質問回答コーナー
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菊池様、おはようございます。
「SWを入れる度にフィラメントの接続を替える方法」ですが、モータードライバーIC(Hブリッジ)を使うことで無接点化をしたことがあります。
ただ、電源OFF後も状態を保持し、かつ、電源OFF後に切り替えるという制御回路をつけてのもので、作った後にここまでして持たせる機能かと思い直し、結局先の左右チャンネルで配線を入れ替えておけば良いという方法に行き着きました。
>左右の球でフィラメントの+−を逆に配線しておき、定期的に球を入れ替える
西村さんもコメントしていますが、VTさんのアイデアは良さそうですね。
私はSWを入れる度にフィラメントの接続を替える方法はないかと思っていたのですが、
大電流回路でのリレーは故障の原因になるし、良いアイデアが思い付きませんでした。
「定期的に左右の球を入れ替える」・・これが簡単確実ですね。
> 左右の球でフィラメントの+-を逆に配線しておき、定期的に球を入れ替える
VT様のこの対策はやはり有効そうですね。私も特に高価な 300B に対してはそうしています。
ハムバランサーの調整できれいにハムがなくなるのであれば交流点火させています。
今思えば300Bであっても交流点火でよかったのではないかと思っています。VT-62 は 7.5V ですがハムバランサーできれいに消えます。それを思えばたかが 5V なので。
菊池様、こんばんは。
フィラメントにストレスがかかるのは私も気になるので、左右の球でフィラメントの+-を逆に配線しておき、定期的に球を入れ替えるという使い方をしています。
電子流は電源電圧に逆らえないのでハムバランサーを入れても結局-局側に回ってゆくと思いますので。
>現実には、共通のトランス・・・を介して干渉する気がしてました。
これはB巻線のように巻き数が多くて静電容量が大きくなる巻線間では、
使い方に拠っては(サークルトロンアンプ)ノイズが発生する事例があって、
以前にそれらを実験レポートをまとめてあります。
https://www.asahi-net.or.jp/~CN3H-KKC/claft/6cw5_circl2.htm
ただヒーター(フィラメント)巻線のように電圧の低い巻線は、
巻き線相互間の結合が低いので、問題になるような事はなかったです。
>直流点火だからハムバランサーを使わなかっただけのこと(それが普通の発想と思います)であり、
>むしろオーソドックスな回路路ということになります。
バッテリー駆動時代の古い回路図を見ると確かにフィラメントの片側で接続しています。
ただ、当時は真空管が常時生産されていて、交換用の球の入手もごく容易でした。
しかし今は、ビンテージ球は入手難になり、在ったとしても大変高価になので、
手元にある球を出来るだけ長く使う為に、優しく労わりながら大切に使わねばなりません。
となると、僅かでもフィラメントの片側にストレスが掛かるというのは気になってしまいます。
フィラメント自体の質量に比べたら、そんな事は全く問題ない事だと理屈では分かっていても、
「もしもの状態になったら、予備球が無い!」 という現実が重く圧し掛かるので、
私の場合は、気休めと分かっていても中点抵抗を入れたくなるのです。
菊地様
ありがとうございます。
確かに、それぞれを電池運用(A電池、B電池)し、フィラメント片側だけでマイナス極の共有が完結しているなら、干渉しないようにも思います。
ですが、現実には、共通のトランスで(別のトランスにしても、無限遠に隔離しない限り)フィラメント電源の交流分(パルスにせよリップルにせよ)は、トランスを介して干渉する気がしてました。パルス電源などになるとかなり現実的な問題になることもあるかもしれません。
他には、アースの取り方(フィラメントを片側アースする等)と局所での回路が形成されて、やはり干渉がありそうな気が致しますが。
御紹介いただいた作例は、賢明にも直流点火で片側アースを避けているわけですね。もっともこの作例は、さらに当時流行した木村氏の作例の追試であり、同氏は直流点火だからハムバランサーを使わなかっただけのこと(それが普通の発想と思います)であり、むしろオーソドックスな回路路ということになります。
逆に言えば、直流点火なのに、ハムバランサーを使うのはノイズ的には弊害の方が大きい可能性があるということかと。もっとも、フィラメント電位差による片減りを避ける意図がある場合もあり、プロコン相半ばするのかもしれません。
結論的に、理想回路はともかく、実機では、いかなる形式にせよフィラメント電源のノイズは、信号電流に影響を与えることは否定できず、そのノイズ源の1つとしてコンデンサーがある以上は、やはり「音は変わる」(人間の耳に知覚できるかどうかは別問題として)ように考えます。
