投稿者: VT
投稿日時: 15/07/06 01:15:52
6AR6に4pinと2pinの配線はありません。これは、3pinに来ているプレートの耐圧を取るためでしょう。
ですので、個人で使うアンプなら、4pinや2pinを中継端子にするという使い方もあるでしょう。
そこで、G1に接続したパラ止めの1.8KΩを4pinに繋いだのでしょう。
ここからは推測ですが、元々はパラ止めが必要と考えていなくてカップリングコンデンサもグリッドリーク抵抗も7pinに接続して作ったが、動作が不安定でパラ止めが必要ということが判り、実機では4pin-7pin間にパラ止め用の抵抗を入れてカップリングコンデンサは4pin側に移したが、グリッドリーク抵抗を移すのは省略した。
で、回路図を仕上げる時は、グリッドリーク抵抗もパラ止めの抵抗の前に繋ぐのが普通なので、回路図と実態図にずれが生じたということでしょう。
出来れば、グリッドリーク抵抗もパラ止め抵抗の前(4pin側)に付ける方が良いですが、7pinに付けるなら、パラ止め抵抗同様、抵抗体がソケットの端子の直近に来るよう、足を極力短くして取り付けてください。
盛大に発振した場合は、出力管が赤熱して、そのままだと球が駄目になるという明らかな症状が出ますが、軽度の発振の場合、なんか音が変とか時々ガサガサ言うとか、音は正常に聞こえるけれど、ラジオにも入るとか、色々不思議なことが起こります。