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永らくご無沙汰いたしました。前回投稿したのは何時だったでしょうか?カナダのスガハラです。手作りアンプの会がご健在で何よりです。度々ご指導を頂いた宇多さんのご健在ぶりを嬉しく拝読させて頂いております。さて、永らく引っ込んでいましたが私のシステムは真空管アンプから全て半導体(IC)となりました。音響設備は音楽を楽しむ為と割り切りプレゼンスを重点にスピーカーを多数使いシステムを構築しました。現在は片側15個のスピーカー合計30個のシステムです。スピーカー毎にアンプを繋いでいます。アンプは20ペアー(左右)40個のスピーカー迄繋げます。スピーカーを多用することで色々なメリットがあります。先ずは低音が素直でド迫力な事でしょうか。音量を大きくしても歪感がないことも素晴らしい点です。大音量時でもコーンの動きは殆ども目視出来ません。歪が少なくなると考えられます。続きは次回と言うことで今日はこれで失礼いたします。スガハラ カナダ在
・・・にしても、「断捨離」蹴とばすようなシステムですな。スバラシイ!
スピーカー(以下SP)多用の理由は初めは数個だけでしたが数を増やす毎に何かしら音が良くなるような気がしたのが切っ掛けでした。色々と理由を頭の中で考えたのですがSPを一つづく切り替えて聴いて分かったことはどんなSPでも必ず個性が出てきます。そこで特性の異なるSPを同時に鳴らすとその個性がSPが増える毎に少なくなる傾向があると分かりました。そしてSPの入力(アンプ出力)が少なくなると個性が少なくなるようにも感じられました。ヘッドホン等は1mw程度の入力なのでSP(振動板)の個性が出にくく綺麗な音になるのではないでしょうか。私のシステムでも通常の音量であれば精々各々のアンプの出力は100mw以下だと思います。それでも左右で3Wとなります。これは可なりの音量です。一個のSPに3Wを入れるのと30個のSPそれぞれに100Mwで鳴らすのとでは音量に大分差が出てきます。今日はこの辺で、、、、
さて、現在30個のSPを使っていますがその中で古株は三菱の六半とパイオニアのPAX-20Aです。もうかれこれ50年使っていることになります。それでも音はチャンと出してくれています。古いと言えば今のシステムには繋いでいませんがGoodmans(イギリス)の10inも低音部は確りと作動します。SPの寿命は長いですね。多分能率の劣化等があるのでしょうが実用的には問題ありません。何方かSPの寿命についてご存じの方居られましたら教えて下さい。
こんにちは素材、大きさ、構造、をできるだけ幅広く分散させるという事でしょうか、何となく納得できます。スピーカーの寿命について少し纏めてみました、素人なので怪しげな内容かと思いますが参考までに。カナダは涼しいでしょうから羨ましいかぎりです、これからの季節は紅葉が最高でしょうね。
SPの寿命に関しての情報ありがとうございます。三菱の六半のエッジを一度替えました。パイオニアはオリジナルですがエッジは健在です。他のものはPana やTechincsのシステムは中がどうなっているか分かりません。でもそれなりに鳴っていてくれるので良しとしています。他のSPは日本に行く度にOne Pair, Two Pairと買って帰り箱を自作して来ました。殆どシングルコーンのフルレンジを使いネットワークとか位相等難しい(面倒くさい)事から逃げています。何れにしてもコーンの揺れが極僅かなので其々遠慮しながら協調して好い加減に鳴ってくれています。コロナでこの前日本に行ったのは2019の秋でそれ以来SPは増えていません。 さて、カナダの気候ですが先週まで雨も降らず30度を超す暑い日が続いていましたがここ数日は25度前後で雨もそれなりに降る様になり庭の芝生も大分緑が濃くなりました。
我が家のアンプ出力は普通だと大体100Mw以下と書きましたがお陰様で高価なSPケーブルを使わなくて済んでいます。ただSP一つにつき5M程の線を使っていますので合計で150メーター程となり安物のGage22ですが50ドル程度は使っていることになります。何れにしてもSPケーブルでの損失は少なく音質劣化も少なくなるのではと想像してます(自己満足です)。前回当地の気候について書きましたがあれは当地すなわちGTA(Great Toronto Area)の事です。カナダは広いので8月といえども北の方では雪が降ってるかもしれません。訂正いたします。
私のシステムの特徴を色々と書きましたがもう一つ挙げられるのは男性アナウンサーの朗読などで低音部のモガモガ(何と表現したら好いか?)が無い或いは少ない事があげられます。SPのコーンの過振動が無いか少ない為ではないでしょうか。ただこのモガモガが録音時のマイクの特徴であるとすれば我がシステムはアンプ出力に対してSPが正しく作動していないとなります。昔話になりますが城達也のジェットストリームの朗読のカッコよさが無い或いは(低減)されています。ジャズ等のベースの後をひく音も少なくなっているようです。各々のSPシステムに個性がある様に多数SPを使うシステムも少ないとは言え矢張り個性が出てします様です。ただ良く録音されたものは長く聞いていても耳の(脳味噌)疲れがありません。
胴真声とか言ってました。男性の(特定の範囲の音程の)声が響く症状ですよね? オーディオフェアでの晴れ舞台でも、(最近は少なくなりましたが) 発生していた様な....。
レス有難うございます。そういう言葉がある事さえ知りませんでした。私がモガモガと書いたのに良く分かってくださいました。この胴間声がSPの過振動のせいかマイクの特性か良く分かりません。昔のベロシティーやダイナミック型マイクの場合はモガモガが大きかった気がします。今のキャパシティータイプは振動板のマスが非常に軽量でモガモガが減っている気がします(私の勝手な見解です)。
自己レスです。ヘッドホンの音は良いのですが頭の中心で音が鳴るのはどうも頂けません。やはり音は前から出て欲しいのです。それからステレオの場合拍手の音が前からするのは不自然です。最近、映画などでは前後の音も表現できるそうですが我が家のテレビは安物で音は前からしか出てきません。ステレオの場合は左右はそれなりにセパレートするものの前後と上下の表現は不可能ですね。いつかNHKの研究所で上下も表現できる技術が出来たと放送していましたがどんな原理なのでしょうか?