ケミコンにフィルムコンを加えるのではなく、ケミコンだけ、フィルムコンだけなら聴感比較が意味を持つのではないかとも。
フィラメントのDC点火回路はフローティングになっているので、
そこに信号電流は流れないのですが、カソード抵抗を中点抵抗を介してフィラメントに接続すると
DC点火回路の正負の電位差によって、僅かに信号が漏れるかも知れません。
それで中点抵抗は使わずに、カソード抵抗をフィラメントの片側に接続してしまえば、
理論的にはDC点火回路に信号が回り込む事は無いはずです。
おんにょさんは、そんな接続方法を採用していますね。
https://onnyo01.hatenablog.com/entry/2024/07/07/170000
便乗して、きわめて初心者的な質問をお伺いいたします。
定性的なことでしか触れられないのですが、フィラメントを
カソードとする場合の、音楽信号は、ほとんどフィラメントの平滑回路
を通らない気がしますが…。
もちろん、インピーダンス等を計算すれば、全く通らないということはないのでしょうが、基本無視できるような気がします。
ただこのことは、フィラメント回路が、その出力管の音質に影響がないことまでを意味しないので、端的には、リップルの内容と質は、明らかに音質の違いをもたらす可能性はあり、そのことは、平滑コンデンサーの種類やメーカーなどの違いをも、もたらしうることになろうかと思います。
ただし、菊地様の御指摘の通り、個人的には、あまりその違いが気がつかないほうが幸せな気が致しますし、実際に気が付かないだろうことに自信がありますが。
菊池さんありがとうございます。
個人的にはケミコンがしっくり来ます
パラでフィルムコン入れても、正気なところ私には音質の差は
わかりませんでした(オイルコン、マイカコン、セラコンは未検です。)
大昔の名器とされるアンプも大部分は当時の汎用部品の抵抗、
コンデンサーが使用してあるわけですしね。
ちなみに名器の位相反転回路段にセラコンが使ってあったり、
また入力段にケミコンが入れてあったりが散見されるのは
興味あるとところです。
信号経路に近い処で部品の種類を変えるのですから、
物理的には(計測すれば)何らかの違いは在ると思います。
しかし、その違いが人間の耳で感知できるほどの違いなのか?
それは人に拠るでしょうね。
特別鋭敏な耳を持っている人なら感知できるかも知れませんが、
ほとんどの人は、判らない人の方が多数派だと思います。
自分で聴く為に趣味で作っているアンプなので、
最終的には409Bさんの気の済むようにすれば良いと思いますが、
私だったら色々変えて見て、何回か聴いて判らなければ安い部品でOKですね。
ただ、多数派の答えが知りたければ「二重盲検」という方法があります。
まずは10人ほどの視聴者と2台以上のアンプを用意して、
ブラインドで順次音を切り替えて(切り替えたフリで変えなかったり)
視聴者に切り替わったか否かだけを答えてもらいます。
つまり第一段階は試聴をする視聴者の選別で、判らないのに適当に答えている
視聴者の回答は以後無視する事で、ブラインドテストの精度を上げるのです。
そして次からが本番で、種類の違うカソードコンデンサーを付けた別々のアンプで、
その音の違いが聴き分けられるか否か、ブラインドテストしてもらうのです。
さらに・・・どちらの音が好みか明確な違いが出れば、テストは一応成功ですが・・・
ちなみに、昔のオーディオ雑誌とかで、ここまで厳格なテストをする事は在りませんでした。
注目を集める為に視聴者には有名オーディオ評論家なる輩に登場してもらうので、
もしもブラインドテストで違いが判らなかったら、以後の評論家生命に係わるので、
目の前で公開で切り替えて、「ああだこうだ」と言っている試聴レポートばかりでした。
今となってはどうでも良いですが、そんないい加減な評価で高価な機器を売りつけていたから、
昨今のようにオーディオが衰退した一因にもなったのではないか? と思いますね。
話が脱線気味で長文失礼しました。
直熱管はフィラメントがカソードになるので
DC点火のコンデンサーが音質に影響するような気がします。
電解コンデンサーにパラに入れるコンデンサー
(フィルムコン、オイルコン、マイカコン、セラコン)で
音質、ノイズに差が出るのでしょうか。
またコンデンサーの容量、耐圧でも違いが出るのでしょうか。
VTさん、ありがとうございます。
409Bさん、こんばんは。
ハムバランサーの抵抗値を上げるほどハムバランサーに流れるフィラメント側の電流が減りますから、これだけを考えるなら抵抗値は高いほど良いということになります。
ただし、この抵抗には同時にプレート電流も流れます。
中点になっているとすると、ハムバランサーの抵抗値の1/4がバイアス抵抗に加わる形となり、しかもバイパスコンデンサは付いていません。
