(762)02/18_16:34
どのように調整されましたか? (高橋@鹿沼)
まるぼうずさん:
>B カソード電圧 約38V → 約9V
これは出力段のカソード電圧でしょうか?だとすると全く流れてない様です。
カソード抵抗はどのくらいですか?6BM8だとここを1.2Kとか1Kにして
FETソース下のVRで調整します。EPはプレート電圧−カソード電圧、IP+ISGが
カソード電圧/カソード抵抗ですから14GW8のA級動作例に近づけるか、
プレート損失(EP*IP)範囲内で動作を決める事になります。
超三は簡単ですが直結アンプですから調整は慎重にやりましょう。
FETは案外簡単に死にます<一見動作してるようでもうまく音が出ない場合が
あります。FETもYランクじゃないとうまく動作点を見つけられない場合があります。その時は三極部下のカソード抵抗で調整できるといいのですが・・・
FETのIDSSが大きいと三極部の動作がきつかもしれません。宇多さんのHPにもあるかもしれませんが、FET下のVRを導通状態ににして徐々に上げながら終段カソード電圧を調整すれば良い動作点が見つかると思います。・・ではまた!!
(763)02/18_19:10
ごめんなさい・・ (高橋@鹿沼)
キットで各電圧は解決したのですね?<余計な事書いてごめんなさい。
キットがあるのを知りませんでした。
>しかし、Cは更に悪化し、マイナス電圧が印加できなくなりました。
これはカソードとグリッド間に電圧計を入れて計ったのでしょうか?
普通はシャーシ間電圧を測り、その差を計算するのですが・・・
Ekが38VだとするとEg1は32Vあたりのはずですが・・・・動作例だと・・・
Ep230V、Esg230V、Eg1−5.7VでIpが39mA、Isgが6.5mA
Eg1がプラスになるとえらい事になると思うのですが・・計り方が問題かな?
音は出ていますか?FETはドレイン・ソース間が50V越すと簡単に逝っちゃいます。・・ではまた
(765)02/20_15:28
どんな感じですか? (高橋@鹿沼)
私のわずかな経験ではOPTのパラ:シリ結合の結線を間違えたときFETを壊しました。但し、終段カソード電圧は調整できたのですが、うまく音が出ませんでした。反対側は問題なかったので交換したら直りました。接合型のFETはドレインとソースを間違えてもそれなりに動いていた記憶があります。終段Ecgのシャーシ間電圧を測りそれがEkより−6Vぐらい低ければ問題ないと思いますよ。ではまた・・・
(766)02/20_18:13
ど、ドツボにはまりましたぁ (まるぼうず)
さきほど総点検しました(つもりなんですが)。
半田付けが少しでも怪しいと思われる部分は付け直し、生きてるか死んでるか分らない FET (2SK30A) を2個新品に付け替えて、電源オン!
共通プレート(っていうんでしょうか?)には 250V 前後、スクリーングリッドもほぼ同じ。
FET のドレイン電圧は 0.5V 前後(対アース)?
ソースに接続してある半固定抵抗 (5kΩ,B) を動かすと、ちゃんとソース電圧は変化します。
ヒーターには2本とも 13V 強の交流電圧が掛っています(電源トランスの一次側を 110V に接続したため、やや低めです)。
し、しかーし・・5極部のカソード電圧(対アース)は前回はちゃんと可変抵抗で 38V に調整できたのに、今度は 12〜14V くらいにしか調整できません。
5極部のグリッド-カソード間はやはりマイナス電圧になりません。
キット製品ですので、FET のドレイン・ソースを間違える(実態配線図あり)ことはないと思うのですが。
回路図をアップしたいと思うのですが、ソフトを持ち合わせません。冗長になりますが言葉で説明します。
アンプ部:
入力は 250kΩ の VR を経て 1kΩ で FET のゲートへ。VR 不良時のため 1MΩ で接地。ソースからは 5kΩ 半固定抵抗で接地。ドレインは 14GW8 3極部のグリッドへ。そこから 10kΩ の抵抗を経て 3極部のカソードを接続したのち、2.2kΩ の抵抗(発振予防?)を経て 5極部グリッドへ。5極部のカソードは 2kΩ 抵抗と 47μF コンデンサを並列して接地。
3極部、5極部のプレートは直結で、OPT を経た B 電源に。
電源部:
AC 200V をブリッジ整流し、47μF、390Ω、47μF、390Ω、47μF、ここからダイオードを1本かませて OPT へ。さらに 1.8kΩ、47μF を経てダイオード1本経由でスリーングリッドへ。
ヒーターは 14V の交流点火(並列)です。
ごく普通の回路だと思うのですが、熱くなりましたので、今夜はアルコールを抜いて、少しクールダウンしてからまた夜挑戦してみます。
(767)02/21_09:21
追伸 (まるぼうず)
クールダウンしてから測定しなおしたところ、少し勘違いをしていました。
終段のカソード電圧(対アース)は 12V〜14V で相変わらず低いですが、グリッド電圧(対アース)は 3V 前後でしたので、対カソードでは約 -10V となります。
また、FET のドレイン、ソースの電圧はいずれも約 0.5V でした。ソース電圧は半固定抵抗で変わりますが。
終段カソード電圧が低いということは、カソード電流が規定どおりに流れていないということですよね。これは -6V であるべきグリッドに -10V のバイアスが掛かっているから?それを半固定抵抗器で調節する仕様になっているのに、うまくいっていないということでしょうか。
ヒーター電圧がやや低くて、エミッションが十分に得られていないということはないと思うのですが・・
(768)02/21_10:00
おはようございます (高橋@鹿沼)
交換したFETはYランクでしょうか?GRとかBLだとIDSSが大きすぎて所定の電流値・・0.5mAとか1mA以下・・が得られない事があります。FETへ電流が流れすぎて終段の1グリッド電圧が下がりすぎちゃう場合があります。三極部の過カソード抵抗は何キロでしょうか?帰還量とか変わってしまいますが、ここを例えば8.2K→4.7Kとかに変えてみるとうまく行くときがありました。それにしても終段のカソード抵抗が2Kはちょっと大きいですね・・Ek38VだとIkが19mAしか流さないのかな・・これで40mA流すとEk80Vになって初段のFETがかわいそう・・というかもたない・・ですね・・私は計算が楽なんで1Kにしてます。Cも47μFでは小さすぎませんかね・・ここは耐圧の問題もあるのですが200μF以上あった方が良いのでは・・この状態で音は出ませんか?球はとりあえずOKとして、FETのソース電圧が5V近くじゃありませんか・・そうすると
3極部のカソード抵抗両端の電圧値で初段に流れてる電流値が計算できますからはっきり判るとおもいます。・・ではまた・・