ゲイン2倍のOPアンプ(MUSES02)回路を作り、No.3561に示した治具を用いて、写真に示したNFB回路用抵抗2本を入れ替えて音を確認しました。結果は入力と出力に音質差が聞き取れ、どれも広域が強調された歪っぽい音がしました。もしこれ以上検討を進めるのであれば、高価な金属箔抵抗や巻線を購入する必要があるのかと思いました。そこで、発想を転換し、抵抗に改造を施して入力=出力となる方法を模索しました。結果、抵抗の振動防止という手段を見つけました。抵抗を柔らかいサージカルテープでグルグル巻きにして両面テープで基板に固定します。これにより入力と出力がほぼ同じになりました。Webで確認したところ、同様な方法で音質改善を行った人も見つけられました。なお、本対策をTDA2009アンプに施したところ、多少ですが、高域の荒さが取れ、やさしい音になりました。ご参考まで。
抵抗の振動対策を入れても、ゲイン4倍くらいが限界のようです(入力と出力の音の違いが大きくなる)。また別の手を考えてみます。