第121回関東三土会(2011年1月15日)

総括


出品作品

松川 さん
トランジス1588 アンプ再構築.
OPアンプ FETを新しい物に変更して参加.

ジャズは深みのある印象でした.
出品者のコメント:
初段OPAMPは NJM5532 終段は2SK135+2SJ50です。
前回よりOPAMPのゲインを上げて三土会対応としています。
家で聴くとちょっと荒っぽい感じでした。
もったいないですが、まもなく解体作業に入る予定です。
皆様の御協力を仰ぎながら出力のアップをはかる予定です。
(見放さないで下さい。)
蝦名 さん
100パラアンプ改 回路を一部変更,
 )前回お寺大会の時松川さんアンプへドナーとなった経歴を持つ(

音質的に大分変わった印象です.
出品者のコメント:
A1015/C1815 100パラ 半導体無帰還アンプを改造しました。
12月に安江さんが改造した結果が非常に良好だったので、同様の改造を行ったものです。(説明の図はこちら)改造前に比べて利得が若干低下しているのと、定電流回路の電圧が10Vから15Vに変わった程度で、特性は差がないはずです。
しかし、音は変わりました。以前、家で使っているアンプと比較したときは、分解能、奥行き感が同等で、100パラアンプの方が左右の広がりが弱かったので すが、改造より、100パラの方が分解能が上がり、音が前に出てきて(奥行き感も良くなって)、左右の広がりが良くなりました。
なぜ音が大きく変わるのか分かりませんが、可能性のある所をいじってみようかと思っています。
見元 さん
本日,JBL と タンノイ を鳴らしてきてからの参加 とのこと.
徹底シールドを施しています.低音不足な点が不満だそうです.
出品者のコメント:
2011/1/10にソフトンの善本社長宅の視聴会に参加してきました。そこにはJBL(S3100)とタンノイ(GRFメモリー)があり、このICアン プで鳴らしてきました。アンプの評判は良かったです。ここで、真空管アンプとトランジスタアンプの中低域の厚みに差が生じるのはなぜなのか、考えさせられ ました。
さて、スピーカーですが、きれいな音で楽器の質感はよく表現できたと思います。低域が出ない欠点がありますので、次回作では低域を充実させたいと思います。

塩沢 さん
ハイブリッド アンプ(全段:真空管 パワー部:FET) と スピーカ
詳細な説明資料を配付頂きました.

のびのび と鳴ってくれました.
出品者のコメント:
 真空管OTLの音を低消費電力で再現できないかと取り組んだハイブリッドアンプです。
 初段が12AX7A差動増幅、2段目が12AU7カソード接地増幅、位相反転が12AU7 PK分割終段直結、終段SEPPが12BH7A+コンプリメンタリエミッタフォロアと言う構成です。
 詳細は、当日配布いたしました資料(以下のURL)をご参照ください。
 http://qualitycrete.com/forum/cgi/lib500/110114AA.pdf

  こちらにも載せています。
金子 さん
スピーカ 定在波を無くすため内部構造をにひょうたん型を採用
 (ギター バイオリン はその典型と思います.)
ユニットも新しくしました.

"よい子の"童謡の曲を聴かせて頂きました.
  ※悪いおじさんの集まりでは 動揺していました.

バイオリン ギターの響きは自然な印象でした.
出品者のコメント:
 FE83Enの長所である中高音の美しさと繊細さを強調する方向でDACも含めて音作りをしました.ネットワーク(PST)を使い中高音と低音のバランスを調整しました.
 (定数などはミューズの方舟のコンテスト時から変更: コアコイル3.0mH→空芯コイル2.7mH,抵抗8.2Ω→4.7Ω)

 相性が良くて,アラも目立ちやすい音源(女性ボーカル,バイオリンなどの弦楽器,アコースティックギター)を選びました.ひょうたん形を目指した密閉箱 ですが,音源も皆「くびれ」がある点で共通しています.音の傾向は聴いていただいたとおりです.低音の基音が不足していましたが,低音を増強すると歪みが 増えるので,f0が高い(165Hz)このユニットでは仕方がないと思います.
土井(神戸) さん
遙々神戸からお越し頂きました 有難う御座います.
掲示板でも紹介頂いています アンプ 聴かせて頂きました.
落ち着きのある印象です.

時間があればスピーカを色々と変えてみたい処でした.
出品者のコメント:
安江 さん
新作の制作中品の紹介です.

