(344)07/22_20:53
離しすぎ。 その1 (海苔好き)
ステレオワンポイントのセオリーからすると、離しすぎですよ。
このバウンダリーは、ステレオワンポイントなんですよ。
オーケストラ録音角からすると、この距離では極端に離れすぎていますから、明確な定位は無いでしょう。
下手するとバイオリンの音が左SPから逆相で出力されてしまい、気持ち悪い録音になります。
その補正のために、さらに両サイドにマイクをセッティングしているようですが。
大体 無指向性の場合、40cm〜60pの間でセッティングをします。
音源と近い場合は狭く設定。40cmを目安に。
もっと近くなら、もっと狭くてもいいです。30cm。
多くの場合50cmになってしまいます。
ホールトーンと直接音の比率からするとこの距離、
その距離からすると、演奏者、もしくはオーケストラの左右の広がりは100度ぐらいになるから、50pにセッティングになってしまいます。
ホールトーンが大きいと音源からの距離は短くしますので、45pぐらいにしているときもあります。
(345)07/22_21:16
その2 (海苔好き)
ステレオワンポイントは80年以上前から研究されつくしており、理論づけされています。
ですから、見よう見まねでするよりもその手の文献を読んで勉強、理論通りにやっていけばきれいに取れます。
雰囲気感と明確な定位が両立できます。
われわれアマチュアが試行錯誤する必要は無いのです。
The stereophonic zoom By Michael Williamでググってください。
20頁の文献です。
この文献グラフの通りにセッティングをして、しっかりとワンポイントで構築し、必要ならば補助マイクをするという按配ですね。
私が収録する場合は、主催者と掛け合って、4m以上のハイスタンドを立てますねえ。客席を確保します。
バウンダリーの場合、マイクロホンと床の振動が一緒にならなければ、足音などの床雑音を拾ってしまうので、
お見せいただいている写真からすると、カプセルを床に密着させて、
バミテープなどで床と一体化するぐらい固定しないといけません。