これが一般にハムバランサーの抵抗値が100Ω程度までとされている背景ではないかと推測します。
DC点火する直熱管でフィラメント中点をハムバランサー中点または2本の抵抗での中点で接地する場合、ハムバランサー、抵抗に電流が流れる分なのかフィラメントの電圧が低下してしまいます。
100Ωでも意外と低下します。
ハムバランサー、抵抗は何Ωくらいが電圧低下の面から妥当でしょうか。抵抗値があまり高すぎると不具合があるのでしょうか。
battutさん、おはようございます。
同一のヒーター巻き線から2本の直熱出力管に電源供給する場合、たとえ出力管ごとにブリッジ整流器を設けてもそもそもヒーター巻き線は1つしかないのですからその対アース電位は出力管ごとに違う値をとることができません。
このために整流後のヒーターの対アース電位も同一となってしまい、各出力管ごとに自己バイアス回路を設けていても出力管ごとに独立して自己バイアス回路が働くことができないという構成になっていたということです。
ヒーター巻き線を分けたことでこの不具合が解消され、正しく自己バイアスが働くようになって安定したということかと思います。
ありがとうございました
真空管(出力管)は12A を2本使用
ヒータータップからブリッジを個々にとっていました
ドライバ管は 6zdh3 2本 です
電流的にはカバーできていると思いますが
出力管のプレート電圧が不安定な状態でした
やはりなんらかの影響受ける訳ですね
トランスを交換してヒータータップを個別にすると
安定しました。
battutさん、こんばんは。
6.3V3Aをブリッジ整流すると、一般的に電流が6割程度しか取れないので、1.8Aから1.9A程度が上限となります。
12Aや71Aのような0.25Aの出力管なら2本点火しても0.5AですのでOKですが、300Bは1本1.2Aですので2本で2.4Aとなり、容量overですので好ましくありません。300Bを2本点灯するならそれだけで4Aの巻線があるのが好ましいです。
で、直熱管のフィラメント側にカソードバイアス抵抗を付けたとして、これには2つの出力管のプレート電流が足し合わせて流れるので、個々の出力管の自己バイアスとしては働きません。
一方の出力管が劣化したり抜いたりすると、他方の出力間に多大な電流が流れて劣化を促進するというリスクをはらみます。
傍熱管のヒーターは、出力間の自己バイアス分のバイアスが掛かった状態となりますので、もし別途中点を作ってアースに落とすと、今度は出力管自己バイアス電圧がほぼ0となり、出力間に多大な電流が流れて最悪焼き切れることになるでしょう。
傍熱管のヒーター-カソード間耐圧は古典級では50V程度以下ですので、出力管が300Bであれば耐えられませんが12AX7, 12AU7などであれば100V程度あるので恐らく耐えられるでしょう(中国球などは耐えるかわかりませんが)
ということで、球の構成がわからないので何とも言い難いですが、何らかの問題がある可能性は高いのではないでしょうか。
ヒーター電源について
質問させてください
ヒーター電圧5Vの直熱管 X2 (出力管)
ヒーター電圧6.3Vの傍熱管 X2 (ドライバ管)
電源トランスのヒータータップ 6.3V 3A x1
電源トランスのヒータータップ6.3V 3A から
ブリッジを介して直流5V X2 (直流点火)
ハムバランサーの中点よりカソード抵抗を介してアース。
ヒータータップから直接 交流6.3V X2 (交流点火)
この時交流点火側はア-スから浮いています。
そこで両側50Ωほどの抵抗を介してその中点より
アースに落とした場合。
アースに落とすことで不具合が起きるのでしょうか?
よろしくお願いします
初心者T様
本当はマルチポストは好ましくないのですが、こちらで送信できないとのことでしたら、ぺるけ様の情熱の真空管にある「オーディオ&電子工作自作ヘルプ掲示板」
https://bbs1.rocketbbs.com/op316
の方に投稿していただければと思います。
VT様、文書中の何を削っても送信できません。禁止用語の一点張りです。
初心者Tさん、おはようございます。
貴殿が投稿されようとなさった文書の中にこの板の管理者様が不適切と設定された文字列が入ってしまったものと思われます。
「投稿についてのご注意」として明示されているのは半角の「.pl」「.ru」ですが、他にもあるのか、貴殿のお書きになった文に半角文字として読むと上記禁止用語として読むことが可能な文字コードの列を含んでしまった可能性があるかと思います。
まずは投稿しようとされた文を幾つかに分割して投稿してみるというのが一つの手かと思います。
VT様、連絡が遅くなり失礼いたしました。ただ、アドバイスに基づき再送しようとしましたが、「発言無効コードあり。使用禁止用語」となり、送信できません。どうしたらよろしいのでしょうか?