6面シールドだとか 凝ってます!
出品者のコメント:
 蝦名さんアンプの手直しを試みています、初段をパッケージ化しノイズ・セパレーションの良化をねらっています。
 アンプ基板の再製作です、旧基板からの部品の取り外しに苦労しています。
鈴木 さん
先月ミューズの発表会に参加作品.
FE83ENのフレームが思った以上に "柔"だったので
パッキンに油粘土を利用

又々進化した印象です,ユニットサイズを意識させない程に
のびのび鳴っていました.(可能性はまだまだ大きい様です)
誰かのつぶやき "バスレフの神様 " 聞き逃しませんでした!
出品者のコメント:
凄いコメントを頂き恐縮です。
このシステムは自室ではハイがきつくて聴き疲れするのですが、大きめの部屋で丁度良く鳴ったようでした。
ミューズの方舟のときは、ハイ上がりではなくローブースト的な鳴り方になって、部屋の影響の大きさを痛感させられました。
バスレフもまだまだ可能性がありますね。
作品の詳細は↓にありますのでご参照下さい。
http://mcap.web.fc2.com/documents/CONGIOIA.pdf

 こちらにも載せています。
内田 さん
SONY 音の悪さで評判? のスピーカを改造
24dB/OCT CUT:2.1K パッシブネットワークを作成.
費用の話は向こうに置いときましょう
出品者のコメント:
SONYタイマーが発動して音が悪くなってしまったスピーカーですがユニットとネットワークの交換で復活しました、そんなに費用が掛かったならもっと良いのが買えてたね~という会場の声は聞えなかった事にして箱だけは良いスピーカー第三弾に進みますw
改造データ>tw:MDT-30S、wf:SB15NRX30-8 Nw:fc=2.1KHZのLR4に低域補正と高域インピーダンス、低域インピーダンス補正を追加、ポート及び吸音材はオリジナル。
的場 さん
DAC 3522.8kbps/32Bitを再生
ソースは ネットで公開 11曲のみ
トランスポートとDAC の電源に電池を利用.
出品者のコメント:
今回は中島千明氏製作のSDメモリーカードプレーヤSDTrans192 Rev.3.0を、米国Twisted Pear Audio社のDACボードキットBuffalo II(米国ESS Technology社のES 9018 DACチップ使用)にI2Sで接続したものを使って、ノルウェーのマイナーレーベル2Lが無料公開している352.8 kHz/24 bit PCM(DXD) WAVファイルの曲と、CDからリッピングした通常の44.1 kHz/16 bitの曲を聴いていただきました。両方を足して10万円を越えないシステムですが、高い分解能と制動の良く効いた、ディジタル臭くない音を聴いていただ くことができたのではないかと思います。皆様にも安価なレファレンス用トランスポートとしてお使いいただければと思います。
なお当日会場で、DXDのソースについてはまだ11曲しか入手できないと申しましたが、日本ではイーディオさんから既に2Lの合計22アルバムが販売されていることがわかりました。
粕谷 さん
制作中途中 課程の紹介を頂きました.
出品者のコメント:
30数年前に買ったバリコンと並4コイルを使い、真空管検波式ラジオ→再生式検波に変更→プレート検波に変更→電力増幅段の追加と進化してきました。
電源トランスレスによりPolarized Plugの採用(逆挿しによる感電防止)、直列コンデンサによるヒーター点火(ヒータートランスレス)、また6AL5を+Bの整流用に使用しています。
製作の様子は拙ブログにて公開しています。「6AU6再生式ラジオ」
http://65124258.at.webry.info/theme/f9f3995dc2.html

石田 さん
パソコン (LINUX OS) USB出力データをS/PDIFフォーマットに変換器


出品者のコメント:
LinuxOS(Ubuntu10.10)でElectrArtさんのUSB DUAL AUDIO基板を使いClass2シンクロナスモードでのs/pdifハイサンプリング・ハイビット再生をご披露しました。CDでもソフトでのアップサン プリングを使えば可能性が広がります。

 USB DUAL AUDIO基板はシャントレギュレータのセルフパワーで動作させ、正面にサンプリング周波数表示のポイントLEDを付けています。水晶はNDKの低位相ノイズ品に交換、バスパワーをそのまま使うより格段の違いが有ります。

 使用DACはgigaworksの1万円DACですが、結構良い音しています(こちらも内部SRCの水晶交換済み)。

 Linuxは無料で、Class2が使えるしWindowsより音が良いのでトライしてみる価値が充分あるのではないかと思います。

スナップショット