投稿者: 菊地
投稿日時: 25/09/23 12:11:40
信号経路に近い処で部品の種類を変えるのですから、
物理的には(計測すれば)何らかの違いは在ると思います。
しかし、その違いが人間の耳で感知できるほどの違いなのか?
それは人に拠るでしょうね。
特別鋭敏な耳を持っている人なら感知できるかも知れませんが、
ほとんどの人は、判らない人の方が多数派だと思います。
自分で聴く為に趣味で作っているアンプなので、
最終的には409Bさんの気の済むようにすれば良いと思いますが、
私だったら色々変えて見て、何回か聴いて判らなければ安い部品でOKですね。
ただ、多数派の答えが知りたければ「二重盲検」という方法があります。
まずは10人ほどの視聴者と2台以上のアンプを用意して、
ブラインドで順次音を切り替えて(切り替えたフリで変えなかったり)
視聴者に切り替わったか否かだけを答えてもらいます。
つまり第一段階は試聴をする視聴者の選別で、判らないのに適当に答えている
視聴者の回答は以後無視する事で、ブラインドテストの精度を上げるのです。
そして次からが本番で、種類の違うカソードコンデンサーを付けた別々のアンプで、
その音の違いが聴き分けられるか否か、ブラインドテストしてもらうのです。
さらに・・・どちらの音が好みか明確な違いが出れば、テストは一応成功ですが・・・
ちなみに、昔のオーディオ雑誌とかで、ここまで厳格なテストをする事は在りませんでした。
注目を集める為に視聴者には有名オーディオ評論家なる輩に登場してもらうので、
もしもブラインドテストで違いが判らなかったら、以後の評論家生命に係わるので、
目の前で公開で切り替えて、「ああだこうだ」と言っている試聴レポートばかりでした。
今となってはどうでも良いですが、そんないい加減な評価で高価な機器を売りつけていたから、
昨今のようにオーディオが衰退した一因にもなったのではないか? と思いますね。
話が脱線気味で長文失礼しました。