初心者Tさん、こんばんは。
残念ながら回路図がわからないので正確なところはわかりませんが、ペアは必ずしも必要はないと思われます。
そう考える理由の一つは6CK4は元々はTVの垂直偏向管だそうですから、そもそもオーディオ用のようなメーカーのペア管はおそらく無かったと思われるからです。
ということで、「ペア管」として売られているモノもせいぜい特定の条件で販売店で組んだもので、必ずしも本当のペアと言えるかどうか怪しいものがよくあるようです。
ですから、きちんと設計されているアンプであればある程度の特性のズレは吸収できるように設計されていると思われます。
ただ、任意の球の組み合わせで使えるかどうかまではわかりませんが。
プッシュプルアンプ用の出力トランスはプレート電流のアンバランス分の上限が定められていることが多いので、その範囲に収められるように球を選別する必要がある可能性はあるかと思います。
那須好男氏の6CK4プッシュプルアンプ(ラジオ技術1999年8月号)の製作を考えていますが、PPアンプの場合、ペアが必要とのことですが、所有している6CK4はペアではないようです。記事にはペアが必要とは書かれていませんが、ペアでないと使えないのでしょうか?どなたかお教え下さい。
ずいぶん古い話で恐縮です。
半導体ダイオードに直列に抵抗を入れて、それを整流管の陽極-陰極に並列に繋げば出来ます。実際に実行して問題ありませんでした。
パラレルハイブリッドです。
私の場合、直熱整流管の内部抵抗が大きすぎてB電圧が低かったのを援護するためにやりました。
それじゃ整流管使う意味ないってか(笑)
抵抗値は整流管の内部抵抗を調べてそれの数倍の抵抗なら勘弁してもらいたいです。非直線性は無視していいでしょう。
5U4Gの内部抵抗がだいたい250Ωくらいですから半導体+1kΩで願いは叶いました。5U4GB相当になりました。
漏れインダクタンスと逆回復電流のインダクティブキックを抑えるスナバを入れた方がいいと思います。
ついでにこのパラ回路が予備充電器になってくれて突入電流抑制にも役立ちます。
昔、海外の回路図で、極々稀に、
μFをuFではなく、
MF/mFと書いてあるものがありました。
差動アンプFan 様、土屋@埼玉県 様 ありがとうございました。下手の横好きなので、突然このような単位に出くわすと困ってしまい、恥ずかしながら質問させていただきました。ありがとうございました。
補足です
「uF」=「μF」です、希に1nF(ナノファラッド)=0.001μF=1000pFを使う事もあったと思います。
このURLの方が具体的で分かりやすいかな。
https://spiceman.jp/capacitor-value/
下記 URLに「コンデンサの種類と使い方」に関する記述があります。
http://www.op316.com/tubes/tips/data8.htm
拙い質問ですみません。コンデンサーについてお教え下さい。手元に、茶色で8mm角の大きさで「131J」と記されたコンデンサー(多分フィルム)がありますが、耐圧、容量等が分かればお教えください。
また、容量の記号で「PF」「μF」のほかに、「uF」という記号が見受けられますが、その容量をお教え下さい。
よろしくお願いいたします。
VT様
mj様
菊地様
(御回答順)
お三方から、優しく御指導頂き、こころから感謝申し上げます。
豊富な作例で知られるあるサイトでの記述からは、
@チャンネルセパレーションの向上(+6dB)とか、
A傍熱管では音質の向上がみられるが、直熱管ではそういう効果を認めがたい
等の指摘を拝見しました。
基本、「ショートカット」なるものが実際には頭の中で割り切って考えるほどは、ショートカットになっていないことが本質的な問題として残っているように自分には感じられます。つまり、単純化を目指したはずが、裏目になっている部分があるかと。それは、常につきものではあるのですが、平衡回路なども同様で、胸を躍らせるほどには、実は平衡性が確保されてなかったりもします。人間の耳は対数反応的なので、場合によっては計測器よりも、そのあたりを鋭敏に聴き分けることもできるのが、面白いところではあります。
もとより実験の重要性はいうまでもなく、自分としても色々と試してみた上でさらに検討を重ねていきたいと思っております。
今後もよろしく御指導の程、お願い申し上げます。
ショートカットで音が良くなるか否かは、「橋田さんの耳で判断して頂く」しか
ないと思います。それが一番納得できる回答になると思います。
金の掛かる改造だと、人には簡単に薦めせれませんが、シングルアンプの場合でも
千円以内で改造出来ますから、是非とも試してみて頂けたらと思います。
音に変化がないと感じても、悪くはならないですから無駄にはならないでしょう。
以前の私の書き込みでも「趣味の世界なので・・・」と書きましたが、
自分で聴く為のアンプなので、自分の耳が出発点であり判断基準なのです。
おんにょ さんのブログに作例がたくさんあります
ショートループでブログ内を検索してみては如何?