セーム皮エッジの作り方についての動画をアップしました。http://query1576.livedoor.blog/archives/31010784.html
和紙とセーム皮を複合化させることにより汎用性が高いセーム皮エッジを作りました。詳細は、下記ブログを参照ください。http://query1576.livedoor.blog/archives/30767667.html
個人的に、交換エッジは(可也ウレタンに近い音質が得られる今は亡き日野の)不織布エッジを良く使ってます。尚、素材は東レのウルトラスエード(エクセーヌ)で、それをプレス加工したものです。(最外周38cmだけ一回使ったので痛んでます...)
4L箱にφ50mmチタンドームミッドレンジで3way、このギクシャクした構成に魅せられ30年物ですが買ってしまいました、最高の人の声を出したいという設計者の意地を感じます。特性は添付の通りで、心配だったウーファーとミッドレンジのエッジ硬化はないようです。15Lの箱に入れツイーターを何とかすれば素晴らしい音が出る様な気がします。
https://audio-heritage.jp/JBL/speaker/controlwave.html57Hz〜となっているのに恐ろしく低音が出てないですね。インピーダンス特性も見たいですが在りますか?
こんにちはご無沙汰してます、お元気でしょうか、埼玉は雪です。そうですねビックリする位出ないです、PA用途なのでボトムしないよう意図して低域を出していない、と思ってますが分りません。単体foは高めの75hzです、ラバーエッジの硬化が進んでるようでもないので元々こんな感じの特性かと思ってます。ウーファーは改造するつもりなので箱実装のz特性は測ってません。参考までに再測定した各ユニットのf特を添付します。
宮崎は晴れて気温は高めで良い天気ですが埼玉は雪が積もるかもですね。インピーダンス特性無いのは分かりました。記事が大変参考になりました。Pa用は100Hz以下はカットすると言う位なので低音が出てなくても問題無いようですが仕様と極端に違うのが気になりました。JBLの業務用の仕様は低音が良く出る舞台置き2π空間のものがあったので興味がありました。
ウーファーのサラウンド(エッジ)が、当初より硬化している事が想定されます。 ゴムのマリンズ効果(Mullins effect)を狙って、エージングを行うとか、ゴムの軟化剤を塗布するのは如何でしょうか。
田中@浦和さん、おはようございます、埼玉は毎日暖かく白梅も咲き始めいい感じですね。早速オリジナルのウーファーを分解しパーツのコンプライアンスを測定しました、ダンパ1.7mm/N、サラウンド5.5mm/N、合計1.3mm/Nが結果です。コンプライアンスと質量だけでfoが決まる訳ではないと思いますが支配的要素ではあり、今回の場合ダンパが非常に堅く設定してあるので意図した特性のようです。ちなみにバスレフポートもかなり高めの150hz弱です。サラウンドはナチュラルラバーの高級品を使用していて、今の時代ここまで柔らかく内部損失の多い物を市販で入手するのは困難で、私の大事なお宝です。
米国community社のD5(天井埋め込みタイプ)で使われている4インチのユニットです。hifi用途で使えないかと思い中古を購入してみました。TWはホーンなのでWF振動板での反射は少なそうで帯域も2k〜12k位までありましたが、凸凹が多く使いこなすのが難しそうです。又WFはPA的で低域がでません。天井埋め込みやPA用はヤマハ、LINN、JBL、Bose、EV等有名ブランドがユニークな小型フルレンジを出しているので楽しいですね
インダクタンス削減と制動力最適化の為に一層巻を試していますが、銅線一層だと弱くて真円を出すのが困難です。対策としてボビンとコイルの間に0.3mm斜めスリット付きの紙シートを追加し、銅線の戻しにも使える様にしてみました。結果ボビン厚0.7mmで格段に強くなりました。写真は制作途中の物で巻き線端の型を整える為細い銅線で整形あり、線は完成後取除きます。
Technicsのツィーター "EAS-10TH1000" を入手しました。最高域〜150KHzまで再生可能…! 8KHz/HPFとしました。 6KHzのフィルターを同居させて、ケースに収めてみましたが…良い結果が得られませんでした。画像のような仕上げになりました!
