きく下がったとのことでした。
音も、前回までは高域側に若干のピークを感じていましたが、そのピーク感がなくなり、滑らかな音に変わりました。電流アンプらしい押出の強い音の傾向は残っていますが、普通に使えるアンプになったようです。会場からも、聴きやすくなったという声が出ていました。
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出品者のコメント:
今回で一旦終了のつもりだったのですが、保護回路をどうするかというお話がありましたので検討中です。リレーの接点を信号経路に入れたくないので、スピーカー端短絡タイプのミュート&保護回路を検討中で、スピーカー端を短絡した場合にも安全性が担保できる方法を検討しています。保護回路を強化することでDCサーボはおこなわない方針です。
原理試作をおこなったところ良好で、おそらくどなたも見たことがないような動作になると思います。ぼくもきょう原理試作ではじめて見ました。4月の三土会で発表予定です。
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岩野 さん
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CSPP ClassA アンプ
出力段は2SK1056です。大電流側で電流が減少する方に変化するオーディオ用のMOS-FETでないと、動作が安定しないとのことです。試しに使った2SK1122では暴走してしまい、ソース側の抵抗が焼けてしまったとのことでした。
NFB量が10dB程度のせいか、落ち着いた聴きやすい音に仕上がっていました。
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出品者のコメント:
主要部品が、FETの4石と言う事で、鷹をくくってかかりましたが、アイドル電流の温度補償に悩まされました。回路の定数を弄ったり、ダイオードを追加して温度補償を試みたり、常温で落ち着いて見えるまで追い込んで、冷めた後に再度計ると、とんでもない値になる。放熱板の上に、障害物置いて、温度上げて熱暴走しないかとか・・・
FETのソース抵抗は数個、昇天させました。
2SK1122で始めましたが、2SK2232とか、手持ちを数種類でも、実用になる状態にはならず、高価なので購入に躊躇していた温度特性に評判の良い2SK1056で、なんとか落ち着かせました。
今見ると、白板の回路図は、電源の極性が間違ってますね。
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石田 さん
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HDMIコンバータ
テレビに映像を映しながら5.1chの録画を視聴しました。
BS放送を録画したメータ指揮ウィーンフィルのニューイヤー・コンサートを再生しました。
5.1chということと、映像を見ながら音楽を聴くことの効果で、臨揚感があります。音だけの時よりも音楽を楽しめました。特に、会場の拍手の臨揚感が全然違っていました。
2CHミックスモードで再生することも可能ですが、音が少し硬くなるような印象がありました。
会場からは、制作プロジェクトを立ち上げようかという話が持ち上がっていました。
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出品者のコメント:
BS放送ではN響等のクラシックの放送が(無料?)で色々されています。それでこれを聞かずに逃すのは惜しいと思って今まではBSレコーダなどを使って2chで楽しんでいました。
しかし一部の放送では5.1のサラウンドにもなっているのでこれも試してみたいと思っていたところ、AVアンプでなくてもサラウンドデジタルアウトが取れるコンバータが見つかり今回の試作になりました。
私も5.1はオモチャかと思っていましたが、結構真面目にやると臨場感もあり面白そうです。今後はもう少し自宅のサラウンド環境も整えていきたいと思います。
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中田 さん
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windows音楽再生ソフトJPLAY
OSはwindows2012R2評価版です。OSドライブはSSDの120G 、DATAドライブはSSDの300Gだそうです。オーディオインターフェースはFIREACE UCXです。
これと、会のCDプレーヤ、windows7のfoobar2000と比較してみました。音源は、44k16bitです。
会のCDプレーヤ、foobar2000、JPLAYの順で分解能が上がり、特にJPLAYではピアノの音が一番大きく聞こえるように感じました。
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出品者のコメント:
中田@狭山です。
再生音を少しでも生音に近付けたいとの観点に立つ者として、上記のコメント(分解能が向上、音が纏まる)は意を得たりと思います。
会場では「一聴するとすぐに差が分かる音」「スジの良さげな音」「今後の改善効果に期待が持てる音」とのコメントも有りました。
当初狙いのWindowsServerOS Core ModeのDual PCでのJPLAYの音を早く確認したいと思っています。
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