橋田様、おはようございます。
元々の409B様のご質問は、平滑コンデンサに音声信号が通り、それにより温室変化の可能性があるのかというご質問だったと解しております。
で、菊池様から出力ループショートカットという技術のご紹介がありましたが、あくまで平滑コンデンサに音声信号を通しにくくする方法の一つとしてだと理解しております。
私自身は、個々人の感性などが影響するらしいということや、適用するアンプによってその効果が感じられるものと、そうではないものがあるという経験から、「音がよくなった」という評価につながるかは不明だと考えております。
ということで、私自身は「音がよくなる方法」としてご紹介は致しかねますし、一技術者として「エビデンス」と云うに足るだけの科学的・客観的な実証がさえれているという情報も得てはおりません。
訂正
×ブライド
〇ブラインド
謹んで訂正いたします
VT様
迅速なる御教示に心から感謝申し上げます。
効果が限定的とお書きですが、限定的にせよ、何らかの効果があるのであれば採用の実益はあるように存じます。
ですが、せいぜいクロストークの改善なのであれば、
そもそもチャンネルセパレーションが悪いアナログ音源で
聴感上確認できるほどの効果はあるのでしょうか?
逆に、デジタル音源で徹底してチャンネルセパレーションに拘るなら
モノ×2構成にすれればよく、いずれにせよ、
結論的にショートカットに多くは期待できないようにも感じますが…。
生意気を申して申し訳ありません
なんとなく、「ショートカットで音が格段に良くなる」等の御回答を
期待していたものですから。つまりそもそもの出発点は、
平滑コンデンサーに音楽信号が通過するのが厭だ、だったら
ショートカット回路を、となっていったはずで、その結果として、
音が良くなる、でなければならないのでは?
電解コンデンサーそのものではなく、平滑コンデンサーを通らずに
再生されうる音が、違うなら、ショートカットを採用するメリットはあろうかというものです。
電解コンデンサーの音に与える影響は、振動にあるそうで、
しかし自分は、幸か不幸か平滑コンデンサーの種類による音の聞き分けはできません。どれも同じように聞こえます。
コンデンサーの違いにせよ、ショートカット回路にせよ、
音が違うならそれがどう計測されうるのか、仮に計測されなくても、
二重ブライドテスト等で聴感上の違いをはっきり区別でき、
さらにその区別が、音の良し悪しとして、論証できるのか、について
先行する記事などがありましたら、拝見して勉強させて頂ければ。
橋田様、こんばんは。
@ はい、先の投稿にも書きましたが、ショートカットのメリットは大容量のコンデンサでカソード抵抗がバイパスされている一般的な真空管アンプでは現れにくいものとなっているために一般には使われていないものと思います。
おそらく、昔は大容量の電解コンデンサが製造できなかったために、これを補う技術として工夫されたというのが始まりではないかと想像しております。
しかし、現在ではカソード抵抗に並列に大容量の電解コンデンサが接続されているために、先に書いた要件を満たさないために貴殿もお考えのように効果は限定的となりやすいので、部品の増えるデメリットとのバランスで一般に採用されていないものと思います。
逆に適した回路形式で用いた場合は、チャンネルセパレーションの向上などで計測可能な効果を得ることもあります。
VT様
菊地様
丁寧にありがとうございます。
お二方の御説明には、きわめて一貫したものがあることがよくわかりました。ありがとうございました。
その上で、
@ショートカットのメリットが分らないのです。
ショートカットすると、計測上も聴感上も何らかのメリットがあるのでしょうか?
Aかりにあるのだとして、ショートカットは、実は、程度の問題であって、100%完全に信号電流がそのショートカットを通るわけではなく、かならずインピーダンスに従い、分流するはずで、例えば99%だったとして、
音圧にすれば-20dBに過ぎず、聴感上の影響が全くなくなるわけでもない気がします。つまり、かえって回路(信号経路)が複雑になっただけのような気も。
失礼を顧みず、素人の底浅い考えにお付き合いいただければ幸いです。
VT様、菊地様
早速のご回答、ありがとうございました。