HILO@町田さんの図とそっくりで驚いています。そのシミュレーションサイトのURLを教えて頂きたいのと、基音だけが振幅を抑えられる理由も分かれば教えて下さい。結局音響管型では基音の音圧を大きく出来ないのでバックロードホーン型で改善すると言うことだと思っています。
シミュレーションに使用したソフトはLeonard AudioのTransmissionLine というすでに開発が終わってしまっているソフトですが、作者の好意で以下のDIY Audioフォーラムのページから添付ファイルとして落とせます。(tline_insaller.zip #803の書き込み添付ファイルです)URLを書くとエラーになるのでQRコードにしました。
ご指摘のようにリップからの音は極端に「ビヨーン」と尾を引くほど強く共鳴させない限りは音圧的にゲインを持たせることは難しいと思います。気柱のλ/4共振周波数で振動板の振幅が抑えられるのは、定在波の節(Pressure=圧力が一番高いポイント)に振動板があるためで、このとき開口部の少し外で空気の移動速度(Velocity≒音圧)は最大になります。例えていうと、テコで支点にとても近い場所を力点として動かそうとしているような状態で、スピーカーの振動板がほんの少し動いただけでも支点から遠い開口部(=作用点)は高速で大きく動くような状態だと思って貰えばよろしいかと思います。基本的にTransmissionLine型は強めにダンプしてタイトな低音が得られる事が魅力なので、いわゆる共鳴管型のスピーカーエンクロージャーとは違ったチューニングのアプローチが必要ですね。宜しければ、私のwebページもご覧になってみてください。
トランスミッションラインシミュレーションのダウンロードは、ウイルスソフト関係で禁止になっていてダメでした。https://transmission-line2.software.informer.com/3.6/http://park8.wakwak.com/~hilo/audio/spk_mltl/index.html記事を参考にしました。http://t-linespeakers.org/design/MJK-for-dummies/index.html の記事から引用した図でよく見たら、共鳴周波数でインピーダンスカーブが凸になるのはユニットの振幅が大きくなると思っていましたが、記事引用図のように周波数の僅かな違いで凹で振幅しにくい所と凸で振幅しやすくなる様子を考えると、ユニット部(閉端)が共鳴で音圧が2倍で凸になる周波数と振動板が押し込まれて凹になる周波数があるので、共鳴周波数で一概に振動板振幅が大きくなると考えるのは間違いかな?と思うし、ヘルムホルツ空洞共鳴箱で音を吸音に利用することと、密閉型で背面壁との反射で定在波が出来る開管共鳴(両端が自由端)になってユニット振幅が大きいけど出る音が小さいことの逆作用を解明できるかも?と思うのでインピーダンス測定にも努力したいと思います。ありがとうございます。
本文なし
逆起電力で閉管共鳴周波数の3倍音や5倍音のインピーダンスが大きくなっているのは振動板が良く動くから?と思うのですが、基音だけがバスレフ空洞共鳴みたいに低音共振周波数Fsを割って入ってインピーダンスが小さくなっているのは振動板が動きにくくなっているからと想像しています。理由が分かりますか?又は想像して欲しいです。
バックロードホーン型シミュレーションや実際のインピーダンスは1m長さのホーンや1m閉管共鳴基音も同様に85Hzで凹むようですが、他の3倍、5倍音など奇数倍音は逆に凸になっています。基音部が凹になる原理は管内の共鳴では理解出来ないのです。スピーカーから出る低音だけが背面から回り込んで振動板振幅を抑えるのではないか?と考えていますが理論計算はどのようになっているのでしょうか?管共鳴の原理を理解するために実験している状況です。なにかヒントでもお願いします。
FR88EXでシミュレってみました。まず、SP前からの音圧と、リップからの音圧特性です。
振動板の振幅特性とリップの流速特性です。振動板は制動が効いている周波数では振幅の節となって動きにくくなるので放射される音圧が低くなり、代わりに開口部は振幅の腹となるので音圧が上昇します。
左上が輻射抵抗で誘導的な分が多いですね。その下は入力抵抗で振動板の駆動する際の重さに相当すると思います。右上はSPユニット単体のインピーダンス特性で右下はマウントした状態のインピーダンスカーブで最初にアップされているグラフと同じカーブですね。
この形態のエンクロージャーはトランスミッションライン型そのものなので。 定石どおりに3次と5次の管共鳴の振幅の腹にあたる部分に吸音材を入れたときの総合特性をプロットしてみました。
fostexの古いフルレンジUP-133のボビン内側の銅線引き出し線部の拡大写真です。fostexのフルレンジは昔から一層巻で大きな磁石が特徴です、一層巻はインダクタンスが小さく高域再生に有利で、二層巻きに比べ弱い駆動力を大きな磁石でカバーします。一層巻の場合コーン側から巻き始めると巻き終わりが反対側なので、線をコーン側に戻す方法がチョット面倒です。fostexは線を0.1mm厚位に潰し、ボビンの1mmくらいの継ぎ目の間を通して戻しています。力技ですがなかなか凝った作りだと思います。
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