第191回 関東三土会(2017年07月15日)

総括


まだ梅雨明け前なのに、炎天下の東京秋葉原。参加者が少ないと思ったのに、意外や意外。たくさんの来場とディープな話題に盛り上がりました。

出品作品

肥後 さん
小林さん、岩野さん、肥後さんのチームによる、スーパーサンプリングSSDAC16/16Hの試聴。今月学会発表のもの。澄み切った音が特徴。通常のDACが町の空から眺める星なら、これは野辺山かマウナケア山頂から見る星空か。
出品者のコメント:

石田 さん
すべて対抗ドライブ方式の3WaySPシステム。各2ユニットづつの対抗方式のため、ユニットが左右方向を向き、正面からは横向きになります。10センチのウーファーとは思えない自然でのびやかな音が特徴的。かなりのハイパワーでドライブとのこと。
出品者のコメント:
 Tさんが使ったTBのミッドが良かったので私も3Wayを作ってみました。全段対向の団子システムですが、中々面白い音がしています。

 設置を考えれば低域も10cmx2なので40Hzぐらいまで伸び、普通の室内では不足感はありません。更に超低域をカットしたのでパワーも入ります。むしろ50W程度では不足でもっとハイパワーが欲しくなりますね。

 切れの良さと無指向性以上の音場型として自宅ではサブに使用中です。
岩野 さん
スーパーサンプリングDACのためのフェラーリ風イワノ・レッド色の美実装アンプ。若者向け超小型のLCD針表示VUメーターと老眼ともの忘れに効く巨大音量表示ディスプレイと巨大リモコンが見事にバランスしたアンプ。
出品者のコメント:

前田 さん
5V単一電源中華125円のアンプ。ボリュームがB型なので、158円かけてA型ボリュームと交換。久々にラジオの音。お寺大会のヒロさんのハンドパン演奏録音の披露。124回開成町サロンコンサート、チャイカ・トリオ・リサイタルの44.1KHz/88.2KHz録音の比較試聴。

出品者のコメント:
 バリバリのクラシックファンの抜作三太郎 こと 前田@厚木です。
 流石125円中華アンプでした。家で聞いたときはそれほどでもなかったのですが.....。
 録音のほうは、お寺のHIROさんのHandpan、Чайка(チャイカ)トリオの演奏を聞いていただきました。
 Phantom電源の48 V化は無事できましたが、マイクのセッティングは制約が多く難しいです。
 いろいろご指摘を受けたので、またぞろ何か考えたいと思います。

溝尻 さん
以前、メディアコンテ秋葉原という一般映像制作実践プロジェクトで、会員の秋葉を散策しながらのスナップ・ストーリーを制作したが、この文化的研究を秋葉という視点から現代を捉えた論文としてまとめた成果発表。
出品者のコメント:

小高 さん
高音部にハイルドライバーを使用のネットワーク3ウェイのスピーカー・システム。ネットワークのシミュレーションは、サーキット・ビュー7を使用。スピーカー購入の前にシミュレーションを完了させたという先進的設計。音もいいバランスで鳴ってました。
出品者のコメント:
低い完成度にも関わらず、貴重なお時間を頂き有難うございました。

関連資料です。
 http://www.hi-ho.ne.jp/odaka/quad/sando15.html
申し訳ありません、当日配布の資料に間違いがありました。
大平 さん
以前のお寺大会出品時は、大会前日に完成したので、今回は電源部に注力して追い込みをかけて制作したとのこと。低音モリモリのソースを素晴らしく再生。久々にいいバイオリンを音を聴かせていただきました。
出品者のコメント:
SIT終段無帰還サークロトロンアンプでして、電源ノイズの削減とレギュレータ出力インピーダンスの広帯域化により、中高域エネルギーをフラットにしようと、色々手を入れました。
増幅段の電流変換抵抗を下げてVishay Z201にしたのも音に影響があったようです。
バイオリン曲は花村恵理香の「ツィガーヌ〜ヴァイオリン名曲集」192/24でした。艶やかというよりは明るく力強い演奏だと思います。
高間 さん
6BQ5 40dB NF スイッチング電源アンプ。お寺大会の時は、とにかく安定動作を優先した回路で前日に完成。今回は、任天堂Wiiの12V電源アダプタから自作12V to 125V DDコンバータ電源を見事な自作シャーシに実装。測定はAnalog DiscoveryとパナソニックのオーディオアナライザVP-7722A使用。
出品者のコメント:

山下 さん
USBフィルタについての講演。音質劣化の原因、4タイプのUSBフィルタの基本構造と原理、子機、親機、子機と親機に作用するものなどを科学的に解説。でもやっぱり効果のあるものは、ヒマラヤ産のマイカ(雲母)とか。
出品者のコメント:

スナップショット